アーカイブ : 2011年 7月

【MeeGo】【N9】Michal Jerz氏のN9、N950ファーストインプレ


Michal Jerz氏はMy-Symbian.comを主催するNokia/Symbian系のスーパーパワーユーザです。氏は発売前のプロトタイプを借りてテストすることも度々あり、今回もかなり長い間N9、N950をテストする機会を得たようです。
My-Symbian.comのフォーラムに書かれた氏のファーストインプレを紹介します。

1.パフォーマンス
・Cortex-A8 1GHzのシングルコアCPUだが性能は十分。
・UIは100%スムーズでiPhone4に劣るところは無い。
・マルチメディア性能も良好。

・ビデオ再生は撮影した720pの動画再生は完璧
・YouTube 720pの動画は重い。
・YouTubeのN9と同じ解像度(854×480)FLVファイルの再生は完璧で非常にいい。
・カメラはライブフォーカス機能を持ち、画面タップで焦点の変更が可能。

アプリケーションの切り換え、スクロール、マルチタップジェスチャーのパフォーマンスやスムーズさは使っていて楽しくなる。

1GBのRAMは速いCPUより重要で、パフォーマンスの向上に貢献している。

2.安定性
Harmattanはmaemoと同じくらい安定していて、エラー、フリーズ、再起動を見たことが無い。

3.デスクトップが無い
・アイコン、ショートカット、ウィジェットを置くデスクトップが無い。
・その代わりは待ち受け画面で時計や日付、いくつかの状態アイコン(無線、Bluetooth、バッテリ、WiFi)
・現在ここが一番残念な点。

4.製造クオリティ
・N9/N950の製造クオリティは非常に良い。
・N9のポリカーボネート、N950のアルミの材質は非常にいい。
・N950のキーボードはNokia史上最高のキーボードの一つ。フィーリング

5.仮想キーボード
・ランドスケープならかなり使える。
・予測変換やエラー訂正もある。
・縦型レイアウトは自分の好みには小さすぎる。
・各国のキーボードが用意されていて、設定されているキーボードは1、2秒で出る。

6.互換性
・多くの部分がMaemo5に似ている。
・本家MeeGo、MeeGo DE for N900(開発者バージョン)の.rpmに比べればまだdebパッケージが使われている。
・N900用のQtアプリケーションの多くが問題なくN950で動いた。
・Qtではない(例えばHildon)アプリは一般的に動かない。※HildonはmaemoのUI
・MaemoからMeeGoへの移行としては悪くないと判定出来る。

7.マルチタスク
・1GBのRAMによって複数アプリを快適に起動出来る。
・多くのアプリを立ち上げてもUIはスムーズ
・マルチタスク画面はピンチでズームに対応している。(2×2と3×3の切替)
・N950はアプリ終了の方法がキーボードからCtrl+Q、N9は画面下へスワイプすることで終了出来る。

8.カレンダー
・複数カレンダーのサポートと色分けをサポート。
・デフォルトのカレンダーを設定したり、各々のカレンダーを表示/非表示に出来る。

9.Contacts
・お気に入り機能。タップにより星印を付けると常に上位に表示される。
・サムネイル/アバターの自動作成(持ってない場合はイニシャルに応じて自動作成)
・クイックスクロール。スクロール時にアルファベットが表示
・グループ機能
・個々に着信音の設定が可能

10.Bluetooth/自動車/音声制御
・現在のビルトではサポートされていないため簡単にCarKitに接続し、発信したり、電話を受けたり出来ない。

N9は非常に滑らかなUIが特徴で1GBという豊富なRAMに支えられています。Michal氏はmaemo5のデスクトップがなくなった事を嘆きますが、デスクトップを廃しアプリケーションラウンチャ、タスクマネージャ、アプリケーション実行画面を並列に扱い、swipeで切り替えていくUIを構築したおかげでシンプルでエレガントなUIになったのだと思います。ここは異論があるところですが、今後製品版が発表された暁には更なる詳細レビューが出るでしょうから非常に楽しみです。

【Symbian】Symbian Design Guidelinesから次期Symbian Belleを予想する

X7やE6の出荷でSymbian Annaが既に一般的になり、次のOSの噂が出回り始めています。次期OSの名称はSymbian Belleといい、以前はSymbian FoundationでSymbian^4と呼ばれていたものの機能や特徴を大きく引き継ぐものです。これはSymbianがユーザエクスペリエンスの改善と言う大きな目標の達成の為に当面のゴールとして設定していたものであり、現状Nokiaのスマートフォンプラットフォームの戦略転換を受けた今はSymbianの最終ゴールと認定されるべきものだと思います。
All About Symbianでは最新のSymbian Design Guidelinesを検証する事によりBelleの全貌を予想するという試みがなされています。いつも通りの下手な訳で大変申し訳有りませんが、Belleを占う上で非常に重要な記事だと思いましたので、日本語訳してみました。

