アーカイブ : 2012年 3月

【iPad】新しいiPadを買いました。

新しいiPadを購入しました。今回の売りは何と言ってもディスプレイのRetina化、CPUやGPU、バッテリ、カメラも強化されていますが、正にこのディスプレイを支える為の強化でモデルチェンジの目的は明確だと思います。第一世代のiPadも所持していますので、第一世代のiPadからどの様に表示が強化されたか検証してみようと思います。
方法としては、目で見た感覚がなるべく伝わる様に、第一世代、第三世代両方のiPadの画面をデジカメ(N900)で撮影、このブログに合うよう580×320のサイズで切り出しています。もっと良いカメラで撮影すればと思いましたがご容赦を。

画像は上側を第一世代、下側を第三世代という形で載せています。

EchoPhone for iPad


最初に表示がきれいだと思ったのがこのEchophoneです。フォントサイズが絶妙なのか、レイアウトが良いのか非常に文字がきれいに見えます。twitterで指摘があったのですが、よーく見るとTLに表示されるアイコン画像が高画質のものは非常に奇麗な事も分かります。
こちらにEchoPhoneのスクリーンショットのリンクを貼っておきます。(第一世代第三世代

Safari


Safariはどうでしょうか。文字を最大限に大きくした状態で比べてみました。やはり、第三世代の方がジャギーが少なく、くっきり見えます。ただし、例えばソーシャルへのリンク用のアイコン等は高解像度に対応していない為、フォントの奇麗さに比べてもやっとして見えたりします。
こちらにSafariのスクリーンショットのリンクを貼っておきます。(第一世代第三世代

Book☆Walker


角川の電子書籍アプリBook☆Walkerを試してみました。サービス開始時に乙嫁物語が破格の安値で提供されていたので、買っておいた物です。第一世代でも十分奇麗に閲覧出来るのですが、やはり比べてみると文字はジャギーが無く、くっきりすっきりしている事が分かります。
こちらにBook☆Walkerのスクリーンショットのリンクを貼っておきます。(第一世代第三世代

i文庫HD


第三世代iPadに対応と言う事でtwitterでも話題に上がっていたi文庫HDでPDF化したマンガを見てみました。元のPDFが良くなかったのかあまり大きな差は感じなかったのですが、上の画像はヘリコプターのキャノピーで前を横切っているのは効果のバーンとかの音の表現ですが第一世代はジャギーが出ているのが分かります。
ここでも差が発生しているのが分かります。
こちらにi文庫HDのスクリーンショットのリンクを貼っておきます。(第一世代第三世代

Flickr


さて、実は今回のRetina化で大きな恩恵を受けているのがiPhoneアプリではないかと思います。従来からiPhoneアプリの表示を等倍もしくは2倍に拡大する事により、iPadで利用可能として来ましたが、第一世代ではジャギーが酷く正直我慢を強いられる感じでした。それが今回のRetina化により相当許せる範囲になりました。
上の図はFlickrのアプリのボタン部分を拡大した物ですが、第一世代は酷いと言えるジャギーですが第三世代になるとそれほど気にならなくなります。
こちらにFlickrのスクリーンショットのリンクを貼っておきます。(第一世代第三世代

新しいiPadのRetina化は高解像度によって表示出来る情報を増やすと言う方向性ではなく、より画面を美しく見せるという方向性です。Safariなどでも表示される画面の情報の量は従来と同じ、ただし見た目には非常に美しいと言う結果をもたらします。解像度の変更と言うと従来のスマートデバイスだと、アプリが対応しないなどのいわゆるフラグメンテイションの恐れや、画面情報量は増えたが文字が小さく逆にユーザビリティは低下するという問題が発生しないかなと思っていましたが、そうした問題とは無縁でした。この辺はさすがAppleという感じで正に正常進化を果たしたと言えます。
私自身は第一世代iPadを利用しており、iOS5以降文字入力等にもたつきを感じていたので、性能的に大きくアップした第三世代iPadはそれだけでも導入の価値はあります。その上、この高解像度化により電子書籍のコンテンツなど従来別のデバイスに任せて、あまり利用してこなかったものに関しても使ってみようという気持ちが生まれてきました。その中で電子書籍など、従来と違う高品質なものを用意しなくてはiPadの実力を引き出せないと言う新たな悩みもある訳ですが。。。
このあたりもiPadのスイートスポットを探して活用して行きたいと思います。
いいですよ、新しいiPad。

