カテゴリー : Windows Phone

【Windows Phone】【Lumia925】Lumia925 UK版にLTEを掴ませてみる

Lumia925のLTE対応はかなり関心の高いトピックらしく、私のブログにも数人の方からコメントをいただきます。
私のLumia925はUK版で英国の通販サイトClovetechから買いましたが、そこにはこの様な一文が書かれていました。
“初期出荷では4Gは殺されており、アップデートで対応します。”
また、920の時行ったfield Testモードでの有効化を試そうと思いましたが、925ではそちらの画面を開くことが出来なくなっていました。となれば、出来る方法は一つ、げふんげふんです(≧▽≦)
EEというイギリスのキャリアの4G対応ファームを焼くのですが、方法についてはここあたりが参考になるでしょうか。
pocketgameさんにも詳しい解説があります。
方法はそちらを参照していただくとして(ぉ ファームアップ中に気付いた点を

・Product codeは 059S7G4 にする。その他のプロダクトコードはこちらに。
・ファームをダウンロードしてもウィンドウを閉じない。
 そのまま、メニューのOpen ProductからRM-821を選びます。
 そうしないと、うまくファームをNCSに認識させることが出来ませんでした。

なんてとこでしょうか。後は運を天に任せて焼き焼きします。

ファームアップ完了後、設定>携帯ネットワーク>最高接続速度で4Gが選択可能に。

設定>アクセスポイント>データの種類でLTEが選択可能になります。

4Gを掴めました!

文鎮のリスクがありますし、誰にでもおススメ出来る方法ではありませんが、どうしても4Gで接続したいと思っている方は、やってみる価値はあると思います。
ご利用は計画的に。

【Windows Phone】【Lumia1020】PureView 41Mピクセルセンサーを搭載したLumia1020が発表


かねてからの噂通り、コードネームEOS、Lumia1020が”Zoom Reinvented”と謳われたニューヨークでのイベントで発表されました。

PureViewを最初に名乗って登場した808PureViewと同じく、41Mピクセルという驚異の高画素センサーを搭載する端末で、PureView technologyと呼ばれる画像圧縮技術で優れた画像を生み出します。今回はオーバーサンプリングによる優れた画像圧縮技術に加えて、Lumia920でもお馴染みの背面照射型センサー化による優れた夜間撮影や手振れ補正機能なども搭載してきました。PureView技術の集大成とも言える端末だと思います。


そして、それを支えるのがNokia Pro Cameraという新しいソフトウェアです。標準のカメラアプリを大きく上回る機能を持ち、サークル状のUIを操作しながら、ホワイトバランスやISO、シャッタースピードなどの設定変更が可能になります。

また、今回からはDual shotという機能も搭載され、フル解像度の画像と5Mピクセルの画像の両方を一度に撮影出来る様になりました。今まではフル解像度の38Mピクセルの画像はどちらかというとノーコントロールで不満がありましたが、今度はNokiaとしても自信があるのでしょう、ここは期待出来ます。


こんなデモも行われました。暗闇の中で両手にLumiaを持った二人。撮影画像を見ると1020の文字が浮かび上がるました。シャッタースピードを調整出来、暗所に強い1020ならではです。


ワイヤレス充電のQiに関してはLumia925と同じく、専用カバー装着にて可能になります。今回は大型センサー搭載ながら、かなり頑張って920並みの薄さや158gという予想を遥かに上回る軽量化を果たしてきましたので、いたしかないことと思います。


そして、こんなアクセサリーもNokia Camera Grip。撮影時に持ち易くするとともに、内蔵のバッテリにより撮影時間の延長を行います。808PVの時も多くの枚数の撮影を行うとかなりのバッテリを消費しましたので、撮影をアシストするこのアクセサリーは欲しい。

