アーカイブ : 2018年 11月

【Android】【Gemini PDA】Planet Computer 新機種COSMO Communicatorでクラウドファンディング開始


君はNokiaを知っているか(笑)物理的キーボード端末の絶滅が懸念される中、颯爽と現れたのがGemini PDA。海の物とも山の物ともつかぬクラウドファンディングの中にあってかなり完成度の高い製品が出荷されたのはご存知の通り。もちろん、製造会社のPlanet ComputerとNokiaには直接的な関係はない。しかし、今回の新端末COSMO Communicatorの名称を知ってニヤリとしたガジェットファンは多いはず。Gemini PDAのレビューで現代に甦えらした古のモバイル端末PsionとそのOS Symbian、Nokiaの関係について書いた。Communicatorは元々Nokiaのモバイル端末だった。そのルーツはこちらも古のモバイル端末HP200LXにNokiaの携帯電話を括り付けるというものだった。次に考えるのは一体型端末。Nokiaは1台の端末にフルキーボード付きハンドヘルドコンピュータと携帯電話の機能を持たせた端末を誕生させた。それこそがNokia Communicatorだった。初期のモデルはDOSライクなGEOSを採用していたが、来るべきスマートフォンの時代を見据えてOSをSymbianに換装する。Symbian OSはPsionのOS EPOCが発展したものでここでPsionを介してNokiaとPlanet Computerが繋がるというわけだ。
Nokia Communicatorは横型フルキーボード端末の液晶裏にキャンディーバースタイルの携帯電話が貼り付けられている。正に貼り付けられているというのが適切な表現でハンドヘルドコンピュータ部分こそSymbian OSだが、携帯電話部分はNokiaの普及価格帯携帯向けOS-通話とSMS程度しかできない-Series30が使われていた。Communicatorの完成形とも言えるE90 CommunicatorでOSこそSymbian S60一本で全てを制御するようになったが、HP200LXに携帯電話を括り付けた最初のコンセプトから全く変わっていない。高性能な携帯電話であるスマートフォンと違い、あくまでもハンドヘルドコンピュータに通信機能を持たせたのがCommunicatorなのだね。
そしてCOSMO Communicator、フルキーボード付きハンドヘルドコンピュータに携帯電話の機能を付加、そして液晶裏にはスクリーンが設けられた。Communicatorの時代は電話やSMSを液晶裏のスクリーンで確認したが、今やメールやSNS、その他の通知など。COSMOは正に現代に甦ったCommunicatorなのだね。とまたも能書きが長い(笑)

ただし、このCOSMO Communicator、外部にスクリーンを設けてオールドNokiaファンを喜ばせるだけではない。ベース機であるGemini PDAから大幅な性能アップを見せている。

・バックライト付きフルキード
・24MPのカメラ
・RAM 6GB、内部ストレージ 128GB
・CPUもアップグレード
・背面に2インチスクリーン
・NFC搭載
・TYPE-C USBポート×2 両方で充電可能

等々
個人的に嬉しいのはバックライト搭載。起き抜けにブログ更新とかしたりするのだけどバックライト無しでは見えないのよね。
後はカメラの高性能化。現状の後付けカメラはメモにしても今時厳しい感じですからね。

これだけの機能アップで$549はお買い得です(笑)というかこの値段も後わずか。
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