【MeeGo】【N9】N9 64Gの筐体をシアンに変えました。

N9のカラバリは黒、シアン、マジェンタ、白、でも64Gには黒と白の2色しかないので当然、シアンやマジェンタの64Gが欲しければ筐体交換しかないという事になります。
黒の筐体のUSBポート周りが、何度もポートを開け閉めする事によりささくれ立って来た事ので、思い切ってシアン筐体に変更する事にしました。
筐体を入手したのはここ。USBポートの蓋は無問題から。
併せて、分解時の解説書としてServiceManualもこちらから入手しておきましょう。

工具としては
T4スクリュードライバ
精密ドライバ(+)、(-)
ピンセット
オープンツール
ビスを入れておく灰皿とかの深いお皿状の物
と言った感じでしょうか。

まずは、電源を落としUSBポートの蓋を持ち上げ、SIMトレイを外します。

USBポートの蓋を取り外します。ポートを図の様に垂直に立て、力一杯引き抜きます。相当の力が要りますので、思い切ってやらないと外れません。


ディスプレイをを止めているビスを外します。(T4スクリュー)こちらが正面左側です。


こちらが右側。


液晶を浮かします。精密ドライバ(-)を写真の位置に突っ込み、ネジを回す様にこじります。てこの様にして持ち上げると外れ易いのですが、筐体の淵にドライバの軸が掛かると筐体を凹ましてしまいます。写真の様にこじる(回す)ようにします。(現在の筐体を捨てるつもりならテコを使う方法もあり。)
ドライバを差し込む位置はネジと白いプラスチックの境目です。外れるとプチッと言う音がします。


こちら右側。筐体を凹ませない様に気をつけて作業します。


ディスプレイが浮いた所で、オープンツールで側面から順々に浮かして行きます。オープンツールを入れるとプチプチと爪が外れる音がしてディスプレイが浮いてくるはずです。


上部と側面が浮いたとろで、やや液晶を立て気味にして後方へ引き抜きます。
リボンケーブルで繋がっているので、勢い良く取りはず採用にする事。


ディスプレイのリボンケーブルのコネクタを外します。コネクタは2個あり、オープンツールなどを使って外します。これでディスプレイが外れます。


フロントカメラのブーツ(ゴムカバー)も外しておきましょう。ちなみに最後の組み立てで、これを付けるのを忘れて再度液晶を外したのは内緒です。


続いてバッテリケーブルを外します。これで感電やショートの危険を防止します。

電池(金属プレート)カバーを外します。


金属プレートを止めている3つのビス(T4スクリュー)を外します。抑えのプレートを止める役目もしています。


金属プレートを筐体に止めている6つのネジも外します。


金属プレートを外すと、バッテリが現れてくるので、バッテリを外します。


マザーボードのリボンケーブルも外します。特に左側の方はリボンケーブル自体が下の金属部分にテープで貼付いているので慎重に外してください。勢い良く外すとリボンケーブルを痛める可能性があります。


フロントカメラのリボンケーブルも外します。


マザーボードを止めているビスを外します。


続いて、マザーボードを外します。図の様に一旦、斜めにずらしその後引き出します。イヤーピース部分が筐体に潜っているので引き出す様にします。

この後、フロントカメラのモジュールを取り外しますが筐体に糊で付いていますので慎重にオープンツールを使って引きはがして行きます。


これでパーツ全体の分解が出来ました。モジュール化されていることもありますが、非常にシンプルなパーツ構成と言う事も分かると思います。
NOKIAのスマートフォンが比較的安価なのはこういう所にもあると思います。


これで実際に市場には無いシアン64Gになりました。
分解は一度経験してしまえば、この手のものとしては楽な方だと思います。
(既に某氏がマジェンタで経験されていますが、20分ほどで終わったそうです。
ポイントとしては
・microUSBの蓋は垂直にして勢い良く引き抜く。
・ディスプレイに精密ドライバを入れるときはテコの容量で筐体を使ってこじらず、ドライバを回す様にして浮かす事。
・マザーボードのリボンケーブルは一部筐体に貼付けられている物があるので折らない様にする事。

後はこの手の分解に共通する事ですが、大胆かつ慎重に。ある程度力を込めてメリメリとやらないと外れないですね。

実際に変えてみると、リフレッシュされて気持ちも新たな端末を入手した様な感じ、腕に覚えありの方は試してみると良いかも。
ただし、ご利用は計画的に!