アーカイブ : 2011年 6月

【Nokia】【Symbian】Belleと1GHz CPUのSymbian端末がリーク

Nokiaの最新Symbian端末の情報がリークしました。これらには最新のSymbian OSと言われているBelleが搭載されており、予てから約束されていた通り1GHzのCPUが搭載されています。

The Nokia Blogのリークされた画像によると

・Heren(Nokia701)
1GHZ CPU
より良いユーザ体験のWebブラウザ8.1!
3.5インチスクリーン(CBD)
8Mピクセルカメラ
C7の後継機

・Zeta(Nokia700)
1GHz CPU
超薄型(8.8mm?)
NFC
3.2インチスクリーン(CDB)
カメラ見えず。。。

・Cindy(Nokia600)
1GHz CPU
エンターテイメント重視
FMラジオアンテナ搭載
NFC
3.2インチスクリーン(有機EL)
5Mピクセルカメラ
魅力的な値段

という感じです。この他にFate(Nokia500)というのがありますが、S60 5th Editionらしく廉価版の扱いの様です。

全般的にハードウェア性能はミッドレンジを意識したものであり、この辺りは今年の後半登場すると言われているWindows Phone 7端末との棲み分けをしているものと思われます。
BelleはSymbian^3 PR3もしくは2.5と呼ばれるAnnaの後継OSであり、スケジュール通りならUIの大幅な改変がなされ、全く新しいユーザ体験が提供されるはずです。
先程、発表されたN9のUI開発の成果がフィードバックされることも以前に表明されており、こちらも楽しみであります。

【MeeGo】【N9】N9のビデオコレクション

MeeGo ExpertsのN9ビデオコレクションです。スムーズで美しいN9のUIを見る事が出来ます。
正直、私も全部見れていません。
大きなタスクマネージャは最後に先頭に来るのは分っていたけど、タスクマネージャの画面を摘むとシャッフルするみたいになりますね。
これにどんな効果を呼ぶかも確認の必要がありますね。
http://www.meegoexperts.com/2011/06/nokia-n9-video-collection/

【Nokia】次の10億人にアプリをもたらす為に-Nokia Connection 2011-

派手なN9の発表ばかりに気を取られていますがNokiaはNokia Connection 2011で非常に重要な発表をしました。これはスマートフォンプラットフォームをWindows Phone移行するのと同じ位重要な出来ごとです。
Nokia Connectionは大まかに言って3つの大きな発表がありました。将来的にSeries40にQtが対応していく、Symbian Annaの投入とそしてMeeGoスマートフォンN9の発表です。これら3つを繋ぐキーワードがQtなのです。
QtはマルチプラットフォームをサポートするUIフレームワークとアプリケーション開発環境の総称で元々はデスクトップ向けに開発されていましたが、現在はモバイル向けにも開発されており、Windows Phoneに戦略転換する前はSymbianとMeeGoのUIブラッシュアップとアプリケーション開発において非常に期待されていました。
現在のNokiaのビジネスはWindows Phoneをメインのスマートフォンプラットフォームに移行すると決定はしているものの、まだまだ数年はSymbianに頼らざるをえず、Qt開発者のアプリケーション開発による協力が必須です。MeeGoで多くのLinux開発者に参加してもらいクロス開発によりアプリの数を飛躍的に増やすというのが目論見でしたが、前述の戦略転換により開発者も離れていく雰囲気がありました。
そこで今回のSeries40のQt対応、Series40は携帯電話のOSでスマートフォンの様に派手ではありませんがNokiaのビジネスを下支えする非常に重要なプラットフォームです。これは数億台規模の大きなビジネスであり、アプリケーション開発者にとっても大きなビジネスチャンスになります。
一部に低価格のAndroid機との競合からこの戦略を疑問視する声もありますが、本当にそうでしょうか。高機能だけが勝敗を決っするものでは無いと私は思っています。NokiaはWindows Phoneプラットフォームへの移行を発表した衝撃の金融イベントで大きく削減する研究開発費の中でMobilePhoneへの投資については増額する方針を発表しています。Nokiaが強みを発揮しているインドなどの新興市場で通話中心の単機能携帯から移行してくる通話+αを求める、つまりフューチャーフォンを求めるユーザが爆発的に増えると読んでいるのでしょう。高度なインフラを必要とするスマートフォンより、こうした特定の機能に特化したフューチャーフォンの方が有利に働くというのは十分考えられる事です。
正にQtは”次の10億人のユーザのためにアプリケーションを提供する”なのです。財政的な問題ばかり取り沙汰されて、非常に辛い報道が多かったのですが、やっとNokiaの戦略が回転し始めたという感じです。

