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2018年10月28日の撮り鳥その2

今季、葦原遠征第一回。今回はこの時期はシーズン突入というということもあってそれなりに注目されますが、猛禽界の貴公子と呼ばれるあの鳥さんや岡本太郎のオブジェが飛んでいるようなあの鳥さんが飛来すると、とたんにタダチュウなどと言われてぞんざいな扱いを受ける可哀想な鳥さんです。


朝の早い時間にチュウヒさん葦原に降り立ちました。


赤褐色のお腹、ブルーグレイの羽、頭は褐色という訳で大陸型に近い国内型という感じでしょうか。


午前中はこんな感じで葦の刈り取られた草の低い場所に何度か降り立ちました。


人工物を背景に。


頭が白いので若鳥さんかな。


ホバリングしながら餌を探すチュウヒさん。下でパイプに止まっているのはノスリさんです。


これは地面に降り立った1枚。空気の揺らぎが激しくなんとか生き残った1枚です。


チュウヒさんは時折、近くを飛んでくれます。


獲物を狙って上空から下を眺めるチュウヒさん。


羽にズクロチュウヒさんと同じブルーグレイの部分があります。


目が良く入った1枚。ちょっと目つきが悪いけど縦に切り出してみました。


目が出た1枚で終了したいと思います。まだここには別の猛禽さんもいます。次回はここの住人と思っているチョウゲンボウさんとノスリさん編です。

2018年10月28日の撮り鳥

今季初の葦原詣でに行ってきました。まだ少し早いかなあと思いましたが、チュウヒさんはそこそこの個体数が入っている模様。そして未見のズクロチュウヒさんが入っているとの情報。気合を入れて前日現地入り、現地には日の出前に到着しました。


6:45頃お目当てさん出現!東の空から目の前を横切っていきました。


ズクロチュウヒと呼ばれていますがあくまでも俗称。実際はチュウヒの中でも大陸型と呼ばれるものの中の頭の黒い個体です。


ズクロチュウヒさんは葦原に一旦潜って、7:55頃再び浮上。餌を探して巡行した後、再び葦原に隠れました。


しかし、この大陸型チュウヒの定義がよく分からない。ワシタカ・ハヤブサ識別図鑑あたりがこの辺について最も詳しいと思うが、ここを見れば明瞭に見分けられるポイントというのは明記されていない。


基本的には国内型成鳥の頭部は褐色がかかったものが多く、大陸型♂成鳥の中に頭部(や他の部分)が黒い個体がいるということなのでズクロ=大陸型という考えでいいのだろう。


午前中は10:30過ぎに登場したのを堺に低迷した。この場所の特徴として9時を過ぎると陽炎が強くなり写真が厳しくなる。ミサゴのポイントに移動しようかななどと思ったがもう少し留まることにした。


13:00過ぎにお昼寝場所から浮上するとやや動きが活発になってきました。


背景は油絵のようになってしまうが、ズクロチュウヒさん本体は意外に大丈夫。ハイイロチュウヒさんなどを撮るとのっぺりとした画像になってしまうが、そこまでの影響は出なかった。


思いっきり背景に人工物が写っているが飛翔姿がいいので。


しかし、ズクロチュウヒさんなかなか近くにやってきてくれません。こんなポーズで近くを舞ってくれればいいのですが。


木を背景に回り込んで飛翔。


上空から葦原に降下。背景の人工物から空気のゆらぎを感じることができると思います。


同じような葦原への降下。


そこから葦スレスレを飛びます。やっと人工物が写り込まない写真ですね。


さて再び東の空から飛ぶ画像で終了です。さてズクロチュウヒさん中心にお送りしましたがここは猛禽天国、他の猛禽も見られます。まずは同種のチュウヒさんから紹介していきたいと思います。