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【Books】FLASHに山根さんが登場

あまりにも独創的過ぎる(笑)中国トンデモケータイと言えば山根さんの人気の連載ですが、なんとFLASHで特集が。しかもお相手は最近は家電芸人としても活躍中の関根勉さんです!山根さんは関根さんの気配りにいたく感激したらしくMobile Showの方でもラビット(笑)を連発していました。(この芸名を知ってる人は私と同じく歳がばれるw)機種はそれほど多くはありませんが、カラー3ページの堂々とした記事です。トンデモケータイファンの方は関根勉さんの独自のポーズによって扱われる端末の数々を堪能すると良いと思います。

【Books】Apple II

てな訳で、こんなの読んでます。iWozが良かったので。携帯百景に投稿するつもりが間違えてブログの方に(^^;。このままにすることにします。

【Books】Real DesignのNOKIA特集

さよなら?もう買えない?ノキアの携帯電話という特集がReal Design 3月号に載っています。NOKIAの日本に置ける端末販売事業から撤退を受けて、歴代日本の販売端末と海外の年代毎のエポックメーキングな端末が紹介されています。
過去の端末を懐かしがるとともに、最後の?日本発売端末N82と幻のE71を複雑な思いで眺める事になります。
NOKIAファンにとっては、歴代日本端末が網羅されている事から保存版としてマストバイな一冊だと思います。

歴代の日本販売端末。V 702NK以降のユーザは意外と多くの端末が発売されていた事に驚くと思います。私はこのページだけでも。NM207、NM502i、J-NM02の3台を所有していました。

幻の日本版最終モデルという事でE71が実寸&見開きで紹介。docomo版が販売されていたら、相当幸せになっていただろうなと思わずに入られません。残念。

【Books】iPhoneの本質 Androidの真価

読み出しましたが、凄く面白い。ちょっとiPhoneマンセーし過ぎの感もありますが、なぜiPhoneのプラットフォームが魅力的なのかデベロッパの視点で語られています。
キャリアとの交渉という手間(コスト)が無いために、デベロッパにとっては非常に労力が少ないんだとか。一方で、Handangoなどに置くよりも遙かにダウンロードされる回数は多いとのことですが、あまりにもアップされているアプリが多いために埋没する可能性は高く、常にユーザに認識される為の工夫が必要なようです。
Andoroidのパートはまだ読んでいませんが、こちらも興味深いものがあるでしょう。ちらっと読んだ限りでは、NOKIAが最も驚異に感じたのはAndroidらしく、Symbian Foundation結成の大きな動機となっているなんて書いてあります。
機能面やマーケティング論とは違うデベロッパ側から見た視点という切り口で、数多くあるiPhoneとは一線を画していると思います。
お勧めです。

【Books】久々にま〜ぱを買った

えーと、休刊という扱いで良かったのでしょうか?MACPOWERを久々に買いました。買っていたのはOS9時代だから大分昔になりますね。
1年位まえからでしょうか、不定期なのか季刊なのか書店に並ぶようになり、懐かしさも有って買おうかなと思っていたのですがなんとなく買わないままでいました。
やはり、時節柄アイフォーンの特集でかなりの量のアプリが紹介されているのは嬉しい。
また、IntelMac以降のマルチOS環境の紹介もマニアックでいいです。
まあ、林氏と大谷氏のコラムはMac雑誌だから仕方ないとは言え、相変わらずアイフォーン=黒船的な考えはどうかなと思いますが、むしろ日本のビジネスモデルをよく研究して、下手すればロールバックとも言える手法を取っていると思いますけどね。
まあ、それはそれAppleマンセーな記事よりもトップエンジニアがOSXを選ぶ理由なんてインタビュー記事の方が遥かに興味を惹かれます。その辺はじっくり読んでいきたいと思います。