【MeeGo】【N9】Nokia 美しいswipeなUI N9を発表

プレス向けスチールのリークは本物だったという事でNokia N9が発表になりました。OSはNokia MeeGo Harmattan。ちなみにHarmattanはMaemo6のコードネームでMeeGoのCore OSを使いNokia独自のUIを搭載したのがN9という事になるのでしょう。MeeGo HandsetUXが商用レベルにはまだまだの感があり、現実的な選択肢という事なのでしょう。

特徴的なのはそのUI。swipeというようにスクリーン上で指を横方向に滑らせ画面を切り替えていきます。アプリケーションラウンチャ、タスクマネージャ、アプリケーション自体の画面が並立に存在し、swipeすることで画面が切り変っていきます。
操作は基本的にswipeやタップのみのタッチ操作のみでホームボタンさえありません。進む戻るはswipeのみ、後発の強みもあってか後から機能強化の為にUIを付け足したりしていないので美しいUIとなっています。

色は黒、ピンク、ブルー。筐体はこれがNokiaのデザイントレンドになるのでしょうか。上部と下部がすぼまった8角形のデザインからスクエアなものに変わっています。
5バンド3GやクワッドバンドGSMは普通としてNFC搭載、Coretex-A8 1GHz、1GB RAM、64GB内蔵ストレージはハイエンドに相応しい内容を備えていると思います。瀕死と思われたNokia MeeGoですが不死鳥の様に甦って来きました。発売が待ち遠しくてなりません。

【MeeGo】【N9】N9のプレス向けスチールがリーク?

シンガポールで数時間後に開催が迫ったNokiaのプライベートイベントNokia Connection 2011を前にN9と呼ばれる端末のリーク写真が登場しました。

teaser広告のビデオが流出したり、FCCの通過が確認されたりとキーボード付きのN9-00の登場を信じて止まなかった人達はみんなビックリ。数時間後にこれは明らかになると思うのですが果して結果は何如に。

【Nokia】MicrosoftがNokiaの携帯電話部門を買収の噂再び

Nokiaの第一四半期の業績が思わしく無く、第二四半期も厳しい経営を余儀なくされることから業績を下方修正、株価は近年にない低水準を示しました。これを受けて再び持ち上がって来たのがMicrosoftによるNokiaの携帯電話事業買収の噂で買収額は19億ドルだとか。
情報発信源はロシア人ジャーナリストEldar Murtazin氏、NokiaのWindows Phone採用を予想したことから注目を集めている人物であり、Nokiaと端末リークを巡って揉めている件もあり反Nokiaの急先鋒でもあります。
この噂がロイターによって報道されましたが、Nokiaスポークスマンは”全く根拠がない”と完全否定。(なぜか日本の報道は”明言を避けた”になっています。)
大雑把に言えばAppleになりたいMicrosoftと経営が苦しいNokiaとの間で執り行われる買収劇という事になると思いますが、どうでしょう?MicrosoftはDangerというSidekick端末を持つ携帯電話メーカを買収した過去があり、その資産を生かせず低価格スマートフォンKINの立ち上げに失敗しています。また独禁法的観点から再びEUがMSに大して厳しい処置を取る可能性も否定できないのではないでしょうか。
まあ、希望的観測もかなり混じってますが、何が起きてもおかしくない状況です。今後の成り行きにも注目して行きたいと思います。