その他、開発者がイメージングアプリを作り易くするSDKの提供や


Nokiaのアメリカイベントでは恒例のAT&TのCEO登場でパートナーシップの強固ぶりをアピールするなど、北米に注力するNokiaの現状が垣間見えます。
尚、AT&Tが独占先攻販売を今月26日より開始し、価格は2年契約で$299、今四半期には中国と主要なヨーロッパのマーケットで発売されるとの事です。

スペックは下記
OS:Windows Phone 8
ネットワーク:GSM 850/900/1800/1900 MHz
WCDMA: 2100/1900/850/900 MHz
LTE :Band 1, 3, 7, 20, 8
メモリ:2GB RAM, 32GB内蔵ストレージ, 7GB Skydriveクラウドストレージ
ディスプレイ:4.5インチ有機EL WXGA (1280 x 768) ゴリラガラス, PureMotion HD+ ClearBlack
CPU:1.5GHzデュアルコア Snapdragon
カメラ:PureView 手振れ補正付き(OIS)41 MP光学センサー, 背面照射型センサー, 6×光学レンズ, 高解像度ズーム3x, オートフォーカス, キセノンフラッシュ, ビデオ用LED fライト, 1080Pビデオ30fps,Nokia Pro Cameraモードと Nokia Smart Camera モードを含む
第2カメラ:HD 広角1.2メガピクセル
サイズ:130.4 x 71.4 x 10.4 mm
重量:158g
インターフェイス類:USB 2.0, BT 3.0, NFC, WLAN a/b/g/n, A-GPS, 3.5 mm オーディオコネクタ
バッテリ:2000 mAh battery, Wireless Charging supported via accessory cover
ボディカラー:イエロー,ホワイト,ブラック

Lumia1020は808PureViewで感じていた不満点をかなりの面で改善して来た後継機種と言えます。重さや厚みなど筐体の不満点、WindowsPhone採用ということでSNSやクラウドサービスへの対応強化、PureViewに相応しいカメラUIやソフトウェア、優れた夜間撮影機能や手振れ補正機能など非常に強力なアップデートです。
初めてオーバーサンプリングテクノロジーを搭載するPureView端末を買う人も、既に808PVを持つユーザも満足出来るものと思います。
Lumia925を買いましたが、非常に欲しくなりました。困った(笑)

【Windows Phone】【Lumia925】Lumia925のハードリセット

本当にあった恐い話(笑)と言う事で、本日Lumia925が起動しないと言う事態に陥りました。正確には気が付くと端末が起動しておらず、電源ボタンを押しても全く反応がないと言うものでした。
Lumia920では、ハードリセットはボリュームキーダウン+電源ボタン+カメラキーでしたが、925からは変更になりました。

ボリュームキーダウン+電源ボタンを10〜15秒長押し

この長押しが分からなくて、端末が死んだと思いました。本当に焦った(^^;

尚、ソフトリセットは今までと同じく
工場出荷状態に戻す方法でした。
設定>情報>電話のリセット
から

【一般消費者が知ってはいけないハードリセット】
※ご利用は計画的に。。。
1.電源ボタンON
2.バイブレーションしたら、ボリュームキー下長押し
3.”!”マークが画面に表示される。
4.ボリュームキー上
5.ボリュームキー下
6.電源ボタン
7.ボリュームキー下
端末が再起動してリセット完了。

と言う訳で、壊れたと焦らずにリセットを実行しましょう。←思わずtwitterにつぶやいた奴。

【Windows Phone】【Lumia925】Lumia925のソフトウェア

Lumia925は最新のソフトウェアを搭載しています。これはGDR2と呼ばれるものですが、単純なWindows Phone8.0のアップデートでは無く、Nokia独自の機能を盛り込んだものになっています。
最近、MicrosoftがNokiaの”端末部門”の買収交渉をNokiaと行い決裂したという話が報道されましたが、MSが欲しいのはスマートデバイス部門のみで、それに追随する他の部門もある訳です。そして、それらの存続の為に端末部門に加えてどの部門を売却対象にするかは重要な訳です。
だから、Nokiaのプライドが邪魔をしたなんてのはビジネスとは全く別の話で、まあ考えの浅い意見かなと。

