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CP+レポート

16日はパシフィコ横浜で行われたCP+に行って来ました。
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まだ、道路に雪が残る状況でしたが、前日の中止もあって会場は大混雑。人込みをかき分けて一目散に向かったのはもちろん、あのブース。。。

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トミーテックのBORG。このブログに載せる写真のほぼ100%がこのBORGで撮っています。
元々は天体望遠鏡メーカですが、現在はデジボーグと呼ばれるデジタルカメラを直に望遠鏡で繋ぐ方法にも力が入れられており、軽量で大望遠かつ高解像度ということで私の様な鳥カメラマンの強い見方になっています。

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そして、今回発表になった新しいBORGのフラグシップ90FL、口径90mm、焦点距離500mm、f値5.6、フローライトとメーカ純正の大砲に迫る(一部では凌駕する)性能を発揮するでしょう。

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正面から90FL、500mmの文字が見えます。既に発売されている89EDは焦点距離600mmこちらと迷います。90FLは89EDより明るいので、マニュアルレンズをAF可能なテレコンバーターで半AF化するAFボーグと呼ばれる方法をとっている人には90FLが選ばれるかも知れませんね。正にプアマンズゴーヨン(実際にはゴーゴーロクですけど。)

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こんな手持ち出来る迷彩テープが巻かれたものも置いてありました。持ってみた印象は意外と軽い、レンズ部分が約1kg、BU-1が約1.2kgの合計2.2kg(これは80Φ鏡筒なので違いますが)なので純正500mm単焦点に比べると大分軽いです。

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お値段は89EDの倍?もしくはレンズ単体で18〜19万円なんて言う話もスタッフの方から聞きました。Dfが半AF化出来ればこちらがいいかな。89EDと発売の夏まで悩みたいと思います。

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その他、コ・ボーグの愛称で呼ばれる36EDも注目を集めていました。4.5インチのスマホと比べてもこのコンパクトさ、しかも200mmの望遠。V1との組合わせなら540mm。これも欲しいなあ。

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次に行ったのがSIRUIのブース。三脚などを中心に製品を展開する中国メーカで、価格.comで評判が良かったので一脚を購入しました。これがなかなか品質が良かったので購入を考えています。見事にジッツオをピーコしてますね(^^;

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こちらがお目当てのジンバル雲台。動き回る鳥を追うのには最適です。アーム部分がカーボンと言うのはSIRUIの特徴です。

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三脚も強化したいところ。R4203Lかなと思いましたが、その下の4203で十分と思いました。こういうのが確認出来るのも展示会のいいところですね。

ここまでがお買い物リスト(笑)
後は興味あるブースだけを回りました。

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シグマはこれ。DP。独特のフォルムです。グリップ部の出っ張りが大きく、予想より大柄に感じましたが、逆にボディサイズに比べて軽量と思いました。

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鳥屋さんの憧れの的、カワセミ撮りや飛びもので威力を発揮するD1桁の最新版D4s。ただし、注目度は低く、会場の片隅でぽつんと飾られていました。寂しきフラグシップ。。。DSC_4820

そして、色々お約束(^^;DSC_4783

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番外編 X-T1プロ写真家トークショー

X-T1のの新製品体験イベント「X-Photographers × X-Lovers Festival」に行ってきました。X-T1のタッチ&トライ及びプロ写真家ハービー山口さんのトークショーが行われました。

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会場1階にX-T1の体験コーナーがありましたが、実はタッチ&トライの会場はトークショーが行われた2階でした。一般来場者(トークショーは事前予約制)も触れる体験コーナーでX-T1の実機初体験をしました(^^;

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X-T1の最初に持った印象は小さい!標準ズームレンズが非常に大きく見えます。
疑似的なペンタ部分やボディの革張り部分など、Dfに似ていると言う印象を持つ人も多いかともいます。ただ、サイズ的には全く違うので私的には違うモデルに思えます。

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このカットもレンズの大きさばかりが目立ちますね。それだけ、ボディが小さいと言うことです。

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X-シリーズ初のバッテリーグリップ。この辺りもX-T1のキャラクターを示すものかも知れません。レンジファインダータイプでじっくりスナップやポートレイトを撮るタイプからスポーツやネイチャーなど高速なAFや連射性能を生かしてアクティブに撮影するタイプへの変更。
そこにはバッテリーの持続時間が重要と言うことなのでしょう。

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やはり特徴的なのは、この軍艦部。X-シリーズとしては初めて左側にもダイヤルが付きました。ISO感度と連写モードの切り替えが出来ます。ボッチを押しながらダイヤル操作をする(ロック機能)のはDfと同じです。右側にシャッタースピードと露出補正のダイヤルがあるのは従来のX-シリーズと同様です。

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背面のレイアウトも大きく変わりました。まず目につくのは大きなファインダー。マルチビューファインダーと呼ばれるこのEVFはAPS-Cとしては最大とのこと。確かに大きく見易いものの、有機ELがギラつく感じもあり個人的には同じEVFでもα7の方が見え方は良好に感じました。当然、光学ファインダーのDfには比べるまでもありません。
タイムラグ0.005sという表示速度が実用的か飛びものを撮って試してみたいものです。
液晶はチルト式を採用、マニュアル時に活躍するフォーカスアシストはボタンが独立しました。これは防塵・防水ボディということで従来のダイヤル部分を押し込む機能を止める必要があったからだそうです。

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左側面。マイクロフォンやHDMI、USBなどのポートがあります。

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右側面。メモリカードスロットがあります。世界初の高速規格UHS-II対応だそうです。

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底面部分にはバッテリーのスロットがあります。バッテリーグリップ用の端子があるのは今までのX−シリーズと違うところです。

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広い会場はほぼ満員。X-T1の人気の高さが伺えます。

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ハービー山口さんのプロフィール紹介がまず行われました。

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ただし、すぐにトークショーに行かず、X-T1の座学が。APS最大のファインダーサイズ。
EVFの最大の弱点であるタイムラグは従来製品の1/10である0.005sに短縮。
一眼レフカメラのミラーアップのラグを考慮すれば、一眼レフと同等の撮影速度は確保出来ているのではと。またファインダーを一眼レフの様にセンターに配置したのは、スポーツやスナップ撮影時に最適な位置であることと、大型のファインダーのメカを納めるにはこの位置しか無かったとのこと。海外ではペンタのあるカメラでないと売れないと言う営業的見地からではないんですね(^^;

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ハービーさんは写真好き、話し好きのおじさんという印象。人が好きなので、すれ違う人は全て撮影するとのこと。確かにX-T1で撮ったという写真もポートレイトが多いです。
EVF 0.005sのタイムラグと言う高速性をアイスクリームを食べる時にさじを口に持って行く瞬間を捉えられたとのことで、その実用性を表現されていました。
日常の愛機はX-Pro1だそうですが、今回のX-T1の撮影も含めて普段からポートレイトを顔認識機能で撮影しているとのこと。これには、司会者も会場からも驚きの声が上がっていました。

さて、全体的なX-T1の印象としてはコンパクトで非常に引き締まった印象。革張りのボディの質感も良く、非常に高級感があります。
連写モードをCH(高速連写)にしながらカメラを左から右へ水平に降りながら撮影してみましたが、ピントはちゃんと追随してきました。これならば動きものにも付いて行けそうです。実際にフィールドでハヤブサの飛びものを撮ってみたいですね。

最後にカメラのモニタ募集があるならよろしくお願いします(笑)いつもレンズのモニタに応募するんですが、採用されないんですよね。