アーカイブ : 2012年 6月

【Symbian】【808PureView】808PureViewフォトレビュー


ちょっと遅くなってしまいましたが、端末入手恒例のフォトレビューをお送りします。
808PureViewはNokiaの最新端末で、41Mピクセルと言う高画素、大型サイズの光学センサーを搭載しています。
この辺の驚異のカメラ性能は、UstreamTVFlickrのサンプルを見ていただ期待と思います。


パッケージは最近のNokiaのハイエンド端末に共通するポップな筒状のデザインのもの、N9の時は外側のパッケージから中身が抜けて落ちる怖さがありましたが(笑)、ある程度の保持感があるので簡単に落ちる事はありません。


パッケージの付属品は極めてシンプル。マニュアル・保証書類、microUSBケーブル、USBポート付きACアダプタ、ステレオヘッドホン、ストラップ(根元の金属部分にNOKIAのロゴがあります。)


正面から見ると、どちらかと言えばNokiaの旧世代のデザインです。液晶サイズは4インチ、SymbianとしてはE7などと並んで最大サイズになります。有機ELディスプレイ、CBDなので鮮やかな発色です。解像度はnHD(640×360)折角のPureViewで撮った写真をもっとこう詳細なディスプレイで見たい所ですが、これはいたしがた無いでしょう。
ディスプレイの下にハードウェアボタンがありますが、裏側にLED等が仕込まれているのでしょう、通常は電源ボタンのみが見えていますが起動すると通話、終話、ホームボタンが表示されます。


こちらは上部、左から3.5Φ、microUSBポート、HDMIポートがあります。


こちらが右側面。ボリュームキー、端末ロックキー、カメラボタンがあります。


カメラボタンは黒のピアノ塗装っぽい素材でとても質感が高いです。


ボリュームキーも同じ素材。見た目より押し易いです。


左側面はボタン類が無く、完全にクリーン。カメラ部分の出っ張りがよく分かると思います。


こちらが下側です。画面左はストラップホール、真ん中にある小さな穴は多分スピーカ穴でしょう。またその下にある切り欠きは背面カバーを外す時爪を掛ける窪みになります。


背面です。今回は白のボディカラーを選びましたがN9やLumia900の様な光沢タイプではなく、つや消し白でN9やLumia900の様なピュアホワイトというより、ややクリーム色が入った落ち着いた白で高級感あります。


こちらがカメラ部分。Carl Zeiss 41MP Sensorの文字が。フラッシュライトはキセノン。ちゃんとレンズにはシャッターが付いており、またその上にガラスでカバーされています。黒のツルテカした金属っぽい素材なので放置しておくと傷つきそうです。


これ背面の下側の画像です。Nokia 808のネームが入っています。


背面カバーを外してみます。バッテリーはBV-4Dという1,400mAのものを使っています。概ねバッテリーの持ちはいい感じです。背面カバーには裏側にnfcの文字があります。nfcのチップと言うよりアンテナ部分だけではとの事です。


SIMはmicroSIM、microSDは跳ね上がる同じ構造のもの。

全体的にはこんな感じです。重量的には169gと最近の機種としてはかなり重量級の部類、先代機種と言うべきN8と比べると一回り大きく、かなりずっしりた印象です。
ただし、全体的に角が落とされたデザインなので持ち易いです。

さて、今後は内蔵アプリなどソフトウェアを中心にレビューを行おうと思います。

【Symbian】【808PureView】808PureViewのUstreamTVやりました。

最近は端末購入の報告をブログで行うより、UstreamTVで紹介する方が多くなってしまいました。そんな訳で今回も、Nokiaの最新端末Nokia 808PureViewはUstreamTVでまず紹介と言う形になりました。
今回はPureViewとは何かと言う事に主眼をおいてUstしてみましたが、十分に伝わったでしょうか。UstreamTVに録画が残してあるのでご覧になってください。

内容についてのスライドは下記よりダウンロード出来ます。

スライドダウンロード先

また、今回のUstで使用した808PureViewによる撮影画像をFlickrにアップしています。
Ustと合わせてみていただけるとPureViewの凄さが分かってくれると思います。

Ustではカメラ中心の内容になっていましたが、今後はフォトレビューやアプリ関連などの徐々に上げて行こうと思います。

【Nokia】【Windows Phone】MicrosoftがWindows Phone8を発表

Microsoftが日本時間の昨日深夜に行なわれたWindows Phone Summitにおいて新しいモバイル向けOS、Windows Phone8を発表しました。これは長らく登場が噂されていたコードネームApolloの名前で呼ばれていたものであり、現在のWindows Phone7.5 Mangoの後継OSとなります。
カーネルはWindows8と同じNTカーネルとなり、その恩恵でクロスプラットフォームによる開発が可能になるため、アプリケーションの増加に効果が期待出来るという利点もあります。


