【Windows Phone】【Lumia925】Lumia925のソフトウェア
Lumia925は最新のソフトウェアを搭載しています。これはGDR2と呼ばれるものですが、単純なWindows Phone8.0のアップデートでは無く、Nokia独自の機能を盛り込んだものになっています。
最近、MicrosoftがNokiaの”端末部門”の買収交渉をNokiaと行い決裂したという話が報道されましたが、MSが欲しいのはスマートデバイス部門のみで、それに追随する他の部門もある訳です。そして、それらの存続の為に端末部門に加えてどの部門を売却対象にするかは重要な訳です。
だから、Nokiaのプライドが邪魔をしたなんてのはビジネスとは全く別の話で、まあ考えの浅い意見かなと。
と、話はそれましたが、そんな事があってもNokiaとmicrosoftのWindows Phoneに関する協業は密であり、今回でもNokiaが要望する機能が新機能として盛り込まれた感じがあります。
特にLumia独自の機能は”Amber”という名前で提供されており、細かい使い勝手を向上させるアプリケーションの集合です。
・ダブルタップでスリープ解除
Nokiaの最初で最後のMeeGo端末N9に搭載されて非常に話題になった機能で、N9を使うと他の端末でも画面をダブルタップしてしまうとまで言われていました。
ボタンレスのN9と違い、ロックキーのあるWPでどこまで必要かと言うのはありますけど、出来ると言うのは良い事ですし、使っていても便利です。
ダブルタップウェイクアップのON/OFFは設定/ディスプイ+タッチのタッチから。
・スリープ時でも時計表示が可能に
Symbian^3やN9等Nokia端末なら定番であり、Nokiaユーザが待ち望んでいたのがこちらだと思います。元々は有機ELはスクリーンの一部分的に給電が可能な為バッテリーに負担が少なく、この為常時時計を表示しておく事が出来た故の機能でした。
今回、920のIPS液晶から925では有機ELに変更されたのは、こうした理由があるのかもしれないですね。
クイックビューの設定。表示時間はフルに表示では無く、短く設定することも可能。バッテリーの持続時間を上げる事を考えての処置です。
・メールのライブタイルがマイナーチェンジ
GMailの表記がGoogle Mailの名称に変わり、ライブタイルがシンプルなものに変更されました。
・その他
日本では使えませんが、NokiaドライブがHERE Drive+ BetaにPhotobeamer、Angry Bird Roost、Data Senseが新たに追加。eBayやTripAdvisorの様にプリインストールから外されたものもあります。
Photobeamer。同じくPhotobeamerがインストールされている端末でQRコードを表示させ読み込むとにワイヤレスで画像の受け渡しが出来ます。QRコードの生成はwww.photobeamer.comで行いブラウザで画面に表示させます。面白く、実用的なアプリです。
Data Sense。モバイルネットワークやWiFiでのデータ使用量を管理、もしくは上限値を設定する事により使い過ぎを防ぎます。
この他、Nokia Smart Camがありますが、これは次回のカメラのレポートで詳しく説明する事にします。
マイナーチェンジといいつつ色々な機能やアプリが追加されている事は分かったと思います。また、その機能もかなりNokia色が強くなってる傾向を感じ取れると思います。
次回はカメラテストをレポートします。