と、話はそれましたが、そんな事があってもNokiaとmicrosoftのWindows Phoneに関する協業は密であり、今回でもNokiaが要望する機能が新機能として盛り込まれた感じがあります。
特にLumia独自の機能は”Amber”という名前で提供されており、細かい使い勝手を向上させるアプリケーションの集合です。

・ダブルタップでスリープ解除
Nokiaの最初で最後のMeeGo端末N9に搭載されて非常に話題になった機能で、N9を使うと他の端末でも画面をダブルタップしてしまうとまで言われていました。
ボタンレスのN9と違い、ロックキーのあるWPでどこまで必要かと言うのはありますけど、出来ると言うのは良い事ですし、使っていても便利です。

ダブルタップウェイクアップのON/OFFは設定/ディスプイ+タッチのタッチから。

・スリープ時でも時計表示が可能に
Symbian^3やN9等Nokia端末なら定番であり、Nokiaユーザが待ち望んでいたのがこちらだと思います。元々は有機ELはスクリーンの一部分的に給電が可能な為バッテリーに負担が少なく、この為常時時計を表示しておく事が出来た故の機能でした。
今回、920のIPS液晶から925では有機ELに変更されたのは、こうした理由があるのかもしれないですね。


クイックビューの設定。表示時間はフルに表示では無く、短く設定することも可能。バッテリーの持続時間を上げる事を考えての処置です。

・メールのライブタイルがマイナーチェンジ
GMailの表記がGoogle Mailの名称に変わり、ライブタイルがシンプルなものに変更されました。

・その他
日本では使えませんが、NokiaドライブがHERE Drive+ BetaにPhotobeamer、Angry Bird Roost、Data Senseが新たに追加。eBayやTripAdvisorの様にプリインストールから外されたものもあります。

Photobeamer。同じくPhotobeamerがインストールされている端末でQRコードを表示させ読み込むとにワイヤレスで画像の受け渡しが出来ます。QRコードの生成はwww.photobeamer.comで行いブラウザで画面に表示させます。面白く、実用的なアプリです。


Data Sense。モバイルネットワークやWiFiでのデータ使用量を管理、もしくは上限値を設定する事により使い過ぎを防ぎます。

この他、Nokia Smart Camがありますが、これは次回のカメラのレポートで詳しく説明する事にします。

マイナーチェンジといいつつ色々な機能やアプリが追加されている事は分かったと思います。また、その機能もかなりNokia色が強くなってる傾向を感じ取れると思います。

次回はカメラテストをレポートします。

【Windows Phone】【Lumia925】Lumia925フォトレビュー

端末購入後恒例の、Lumia925フォトレビューをお届けします。
Lumia925はNokia最新のハイエンドカテゴリーに属する端末で、Lumia920のバリエーションの一つと言っても良いと思います。920のバリエーションとしては、これ以外にも米Verizon Wireless向けのLumia928があり、キセノンフラッシュ搭載など若干のスペックや筐体の違いはあるものの性能的にはほぼ同等となっています。

先行する920との違いは、スクリーンがIPS液晶から有機ELに変わった事、内蔵メモリが32GBから16GBになっています。それ以外は1.5Ghzのデュアルコアプロセッサ、1GBのRAMなどスペック的には大きく変わった所はありません。
端末の重量と厚み、これは920がライバルに大きく劣る点でした。925はより薄く、軽く、スタイリッシュな端末を求める人の端末と言えると思います。


パッケージは最近のNokia端末に共通するカラフルなもの、同梱されているアクセサリー類もシンプルです。


アクセサリーはこれだけ。SIMトレイ抜き出しの工具(ピン)、USBデータケーブル、ACアダプタ(UK版)、ステレオヘッドフォン


920のパッケージと比較してみました。縦横のサイズは全く同じ。厚みは端末と同じく925の方が薄くなっています。


割と正面から見た場合は平凡です。側面を金属モールが回るデザインはiPhone3以降各社が採用しており、割と一般的なデザインと言えます。側面のシルバーは鈍い光を放つ落ち着いた色であり、安っぽさはありません。