以下が記事の翻訳になります。

Nokia Developerで公開されている最新版のSymbian Design Guidelinesにおいて、Symbian UIの将来の外観とスタイルを見ることが出来ます。これらは次期Symbianのアップデートの一部として提供されると予想されています。このアップデートはSymbian Belleと呼ばれ、Symbianの歴史上最大の視覚的変化を(少なくともAVKON UIに対して)得ますが、UIにおいては変化よりも進化が大きいと言えます。

NokiaはSymbianプラットフォームの次のアップデートに関して、開発においてホームスクリーンのより柔軟なWidgetやソフトキーを廃し新しい外観のステイタスバーを装備する事以上には、非常に僅かな情報しか公開していません。現在は公式な発表は無く、10月のNokia Worldにおいて公開すると言うのが最も予想されるシナリオでしょう。
Design Guidelinesは完全な新しいUIの外観を見せてはくれませんが、かなり有用な概要を示してくれます。ターゲットはQt Quick Components 1.0 for Symbianを使う開発者であり、Symbianプラットフォームの現状もしくは将来のネイティブな外観や感覚に合致するような新鮮な外観のアプリケーションを簡単にデザイン出来る事を目指しています。

ガイドラインノート:
SymbianはAnnaのリリースの後、デザインとユーザ体験のいくつかの新しい変更が導入されます。Qt Quick Components 1.0 for Symbianは新しいSymbian Design Guidelinesをフォローする最初の実装になります。Qt Quick Components 1.0 for Symbianはアプリケーションに新鮮な外観を提供するだけでなく、Symbianの仕様にも対応します。
現在このガイドラインに従ってアプリケーションを提供することは、消費者が彼らのSymbianデバイスにインストールしたアプリと若干の違いが生じることを意味します。この変化は、よりモダンなデザインを含み、Symbianの間もなくくるユーザ体験と一致することにおいてより良いと言えます。

以下に幾つかの変更と追加の概要を示します。追加の詳細は完全なDesign Guideドキュメントで確認する事が出来ます。

ステータスバー
ステータスバーは単一のライン上にステイタスアイコン(電波強度、バッテリ、時間)が配置されスリム化されます。

ツールバー
ソフトキーに主導されるメニュー(オプションメニュー)と下部のツールバーは統合されて以前の半分のスペースを使うようになります。Closeボタンはユニバーサルバックボタン(戻るの矢印ボタン)に置き換えられます。オプションボタンはメニューボタン(水平な三本線アイコン)に置き換えられます。
これはポップアップメニューが(ほとんどの場合)引き続き使われるが、真ん中にある2つのユニバーサルボタン(下の例の中のShareとSearch)が占拠するためキーコマンドの使用は少なくなるだろうと予想されます。

ツールバーは2つないし、3か4のアイテムとボタンを含みます。バックボタンは標準で他のボタンはカスタマイズ可能です。ツールバーは表示だけのキーアクションアイテムを含みます。

タブバー
タブバーは同じアプリケーション上で複数の並列な表示を切り換えます。(例えばContacts上でリストとグループ表示を切り換える様な。)タブバーは2つないし3か4のタブを含みます。

タブバーは大抵、ステイタスバーの直下に配置され、画面上を横切る様に引き伸ばされて表示され、選択範囲が大きくなりより指で押しやすくなります。タブバーは現状のSymbian UIにも含まれますが、広範囲に使われて来たとは言い難く、タッチ移行の移植を受けるUIオブジェクトとして成功したものの一つとは言えませんでした。

通知/ステイタスパネル
Symbianではモーダルな2種類の通知が引き続き存在します。これらはユーザの操作を必要とし(例えばダイアログ)、モードレスです。こちらはユーザとの対話を要求しません。(例えば、一般的もしくは状態変化を示すインジケータと情報バーナー)モードレスな通知はより活用が行われるでしょうし、幾つかの通知は情報バーナーのタイプに変わります。情報バーナー(例えば、現在は SMS着信の通知に使われている。)は画面上部に幅いっぱいに表示され、必要に応じて対話式にすることも出来ます。これらは一定時間の経過後、自動的に閉じます。

