【Windows Phone】【Lumia1520】Lumia1520レビュー ソフトウェア編

フォトレビューからちょっと間が空きましたが、Lumia1520レビューのソフトウェア編をお送りします。
Lumia1520はWindows Phone8.0の最新ソフトウェアGDR3を搭載した初の端末です。
GDR3になって最も大きく変わったのは、LiveTileが3列表示になったことです。ただし、FullHDをサポートする端末向けの機能拡張ではなく、画面サイズの大きな端末(概ね4.5インチ以上らしい)を対象としているとのこと。同じ6インチ端末のLumia1320は、従来のHD液晶(1280×720)ですが、3列表示に対応しています。

L1520Tile
3列表示の画面。従来に比べ多くのタイルが配置出来る様になり、大スクリーンを効率的に使うことが出来ます。

FullHDの解像度対応やクアッドコアのCPU改善だけで無く、ソフトウェア的な改善も幾つかなされています。
L1520MultiTask
マルチタスク画面でタスクの終了に対応しました。バックキー長押しでマルチタスク画面を呼び出すと中央に表示されているウィンドウに×が表示されますので、×をタップで動作中のタスクが終了出来ます。

L1520settings01
設定画面です。画面の向きと言う項目が追加されました。自動回転のオフによりアプリの縦横の自動切り替えが出来なくなります。この機能は割とユーザの要望の多いものだったようです。

L1520rotation
画面の自動回転のオン/オフ設定画面。

L1520settings04
transfer my dataが追加されています。Bluetoothで既存の端末からデータが移行出来るNokiaユーザーならお馴染みの機能ですね。

L1520Black
エキストラ+情報をタップすると。Lumia Blackの表示が現れれます。
GDR2ではNokia Amberとなっており、Windows Phoneの基本にNokiaが独自に加えたソフトウェアになります。ただし、表示されているソフトウェアのバージョンはAmberと違いは無いようです。

L1520CameraSettings
カメラについてはカメラボタン長押しでNokia Cameraが標準で起動する様になっていました。(設定でWindows Phone標準のものも選べます。)UI等大きく変わったところはありませんが、撮影モードの設定にJPEG(5MP)+DNG(16MP)という項目が加わりました。DNGはRAW形式のファイルのことであり、いってみれば生データのことでデジタル一眼レフカメラでは、撮影後に露出や色味、ホワイトバランス等の調整を行う為に一般的に使われています。ついにスマートフォンのカメラもこの領域に入って来たかと言う感じですね。

Bingニュース
Bingの名前のついたアプリが幾つか追加されています。香港版なのでどうかなと思いましたが、日本語サイトがきちんとサポートされています。Bingニュース。日本の最新ニュースが表示されます。

Bingスポーツ
Bingスポーツ。日本の最新スポーツニュースがきちんと表示されます。(スクリーンショットは事前に撮ったものですので若干古いです。)

Bingファイナンス
ファイナンスもTOPIXなど日本の情報がきちんと表示されます。

Bing天気
Bing天気。こちらも日本の天気を表示します。区まで自動表示されるので、位置情報を取得しているようです。

Nokia_story_teller
イメージング系のアプリとしてはNokia Storytellerというアプリが追加されています。これは撮影した画像を時系列に纏めてくれるもので、写真には名称を付けたり、位置情報を残す様にしている場合HERE Mapとも連携出来るので、ちょっとした写真日記の様なものが作れます。写真を楽しむことに力を入れているNokiaならではのアプリと言えると思います。

FullHD解像度やクワッドコアCPUのサポートと言うだけではなく、地味ですが使い勝手を向上させる改善が行われていることが分かります。来年、配布と言われているOS 8.1にも期待が持てます。

それでは次回は20MピクセルのPureViewカメラについて紹介したいと思います。

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