金属モール部分には四方に黒いラインが施されており、デザイン上のアクセントとなっています。iPhoneの場合はモール部分をアンテナとして利用する為のスリットでしたが、925ではどんな意味を持つのでしょうね。


右側面です。左側からカメラのシャッターボタン、真ん中が電源ボタン、右側がボリュームキーです。ボタンは金属っぽいですが、非常にタッチが良く、押したときの反応が良いです。これは使っていて気持ちいいですが、電源ボタンを知らずに触っていて、画面がスリープ解除している場面もありました。


左側面です。左側にはボタン類は全く配置されていません。Nokia端末に最近共通する傾向ですね。


左から3.5Φオーディオジャック、microUSBポート、SIMスロットなります。


microSIMスロットは引き出し式ですが、920の様なトレイごと引き抜いてしまうタイプではなく、引き出した状態でロックが掛かり止まります。
トレイにSIMしかっり嵌る感じが無く、ちょっと心配になりましたが動作には問題はありませんでした。


底面もシンプル。通常ここに通話用マイク穴があったりするのですが、それはスクリーン側に移動しています。


背面は金属ではなくプラスチックです。Lumia920などのツルツルした質感ではなく、マットな塗装です。若干盛り上がったカメラ部分がちょっとした個性を醸し出しています。


カメラ部分です。Carl Zeiss f/2.0 8Mピクセルというスペックは変わりませんが、レンズが5枚から6枚に変わったと言う話もあります。
920と925のカメラの違いに付いては、今後レポートしたいと思います。


背面の下の方にはスピーカがあります。スピーカーの上の方には3つの穴がありますが、外付けのQi対応カバーを付ける為の端子です。残念ながらQiは内蔵出来なかったようですね。

他の端末との比較など。まずはLumia920から

正面から見た感じは同じ4.5インチのスクリーンということもあり、ほぼ同じ大きさです。
ただ、手に持った感じは全く違います。920はずっしりとした重さがありますが(185g)、925は軽く感じます。(139g)


しかし、厚みに関しては相当違います。920、10.7mmに比べて8.5mmとこの厚みの違いは大きいです。ただ、手の座りは920の方が良い感じもあり、落下させないかと心配になります。


iPhone5との比較。さすがにスクリーンサイズが違うだけあって、925の方が一回り大きいです。特に幅に関しては顕著です。ただし、手に取ったときに感じる軽さや、薄さに関しては共通するものがあります。重さはiPhone5、112gとさすがですが925もスクリーンサイズを考えればかなり健闘していると思います。


厚みの比較です。さすがにiPhone5の7.6mmにはかないませんが、925の8.5mmはかなり薄く健闘していると思います。

Lumia925は920とスペック的に大きな差がないことから、920ユーザとしては微妙かなと思っていましたが、薄さと軽さ、その高い質感で満足度は高いです。
920が最初から925の筐体で出ていたらとも思いましたが、Lumiaが920を中心としたボリカーボネイトボディのイメージで統一感を出す為には必要だったのでしょう。

さて、次回以降はWindows Phone8 PR.2という新しいソフトウェアによる違いや920とのカメラ比較などをレポートしたいと思います。

【Windows phone】【Lumia925】Lumia925が来ました。


Lumia925が来ました。パッケージから出して手に持った印象は、軽い!薄い!重さは139gと際立って軽い訳ではありませんが、スペック以上に軽く感じます。
デザイン的にはこれまでのLumia920などのポリカーボネートユニボディから、側面に金属モールの回る新しいデザインに変わりました。
従来のユニボディは筐体自体で強度を得る構造のため、あんこが多く軽量化には向いていませんでした。今後は、軽量モデルはこの手法が取られるでしょう。

とりあえず、購入報告までですが、この後はいつもの外観レビューからボチボチやって行こうと思います。

【Windows Phone】WPのPureView? Nokia EOSの写真がリーク!?

