【S60】【MeeGo】チャレンジャーとして挑むNOKIA

NOKIAが元気がないそう言われて久しいし、実際そう感じている方も多いと思います。NOKIAにかなり熱心なユーザからさえも最近は欲しい端末が無いという言葉を聞いたりします。
ただし、現在もNOKIAは業界の断トツの世界チャンピオンであり、スマートフォンのトップシェアメーカです。ただこの座を脅かすライバル達が背後に迫っており、予断を許さない状況になっていることはNOKIA自身がよく分かっている事です。
その中で最近リークされた二つの出来事があります。一つは将来の製品出荷計画です。ミドルエンドからハイエンドまでをカバーすると思われるその出荷計画はアルファベット1文字+数字1文字という形で将来の製品ヒエラルキーを示しています。

そしてその頂点に立つのがN9、NOKIAのフラグシップを担うハイエンド端末です。N9はOSにMeeGo/Maemoが採用される事が噂されており、MeeGo/MaemoはNOKIAの中でも別格の扱いを受けるハイエンドの端末に採用ています。
また、それを受ける形で近々出荷が予想されるハイエンド端末N8が最後のSymbianOS搭載NSeriesとも報道されました。今後はNSeries はMeeGo/Maemoを採用し、Symbianの搭載を止めるというものです。
XSeries XpressMusic、音楽を中心としたマルチメディアを主とする端末

ESeries 企業向け、ビジネスコンシューマ向け

CSeries メール、IM、SNS、コミュニケーションを主とする端末

これはSymbianOSがサポートする新たな製品マトリックスであり、XSeriesとCSeriesはターゲット向けに従来のNSeriesを細分化した印象を受けます。

そしてモバイルソリューション事業のトップ・バンヨキのインタビューからはNSeriesのありようが以下の様に語られます。
NSeriesはMeeGo/Maemoを採用し、スマートフォンに留まらないスマートブックやTabletPCなど広くモバイルデバイスをサポートする
これはN8が最後のNSeries最後のSymbianデバイスという報道を裏付けるものにもなると思いますがall about Symbianのインタビューは更に突っ込んだものになっており、将来のNSeriesではSymbian^4に対して門戸は開いておくと語っています。

当面のSymbianのゴールはQt対応によるリッチUIやリッチアプリケーションの獲得でありSymbian^3(N8に採用される)でQtフルサポート、Symbian^4で現状のS60のUI、AVIKONを捨てQtネイティブ化することでライバル達に対抗出来る環境を整えると共に新たなアプリ開発者の獲得を行ないたいという事でしょうか。
ただし、Symbian^4への移行でS60 3rdと5thとはアプリ互換性を失うことになります。MacOSXしかり成功したOSは過去の資産を捨てることにより成功を得ていますので、この辺は致し方ないのかもしれません。

という訳でNOKIAの反抗に期待すると共に早くN8出してくれと思うのでした(笑)

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