前回のUI紹介で非常に大きなUIの変更点を紹介するのを忘れていました。それはマルチタッチです。対応するアプリケーションではiPhoneの様なピンチ操作が行えます。そうした操作上の改良点も踏まえながらアプリの紹介をしていきます。
・ブラウザ
WebKITベースのブラウザですが基本は従来のものと変わっていません。ただし所々使い勝手の改善があります。一つは検索ボックスがURL入力の下に装備されました。検索サービスはGoogleとbingoのどちらかを選べます。スクロールもかなりスムーズになりました。ページの読み込みも速いですね。Android機等にも遜色はないと思います。難点は一部のWebサイトでレイアウトが大きく崩れる事ですかね。
・Contacts
従来と大きく変わることろはありませんが、検索などは従来よりも見た目が洗練されてUIが速くなった感じです。タイル上に文字が表示され絞り込みで名刺を確定するのですが、いままでは文字候補の切り替わりにもたつくことがあり、誤操作してしまうことも多かったのですがまったく問題なくなりました。
Contactsから電話を掛けるには名刺を長押しします。例のポップアップメニューが出て電話やメール作成の操作を行えます。
・メール
最も大きく変わったと思えるのがこのアプリContacts、Calendar、Note、Webといった主要アプリに大きな変更が無い中でUIや使い勝手に大きな変更が加えられています。
YahooメールやGMailなど主要なサービスの自動設定がサポートされているのは従来通りですが、よりタッチオペレーションに最適化されています。
右上部にあるボタンは受信メールのフィルターになっており、日付順や送り主、未読と言ったフィルタリングをワンタッチで行うことが可能です。
本文を開くと下の方に透過状態の左右の矢印があります。これでメールを一度閉じること無く次のメールを読めます。iPhoneを華麗に模倣しましたね(^^;
スクロールやメール本文を開く速度も速くかなり使い勝手が良くなってます。
・MusicPlayer
これはUIがガラリと変わってますね。まんまiTunesのCoverFlowのUIです。ビックリするほどスムーズに動きます(笑)
日本語の楽曲名の表示も問題無いですね。iTunesでエンコードしたAAC(.m4a)フォーマットのファイルを問題なく再生できます。
アルバムのフォルダ毎Sounds/Digitalフォルダに放り込んでおけばOK、ちゃんとアルバムとして認識します。ただ、相変わらずアルバムアートはiTunesから取得したものじゃないとダメです。
この辺は同じSymbianOSのSatioはVivazは問題なく表示出来るだけになんとかして欲しいなと思います。
・Video Player
Video Playerも進化していますね。Videoという形で統合環境になっていて内蔵ドライブやmicroSDに収められたビデオファイルやYouTubeなどの動画も見られます。特にH.264再生の能力は大幅に向上しており、853×478、ビットレート1500kbpsのiPadで再生しても十分なクオリティの動画を再生出来るようになりました。これはうれしい。
・Photo
フォトビューアアプリですがこちらもUIが結構変更されましたね。写真が隙間無く賽の目の用に並べられた(MeeGoにも共通する)アピアランスに変更されました。マルチタッチにも対応しています。2本指で画像を広げたり、狭めたりする所謂ピンチで、画像の拡大縮小が出来たり、スワイプという指を平行に滑らせる動作で画像を切り替えていくことも出来ます。12Mピクセルで画像サイズは大きくなっているのですが動きはスムーズですね。
またPhoto Editerとも連携していますが、画像をかなり本格的に加工できます。切り抜きやサイズ変更、回転、赤目補正、書き込みやテキスト入力、フレーム追加など携帯電話として十分な機能が備わっています。
その他、現在のトレンドを反映してTwitterやFacebookを一元管理するNokia Socialやビデオ編集アプリのVideo EditerやWebTVなど紹介した主要アプリに以外にもWebコンテンツとの連携を主とするアプリが搭載されています。
こちらも今後紹介して行きたいと思います。