大きな変化はAndoroidで使われているのと同じ、(上部からの)プルダウンメニューの使用です。このステータスパネルの上部にはユニバーサルインジケータ(状態アイコン)が保持されています。ユニバーサルインジケータの一つをタップすると、関連する動作がオンになります。(例えば Bluetoothのオン/オフ)
下側のパネルは取り逃したイベント(例えば、メッセージやEメール)やオン状態のもの(進行中のイベントや経過を示す情報、通信の情報を保持します。

リスト
リスト表示はSymbianの最も日常的に使われる制御として引き続き使われます。ただし、幾つかのバリエーションと新しい外観を得る事になります。変更によってリストのヘッダーを頻繁に使われるようになり、複数の選択項目の操作や付随するラベルやアイコンのより一層の活用を改善します。

アプリケーションビュー
BelleはSymbianのアプリケーションビューの外観と操作感を拡張し、改良します。一般的に、以前は最も普及している表示は階層的なものでした。(掘り下げられている。)このパターンは引き続き使われますが、以下に示すようなバックボタンの存在により簡単により改良されます。

しかしながら、掘り下げられて行く階層は全ての事象について利用がサポートされるわけではありません。タブもしくはパラレルビューは既に幾つかの事象(Contacts内のタブ)で利用されますが、 Belleは更にそれらを利用するようになり、階層全体をフラットにするユーザー体験が与えられます。パラレルビューは異なる表示を切り換えるタブを使用します。

加えてアプリケーションは両面やアニメーション効果を利用した¨反転¨の様な表示をデザイン出来るようになります。
反転ビューはパラレルビューの特別な場合です。

階層を掘り下げる事とパラレル/反転ビューの重要な違いは、積み重ねられた履歴に対する挙動です。(バックボタンを押したとき何が起きるか。)階層を掘り下げる表示は複数回のステップを踏む必要があります(レベルごとに一回)、一方パラレル/反転ビューは一回のステップで表示を行います。したがって、パラレル/反転ビューにおいてバックを押した場合、アプリケーションが残されたままか階層を一つ上がるだけです。
これらの3つの表示の組み合わせはAndroidとiOSで使われているものと非常に似通っており、Symbian Belleでより今日的な感覚で提供されるでしょう。これらの大半は進化ですが、これらのいくつかのアイデアは既に存在していて、たぶんユーザフレンドリーな方法として提供する事が出来ていなかったでしょう。

バックステップ
ほぼ普遍的なバックボタンの存在はBelleのユーザ体験をより滑らかに感じるようになるでしょう。これが意図することは、ユーザインターフェースを介して移動する方法で最も利用される方法になると言うことです。(ホームボタンやマルチタスクは”ジャンプ”を促します。)

そこにはもはや既存の”アプリケーション”の概念は存在せず、むしろ直前の表示にバックステップする事になります。一部では、厳格なアプリケーション中心のモデルとアプリケーションが相互に順を追って流れるという認識から離れると言う方法を意図しています。全てのアプリケーションが究極の目的地であるトップレベルのホームスクリーンへの移動を含む、バックステップをサポートします。このバックステップの手法は UIQで使われていたものを彷彿します。

ホームスクリーン
新しいSymbian Design Guidelinesはホームスクリーンにほとんど言及していませんが、これもSymbian
Belleにおいてアップデートされるエリアです。主要な変更とはホームスクリーンのレイアウトの柔軟性を高める様々なサイズのウィジェットの導入です。

まだ基本的にはグリッドで仕切られそうですが、単一のスペースを取るもの(例えば、アイコンショートカット)、長いウィジェット、2倍のサイズのウィジェット、その他により最小限に抑えられています。 Symbian
Design Guidelinesはこれらのヒントについて”アレンジング アイテム”の箇所で提示しています。

回転
新しいUIは3つの回転方法をサポートします(縦、横方向右アップと横方向左アップ)、以前はSymbianは2方向の回転サポートだけでした。縦は主となる方向ですが、物理的キーボードを持つデバイスなら標準で横方向を使うようになります。
ガイドラインはユーザ体験において利点を与えられる場合(例えばミュージックプレイヤーのアルバムアート表示など。)を除き、縦、横同じレイアウトを採用する事を推奨しています。

ダイアログ
ダイアログはその下と言うよりボタンを配置したダイアログボックスを持つ新しい外観を得ることになります。ボタンの空白スペースは無く、単一のボタンは中央に配置されます。更に全てのダイアログはツールバーに添付されるのではなく、画面中央に配置されます。
上記の通り、より広範囲な利用は情報バーによって行われ、モードレスダイアログを自動的に却下します。

