【S60】【Satio】satioの姉妹機kuraraのレビューが早くも登場

Sony Ericsson Satioの姉妹機であるコードネームkuraraのレビュー記事が早くもMobile-Review.comに掲載されています。
しかし、嘗てスライドQWERTYを搭載する(丁度Palm Preの様な)P5iの発売を断念させたMobile-Review.comだけあって論評は辛辣です。
山根さんの情報によるとクリスマスシーズンを戦うソニエリの新機種Satio、Aino、Yariの3つはかなり苦戦しているとの事。プロモーションが不味いなどもあるのでしょうが、記事でも指摘されている通りソニエリ自体のブランド力が著しく低下しているのが原因でしょう。こうしたハイエンド分野ではブランド力が大きくものを言います。昨年来からの長いフラグシップの不在が大きく、X10などの話題性のある端末でブランド力回復を図るのが現在の課題だと思います。

kuraraはSatioの廉価版とも言うべき端末でアッパーミドルクラスのスマートフォンですが、性能的にはsatioと同等であり泥濘りはありません。高速なCortecA8プロセッサ、256MBのRAMと最も速いSymbian S60機の1台です。ただしカメラはSatioの12.1Mピクセルから8Mに落されています。その分背面はクリーンになり、やや個性が失なわれた感はありますが、その分丸みを帯た筐体でともすればアイフォーンクローンになりがちなフルスクリーンのタッチデバイスに個性を与えています。
また高品位TVの時代らしく、720PのHDクオリティの動画が撮影出来るなどの機能が採用されています。
SatioはUIなどはよく作り込まれており、決して他者のデバイスに引けを取るものではありません。ただし、iPhoneやN97もしくはi8910(旧OMNIA HD)に比べ内蔵ストレージが無く割高な感じするのも確かで記事のなかにもリテールプライスは最低400ユーロ程度になると予想されるが、300ユーロにしたら成功するだろうというものがあります。
裏を返せばこれもブランド力の低下を示すものでソニエリに急務なのはブランド力の回復だと思います。

最後に記事は革新的なものは無いがソリッドで好ましい電話であり、存在しないブランド価値(手厳しいなあ)にプレミアムを乗せるという誤った行為を行わず、300ユーロのプライスタグが付けられれば市場にインパクトは与えられないがベストセラーになるだろう。U5(Kurara)は全般的にまともな電話だが、マーケティング戦略と適合する何かを早急に必要とされていると締められています。

私も記事には同意で良い製品造りをしながら、プロモーションを熱心に行い(サムソンの様にウザイと言われるまでは無理と思いますが)地道にブランドイメージを回復して行くしか無いと思います。

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