今回のWP8のUIで大きく変ったのは、スタートスクリーン。ライブタイルの扱いがより柔軟性を持ち、従来のタイルを4分割することによって、大きさも1×1、2×2(従来の標準的なタイル)、2×4などよりカスタマイズ性が上がりました。(従来の標準的サイズよりタイルは大きくなるの話あり。)

ハードウェア面では今迄、スペック的には決め打ちで端末毎に大きな差が発生していませんでしたが、新たに1280×768、1280×720の解像度がサポートされました。AndroidやiOSデバイスに見られる高解像度のデバイスにも対応出来ます。
ただし、事前に噂されていた480×640の解像度は登場しませんでした、より低解像度の安価なデバイスを開発可能にするだけでなく、BlackBerryやE6の様なキャンディバーQWERTYデバイスの登場も難しくなったと言えるのかもしれません。

また、機能面ではNFCがサポートされWalletと呼ばれる少額決済にも対応します。

その他の変更としては

・デュアルコアやマルチコアCPUをサポート。
・microSDカードをサポート。アプリのインストールも可能に。
・Nokia Mapsを標準の地図に。
・VoIPアプリがバックグラウンドで動作。

等々。
残念ながら、現状のLumiaシリーズはアップデートの対象になりませんでした。
ただし、WP7.5と8の中間に当たる7.8と呼ばれるバージョンが提供されます。WP8の新しいスタートスクリーンは提供されるため逆に既存ユーザは前倒しでWP8の機能を体験出来る事になります。
watch?v=-c_vk0UnlIk&feature=youtu.be
すでにLumia900で動いているWindows Phone7.8。

Lumiaがアップデート出来ない事は、既に多くのユーザから非難の声が上がっており、Lumiaシリーズの買い控えが起きるのではと言う意見があります。一方、Lumiaの主たる消費先であるアメリカでは契約込みで$99であり、この層が最新OSへのアップデートをそれ程求めているとは言えないという意見もあります。

今回の新OSは高解像度対応やマルチコアプロセッサの対応など、高機能化を前提としたアップデートとなっています。これはiOSやAndroidデバイスをキャッチアップする為に重要と思いますが、戦略的パートナーとしてNokiaのビジネスモデルに適応した、より低解像度でロースペックのモデルでも動く様なタイプも登場させるようにMicrosoftに働きかけるべきだったのではないでしょうか。

秋のNokia WorldにはWindows Phone8の搭載された端末が発表される事は確実でしょうから、期待して待ちたいと思います。

【Symbian】【808PureView】一部地域で808PureViewの販売が開始された?

さて、5月より販売開始とアナウンスされていた808PureViewですが、若干スケジュールは遅れ気味のようです。
しかし、一部の地域では販売が開始されたようで情報が少しづつ上がってきています。
UAE Nokiaの大切なマーケットの一つなんでしょうね。$500クラスと最近ではそこそこ高額な端末なのでこの地域への投入は当然のことなんでしょうね。昔からNokiaの端末投入の早い地域でもあります。

シンガポール 東南アジア地域では最も早くNokiaが端末を投入する地域の一つ。シンガポール内の複数の携帯ショップには在庫がある旨の表示があり、販売は開始されている模様です。
iPhone全盛らしいシンガポールでどこまで健闘するか見物です。

と言うわけで、今週から来週にかけて販売地域が増えてきそうです。日本人のユーザもぼちぼち現れそうです。
私も早く入手してPureView Technologyに触れたいと思います。

【MeeGo】【N9】Xperia SmartTagsとN9で遊んでみる


先日、山根さんの一時帰国とともにお会いしたらお土産にSonymobileのXperia SmartTagsをいただきました。内部にNFCチップが埋め込まれておりスマートフォンなどから情報を書き込む事が出来ます。
N9にNFC Tag Writerというアプリがありますので、これを使って試してみました。


とこんな感じ。
Read TagはTagに書き込まれた情報を読むものですが(まさにどんなTagが書き込まれているか確認するもので、動作は実行されない。)他は書き込めるTag情報になります。

Write URl Tagを試してみます。URLを入力しWrite!を押し、N9をNFC Tagにかざすと書き込みが始まります。
書き込みが終わったNFC TagにN9をかざすとブラウザが起動し、書き込んだURLのサイトを読み込みます。このTagについてはN9は標準でサポートしているようです。


URLが書き込まれたTagにN9をかざした状態。画面はこの様な表示となり、OPENを押すとブラウザが起動します。ブラウザは標準ブラウザ以外を選択する事も出来ます。

続いて、Write Text Tagを試します。
テキストの書き込みはURLと同じく簡単に書き込めます。(日本語のTagも問題ありませんでした。)ただし、このTagはN9で標準サポートされていないらしくNfcCorkboardというアプリを使ってみました。
これはコルク製のボードに付箋を貼るがごとく、Text Tagを読み込めるアプリです。アプリを起動してN9をTagにかざすと付箋が画面に表示されます。