タンブラー
Belleはまたいくつかの新しいUI要素を導入します。これはタンブラーのこの一例として、値を選ぶ方法の提供もしくは、一つもしくはそれ以上に分割された値の設定、よく知られているものとしては(時間とか。)
各タンブラーは全体がフルスクロールする回転ドラムの様なものです。これらはエラーを削減し、より楽しいユーザ体験を与えると述べられています。タンブラーは時間と日付の設定で利用されます。

タッチ入力のポリシー(ジェスチャー)
既存のジェスチャーは引き続きサポートされます(タッチダウン、タッチ解除、タップ、ロングタップ、ドラッグ、移動、ドロップ、フリック、ピンチ)が追加のジェスチャーとして回転がサポートされています。この回転のジェスチャーは地図や写真のアプリで利用されるでしょう。

感覚フィードバック
ガイドラインは感覚的フィーバックの利点や35種類の異なるタイプの感覚的フィードバックについて詳細に言及しています、これは異なるシチュエーションにおける様々な効果を伴うUIによる感覚的フィードバックの使用が高まる事を意味しています。


流出したNokia700(Zeta)の画像とこのSymbian Design Guidelinesを見るとおぼろげながらも次期OS Belleの全貌が見えてくると思います。Qtベース、1GHz CPUの採用でよりスムーズに扱い易いUIになるでしょう。Symbianの目指す完成形Belleに期待です。

【Symbian】【E6】Nokia E6のUstramTVやりました


UstreamTVやりましたと書きましたが、実際やったのは先々週の日曜日。実は録画を忘れて、昨日再放送という事で再録画しました。録画はこちらになります。
いつもの如く、端末紹介よりも能書きが多いUstですがよろしかったらどうぞ。Symbian Annaや次期OSのBelleに関して主に紹介しています。
また利用した資料のスライドはこちらになります。

【Symbian】【E6】Nokia E6フォトレビュー

端末買ったらこれでしょという訳で、恒例のフォトレビューをお送りします。

E6はキャンディバーQWERTYという事で日本のガジェット好きの間でも人気のフォームファクタ。新鮮味は無いもののNokiaのEseries定番として安心の1台。表面はピアノ調のプラスティックで、周囲にはシルバーの金属モールが廻ります。

こちらが上部です。電源ボタン、3.5ΦAVポート、microSDスロットがあります。トップの外部メモリスロットは珍しいですね。

microSDスロットはハッチ付き。ちょっと開け辛いかも。

こちらは右側。ボリュームキー、レコードボタン、ロックキーがあります。ロックキーを長押し(長くスライド)するとLEDが点灯しトーチ(懐中電灯)として利用出来ます。

ボリュームキーとレコードボタンのアップ。ボリュームキーは写真の拡大縮小などズームキーとしても使えます。

こちらは左側。microUSBポートのみです。

microUSBポートはハッチが復活。これはいらなかったかなあ。もちろん充電も出来ますし、OTG対応で専用ケーブルでUSBデバイスを接続出来ます。

こちらが下部。なかなか丸ピンの充電器止めませんね。

左側にストラップホールが見えます。バッテリカバーのリリースボタンの上にNokia E6-00の刻印がみえますかね。

キーボードは本当にいいです。軽い打感ですがプチっとした打ち心地で非常に入力し易いです。

キートップにキーボードの躾の良さの秘密が。一見中央部が盛り上がった丸みを帯びたキーですが、キー自体は底面では長方形。キー同士の引bっ掛かりがないので節度あるタイピングが出きるのかと思います。

キーパッド廻り。カレンダーやメールのショートカットキーがあるのは今まで通りですが、2つのソフトキーが無くなりました。これはTouch & Type端末の特徴。将来的にBelleで2つのソフトキーが廃止されるのも関係してるのかもしれません。

背面を見るとE71やE72を踏襲した保守的デザインだけではなく、やはりNokia最新デザインが取り入れられていることが分かります。
上部はN8やE7の様な斜めに絞り込まれたデザイン。カメラ廻りはC7っぽい。

カメラは8Mピクセル。しかし残念ながらフルフォーカスカメラという事で、やはり接写は苦手。ただしE7などよりかなり詰めてチューニングされており、ランチの写真をtwitpicに投稿する程度のものならギリギリOKな気がします。