【Books】世界自動車戦争論1 ブランドの世紀

私が敬愛する自動車評論家福野礼一郎氏の最新の著書です。
今から10年ほど前の自動車雑誌(Tipo)のコラムですが
「戦闘機の操縦桿は手元を見なくても15種類の操作が出来る。携帯電話はたかだか電話をかけるくらいの事で、なんでこんなに面倒な操作が必要なのだ。」
操作が何種類だったか正確には憶えていませんが、内容的には違っていないと思います。携帯電話のユーザインタフェイスに言及する人などほとんど居なかった当時の話です。氏が如何に鋭い洞察力と問題意識を持ち合わせていたか分かろうと言うものです。
で本の本題は”如何にしてブランドはカタチを作り、カタチはブランドにイメージを与えるか”というもの。(雑誌連載時の題名)
氏はブランドとしてNISSAN GT-Rを評価します。エンジニアの主張、エゴ、ドグマ、スタイリングの演出それらがブランドを形作るのだと。GT-Rは決してスタイリングの良い車とは言えません。逆にこの手のスーパースポーツとしてはかなり残念なダサイスタイリングといえるでしょう。ガンダム的な子供っぽいスタイリングです。しかし一方で誰もがスカイラインだと分かるスタイリングです。あの第1回日本グランプリでポルシェを追い回したというあの伝説はやはりこのスタイリングなのです。(まあ当時は箱でしたが、でも丸目のテールランプなどそのイコンを至るところに見つけられるはずです。)
ブランドとはそういうものであり、売りは万人媚びない走りを追及したこの性能なのです。顧客のクレームを恐れひたすら、お客様の意見に耳を傾け80点主義で作られたものはもはやブランド足りえないのです。それが無ければ単に安売り競争に身を置くしかないということです。安売り競争で中国に勝てるかそう言えば分かってもらえると思います。
ここまで書いて気付いた人もいるでしょう、これって携帯電話も同じじゃないの?と。
日本の携帯は世界で勝てない、それは日本が独自の通信方式を取って来たから?それも当然あるでしょう。
でもそれなら日本と同じくGSMを採用しなかったサムスンやLGの成功をどうみたらいいのでしょう。
それは日本メーカがブランドでは無いからです。サムスンの様に資源を集中し、過剰な高性能と豊富な宣伝費でブランド力を高めるものもあれば、LGのようにPRADAの様なブランドと結び付けたり、自社内にchocoやshineというプレミアブランドを作るものもあります。
NOKIAは圧しも押されぬブランドだし、Sony Ericsson既に確立された親会社のブランドWalkmanやCyber-shotを持ちます。既に日本が数千円で売られる低価格携帯でシェアを持つことは出来ないことは自明の理です。日本メーカが戦うとしたらハイエンドの世界、ブランドが物をいう世界なのです。
日本の携帯が世界で最も高性能というなら、機能で勝負すればいい、デバイスもソフトウェアも最高のもの使ってぶっちぎりの高性能な携帯を投入すればいい。
山根師匠によればソフトバンク920SHと同等のSX862は非常に注目を集めているらしい。日本から1周遅れの携帯をいつも通りの合議制で無難に造って安くていいものなら売れるの旧来の考えでは勝ち目は無いのです。
これからは動画、GPS、RFID(おサイフケータイのアレね。)というアイテムが重要になってくると思います。これらは現在のトレンドGoogleのサービスを携帯電話に取り込むと言うものと深い関連性があります。これらの対応も使用されているデバイスでは日本携帯は全く問題がありません。端末性能という面なら全く海外製携帯に引けを取るところはないのです。
問題はスタイリングです。日本携帯は強烈な個性に欠ける無国籍風です。それならとことんギミックに拘ったクール路線に行くという手もあるのではないでしょうか。SHARPのSX862はサイクロイド液晶のギミックがありますが、この分野では強みを発揮すると思われている韓国勢が意外と市場に送り出していません。世界のトレンドが薄型や小型化に行っているのかもしれませんが十分勝負は可能ではないでしょうか。変形合体ロボは日本の得意とするところです。外部からデザイナを招いてもいいと思います。マクロスの河森正治を連れて来てもいいじゃないですか、実際彼は工業デザインということならAIBOを手掛けたりしています。ハリウッドにもパクられる様な才能を携帯に取り込んだって良いはずです。子供っぽいと言われようが、誰も真似できないような超絶ギミック携帯で世界と勝負するなんてのも個性の発揮しにくい日本携帯にはありなはずです。
汎用液晶の様な1.5線級のデバイスを使ったNOKIAの諸いブランドビジネスに何時までも独走を許していいのか、日本のカメラモジュールや半導体デバイスなどの優れたパーツは韓国メーカのために存在するのでいいのか?日本メーカには奮起をお願いしたいのです。

て、車の話全然出てこねーし。(笑)本自体は、自動車好きの方なら非常に楽しめるものになっています。お勧めですよ!