アーカイブ : 2008年 10月

【S60】【KT610】KT610の○と×

恒例のデバイス○と×コーナーです。KT610を入手から既に週間です。使用感なども含めて、KT610の○と×を自分なりに書いてみたいと思います。

【KT610の○】
・シンプルながら、電話機としての使い勝手がいい。
・超小型液晶ながら、電話帳、履歴、MusicPlayerの制御まで出来る外部液晶。
・電池の持ちがいい。
・圏外の復帰から、ややもたつく事もあるが電波の掴みはいい。
・クラムシェルのスマートフォンとしてはかなりコンパクトな筐体。
・高い安定性。機種ごとのカスタマイズ度の高いNOKIAのデバイス(特にNSeries)より安定しているかも。
・高速なHSDPA通信。(3.6Mb)
・筐体サイズから想像するより大きくて、キーピッチの確保されたフルキーボード

【KT610の×】
・ちょっとあか抜けない外装デザイン。それが個性でもあるけど。
・変則的なキー配列のフルキーボード。記号がFn+□なので日本語入力時問題あり。
・上記キー配列による日本語環境での問題。句読点や長音が入力出来ない。Psiloc JapaneseやKKJConvで発生。
・そうは言っても、一覧性は低い外部液晶。実質2段表示は辛い。
・カメラはオマケ。室内で明るく写るのは有難いが、解像感はやはり2メガでは低い。ブログアップのギリギリの品質。
・低いAV性能。今時のデバイスには珍しく、動画再生能力は低い。音楽再生もAppleAACをサポートするが、実質MP3のみと考えた方が良い。動画もQVGA、384kbpsのMPEG-4でも紙芝居状態。
・内蔵メモリが少ない。総容量で128MB程度の内蔵メモリを搭載すると予想しますが、ユーザが実際に使用出来るメモリは
RAM 14MB
FLASH 30MB
程度であり、NOKIA FP1のデバイスと比べると、一昔前のスペックしかない。
・電車の中で使っていると、DSLiteに間違われる。心外だ。(笑)

ネガティブな感じがあると思いますが、やはり日本で使うという事を考えると日本語入力が弱いのが辛い所です。せめて+J for S60が動くか、句読点の問題が解決されれば良いのですけど。
中立な見方で物を言えば、完全にE71をお勧めしますし明らかに使い勝手も出来もいいです。($100高いですが。)
ただ、私は非常に気に入っていますし、一般的なビジネスマン向けのメッセージングデバイス+αという点ではよく出来ていると思います。

【S60】【KT610】KT610のキーボード

これ書きながら、非常に迷ったりしているのですけど、モバイルデバイスのキーボードって非常に個人の好みによって評価が違って、非常に結論付けるのが難しいからです。小型のクラムシェル機という事で、QWERTYキーボードは、KT610の重要なキラーであるとあると言っていいと思います。
ただ、このキーボード、非常に癖があって万人向けとは言い難い面があります。キー配置のオフセットは、この際置いておくとしても、キータッチだけでもかなり評価は別れるでしょう。
どちらかと言えば、私は柔らかいタッチのキーボードが好きなので、固いタッチのKT610には厳しい評価になってしまうのですが、海外のメジャーなWebサイトの評価は、概ね好意的な評価になっています。
KT610のキーボードは決して悪いものではありません。むしろ、筐体サイズを考えたら、十分な大きさとピッチを確保していると言えますし、きちんとクリック感もキーストロークもあるのです。
山根師匠が展示会で見た時はここまでの固さは無かったようですが、修正を行ったのでしょう。
事実、展示会の時に比べてキー配置にも大きな変更があります。Shiftキーが左右に配置されたり、2段目と3段目の配置もWの下にAが配置されるようなPCの配置と違う配置となってしまいました。
予想でしか無いのですが、LGはパワーユーザや一般の人の声を取入れて、キーボードに変更を加えたのでは無いかと思っています。
Shiftキーは両側にあった方がいいとか、キーの打感はしっかりしていた方がいいとか。treoなどのキーボードをかなり研究している感もあり、それらの名声を意識し過ぎたのかもしれません。
しっかり本体を握って操作する、treo様なデバイスだったらこうした固めのキーボードでもいいのでしょうけど、KT610の様な横QWERTYの場合は、デバイスは基本的に支えているだけですから、もう少し柔らかいキータッチの方が良かったと思います。その辺は、E90やhtcの横QWERTYデバイスを見れば判ります。
対応としては、ゆっくり打つような場合は、キーの中心を意識して押すようにします。この時、手応えがあった場合は、すぐにキーから指を離すようにします。そうしないと反発力の強いキーに押し返されて、リズムを狂わされる事になります。素速くキー入力する場合も基本的に同じで、一撃離脱が基本、キー全体に広い面積で圧力をかけるのでは無くて、中心を狙ってタンという感じで次々にキーを打ち込んで行くのがいいと思います。ギュウではなくて、タンです。
実はこのキーボードそれなりにストロークがあるのですが、全て押し込まなくてもきちんと入力されます。ちょっと押した時点で手応えがあり、きちんとキー入力がされるのです。だからストロークを使い切って、全て押し込んでしまうと力が要るし、反発の強いバネに押し返されてリズムを崩すのだと思います。取り零しは少ないキーボードなので、そこを押さえるのが上手にキー入力するコツかもしれません。
最初に書きましたが、キーボードほど好みが人それぞれのものは無いと思います。やはり触ってみるのが一番だと思いますが、マイナーデバイスなので持っている人は少ないし、売っている所も殆どないという所が辛いところですね。

【S60】【KT610】S60のカッコイイテーマ

KT610は標準のテーマが1つプリインストールされているだけで、標準状態ではテーマの切換えが出来ません。
そんな訳で、Webで捜してみると、こんなカッコイイテーマを見付けました。

SISのインストールだけで、アイコンまで変更されて、非常に驚きました。

アイコンも全部ではありませんが、サードパーティ製のものまで変更されるのには驚きました。

ちょっとKT610には実はあまり垢抜けていないテーマの方が良い感じがして、最初NewBlackを入れたのですがカッコ良過ぎると思いましたが、こちらのNABYはいいですね。完全なプロの仕事という感じで、これがフリーというのが凄いですね。