日本語も問題なく表示されます。”808PureView購入!”がそれ。
このアプリ、ビジュアル的にも凝っていて且つ付箋が自由に動かせるなどUI的に優れた良いアプリです。

その他Write VCard Tagを試してみましたがこちらは書き込み不可でした。
Write Bluetooth Audio Tagについてはこれ、NFC内蔵のBluetoothスピーカとかの為ですかね。BTデバイスの表示はされるもののこちらも書き込みは出来ませんでした。

使ってみた感想はTagの認識は非常にいい感じです。N9の上部をかざすと瞬時にTagは認識されます。使い方はイベントなどでURLを入力したこのNFC Tagを置いておけば、プレゼンで紹介したWebサイトなどをスマートフォンなどで読み込んでもらえると思いました。
現状は実験的側面が強い感じのするNFCですが、NokiaやAndroidデバイスにも徐々に搭載され始め、今後は実用的なサービスも開始されると思います。SIMカードと組み合わされたおさいふケータイのサービスなどの開始も期待する所です。

【Nokia】【Series40】タッチ対応、新しいAsha

新しいAshaが発表されました。タッチ対応と言ってもこれまでもAsha303など、キーパッドを併用したタッチ&タイプの端末はありました。今回発表されたAsha305、306、311はいずれもテンキーパッドやQWERTYキーボードを持たないフルタッチオペレーション端末です。

Nokiaの公式ブログNokia Conversationには
“新しくなった素晴らしいタッチスクリーン体験、高速なWebブラウジング、ゲームやSNSが中心となる3台の新しい携帯電話が本日、Nokiaから発表されました”
とあります。

“NokiaのSwipe技術を基にした新しい楽しく、遊び心のあるインターフェイス、Asha Touchが端末上で実行されます。”

Series40のSwipeなタッチオペレーションに付いてはこのブログでも紹介した通り、Series40のシングルタスクという現状では古くさいとも言える仕様をカバーするUIです。

このブログでも何度も紹介している通り、Nokiaの工業デザインチームのトップ、Marko Ahatissari氏は何度もSwipeは低価格帯のデバイスに採用されると言ってきました。また、それらのデバイスの目的は”Next Billion(新興国の人々)”をWebに接続させる事だとも言っています。

“Nokia Browserは大きなアップデートを受け、クラウド技術を利用して90%以上のデータ使用量を削減します。利点は数多くありますが、データ読み込みが高速となり、バッテリー持続時間が向上し、インターネットの接続がより安価になります。”
このあたりは、インフラも発展途上で所得もまだまだ低い新興国の人々を正にwebに接続させる方法でありますね。

当然、いまや携帯電話を使う上で主要なサービスとなっているSocial Network対応アプリも標準装備、ゲームに至ってはEAの40種類以上の無料ゲームが使えるようになります。

ターゲットは若者。彼らにスマートフォンライクな最初の端末を提供する。その役目は十分に果たせる端末だと思います。

Asha305、Asha306

両者とも筐体は共通です。両者共通のスペックは
3.0インチ WQVGA 感圧式タッチスクリーン
2 MP カメラ
ミュージックプレイヤー、FMラジオ
内蔵スピーカ
プラグインプレイ、Easy PC Connection、ファイル転送
GPRS/EDGE接続
Nokia Maps and Nokia Life (Marketより入手可能)
筐体色: シルバーホワイト、レッド、ミッドブルー、ダークグレイ

追加機能としてはAsha305にはホットスワップに対応した
Nokia’s Easy Swap Dual SIM technology(つまり電源ON/OFF無しに2つのSIMの入れ替えが出来る。)に対応します。

306についてはWi-Fiに対応します。

Asha311

3.0インチ 傷防止加工、静電式スクリーン
直射日光の下で優れた視認性となる極性フィルター
WLAN
3.2 MP カメラ
1GHz プロセッサ
ミュージックプレイヤー、FMラジオとインターネットラジオ
プラグインプレイ、Easy PC Connection、ファイル転送
HSPA接続
Nokia Maps and Nokia Life (Marketより入手可能)
筐体色: ダークグレイ、ローズレッド、ブルー、ブラウンとサンドホワイト

個人的にはAsha305、306の筐体デザインの方が好きですが、HSPAに対応したAsha311の方が普段使いには良いかもしれませんね。(てか日本じゃ使っちゃいけませんが。)

Nokia Asha 305 – €63 / $85、2012年 第2四半期
Nokia Asha 306 – €68 / $93、2012年 第3四半期
Nokia Asha 311 – €92 / $121、2012年 第3四半期

と言う事でいずれも魅力的な値段です。
スマートフォンではないので中々、皆さんが興味がわく端末では無いかと思いますが、私も研究目的を含め1台入手しようと思います。Asha306か311のブルーかな。