バッテリカバーは一瞬プラスチック製?と思いますがきちんとしたステンレス製です。

バッテリはNokia定番の大容量バッテリBP-4L。電池の持ちは非常にいいです。

SIMカードスロットはこんな感じ。カード自体を抑える金具があるトレイという感じです。

名機と言われるE71と弟分とも言えるE5。E71の様ないかにも金属的なソリッド感は無くなりましたが、その分持った感じは軽くある意味女性的に(女性向けという事じゃない)になりましたね。
E71の時の様にYシャツの胸ポケットに入れると重さのあまり違和感を感じるような事はありません。
見て分かる通り3つの端末はどれも同じ様な大きさであり、幅が60mmを越えないという事がNokiaの黄金律の様です。

という訳でハードウェアの紹介を中心に行ったフォトレビュー。次はSymbian Annaを中心にソフトウェアの紹介をしたいなと思います。

【Symbian】【E6】E6の日本語環境

私のE6ですがUK版と思って購入したのですが、英語、フランス語、ドイツ語、オランダ語、ルーマニア語、ロシア語が含まれておりEU版のバリエーションの一つの様です。(UK版の可能性もあると思います。)当然、EU言語版は日本語フォントが含まれていませんのでフォントの置き換えが必要になります。
繁体や簡体の中国語を含むアジア言語版と違いメモリカードにフォントを入れるお馴染みの方法で、あっさり日本語表示が出来ます。ちょっと割高感のあるEU版を入手したのはそういうとこもあります。

・大幅に増えたフォント
内蔵フォントは大幅に増えて14個になりました。georgia(グルジア?)などどうみても関係なさそうなフォントもありますが、全てを日本語フォントに置き換える事にします。

arial.ttf
arialbd.ttf
cour.ttf
courbd.ttf
georgia.ttf
georgiab.ttf
nosnr60.ttf
nssb60.ttf
nstsb60.ttf
S60DIGI.ttf
times.ttf
timesbd.ttf
verdana.ttf
verdanabd.ttf

上記の様に名称変更した日本語フォントをFドライブ(microSD)のResourceフォルダ内にFontsというフォルダを作成しそちらにコピーします。
FドライブのResourceフォルダはFドライブにアプリをインストールすることにより自動生成します。Resorceというフォルダを作成する方法もありますが、うまくフォントを認識しないこともあり、アプリインストールが無難だと思います。

・日本語入力は+J for S60

日本語入力はSymbian^3対応の+J for S60 v1.31を使います。ただし、現在はキーマップファイルがE6にまだ対応していないので、旅の途中のLeoさんより頂いたHK版用のキーマップを一部改変して使用しています。これも近々、公開されると思います。

という訳で繁体や簡体中国語に含まれるアジア言語版の日本語フォントに満足出来ない方はEU版を入手するのが良いと思います。日本語環境の構築はEU版なら今までと大きく変わらない方法でそれほど苦労しないで出来るという感じですね。

【Symbian】【E6】E6が来ました。

Nokia E6-00が来ました。名機E71やE72の後継機種に当たりSymbian^3搭載の初のキャンディバー型QWERTYになります。一応、Nokia好きのお仲間との共同購入ということで3台をeBayから入手しました。言語版的にはEU版らしく、英語だけのキーパッドになります。
まず届いたときに箱の小ささに驚きましたが、付属品は簡素でmicroSDさえ同梱されていません。
ボディ自体はE71の様な如何にも金属のソリッド感は無くなって、かなり普通の感じになりましたがその分かなり軽く感じられて、Yシャツの胸ポケットに入れても違和感はありません。
後はVGAに解像度がアップした液晶は見た目の綺麗さに強く効き目が出ており、表示フォントや画像などはかなり綺麗に表示されます。ただ、絶対的画面サイズが小さいのでそれほどすごい情報量が感じられる訳ではありませんが表示の美しさはE71やE72と別物です。後、このところの炎天下でもくっきり見える液晶はなかなかです。

QWERTYキーボードはすごく良いです!柔らかい押し心地ですがきちんとクリック感があり、スイスイ入力できます。モバイル向けのキーボードは好みが人それぞれと思いますが、万人に受け入れ易いキーボードだと思います。

日本語環境はEU版ですので、Fドライブ(microSD)にフォントを置くいつもの方法で簡単に日本語表示は出来ます。最初からQtが4.7になっていることもあり、Ovi Storeが起動しないなどのトラブルも起きていません。

日本語入力は+J for S60を使っています。キーマップはまだ公開されていませんので旅の途中のLeoさんにいただいたHK版E6用キーマップを一部改変して利用しています。

そんな感じでぼちぼちセッティングも含めて弄っています。ぼちぼちレビューなども上げて行きますし、週末にはUstreamTVで紹介しようと思っています。