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このブログでも度々話題にしているNokiaの高性能カメラ携帯EOSではないかと思われるリーク画像が、本日携帯系ニュースサイトにアップされました。
EOSは、Nokia初のPureView Technology採用携帯、808PureViewと同じく4,100万画素の高画素センサーを搭載しているのでは無いかと噂されています。今回のリーク画像が本物ならある程度それは証明されたと言えると思います。

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808PureViewは最近のスマートフォンとしてはかなり厚みのある端末でしたが、このEOSに関してはリーク画像からかなり薄くする努力がなされていることが分かります。事前のリーク情報ではLumia920より1mm薄いと言われていましたが、その情報ともある程度の一致は見えます。

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ただし、流石に高画素大型センサーを積むためには、カメラレンズ部分の厚みを削る事は出来なくて808PureViewと同じくレンズ部分は大きくボディから出っ張る形になっています。
残念ながら写真から分かる通り、レンズ下の画素数の表示はXX MEGA PIXELとなっており、最終的な画素数が確定していない時期のプロトタイプか、実際にまだ画素数を確定させていないのでは無いかとも想像します。
また、この写真はカメラレンズにカバーが設けられている事も示しています。

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背面は巨大なカメラレンズに圧倒されますが、正面から見た印象はLumia920と同じく緩い曲面で構成されたデザイン。Lumiaファミリーの一員であることが分かります。

現行のLumia920もPureViewを名乗りますが、BSIセンサーや明るいレンズによる優れた夜間撮影や、強力な手振れ補正機能をもってPureViewを名乗っています。41Mピクセルという巨大な画素数を利したオーバーサンプリング技術で、優れた8Mピクセルや5Mピクセルの画像を生み出すという当初のコンセプトとは方向性が違います。
今回のEOSはそのコンセプトを引き継ぐものと期待され、808Pureviewの様な解像感の高い撮影画像が期待出来ます。

個人的には、今回のリークはAppleのWWDCを目前に控えた意図的リークの可能性もあるのでは無いかと妄想しています。カメラを強化したiPhone5s登場の噂もあり、そろそろSymbian^3デバイスから買い替えを考えている顧客の引き止めを図ろうというものです。
いずれにしろ楽しくなってきました。925に行こうかなと思っていましたが、EOSを待ってもいいかなとも思っています。

【Nokia】【Windows Phone】Lumia 510と620のモックアップ

山根さんにLumia520 510と620のモックアップをいただきましたので、ちょっとご紹介。
型番から分かる通り、520510と620はミッドレンジより下の辺りをカバーするモデル。スペック的には両者似通ったりで、は510はOS7.8、Single-Core CPU 800MHz、256MB RAMと完全に1世代前のスペックです。620については、1.0GHzのDual-Core CPU、512MB RAM、8GB内蔵ストレージなど基本スペックは同一ですWP8以降のスペックです。。発売時期もありますが、むしろ520の方がバッテリ容量(620→1300mA、520→1430mA)や液晶サイズ(620→3.8ich、520→4.0ich)ではスペック的に上にあり、やや下克上な感もあります。


左が620(マゼンタ)、右が520 510(背面カバーは白)です。520 510の方がやや幅広く薄いです。


スペックでは上回る520 510ですが、やっぱりNokiaスマートフォン最低価格帯の端末であり、620に比べると、筐体はやや質感が劣る気がします。


920と比較、これ見るとやっぱり920って大きいですね。ここには明確なハイエンド端末とミッドレンジ以下のモデルの線引きが感じられます。


嘗てのミッドレンジ機710と。710は液晶サイズでは完全に520 510や620に負けています。あっという間に最新デバイスを古びさせるスマートフォンの現状はちょっと恐ろしい感じもしますね。


厚みに関して言えば710は520510や620の敵ではありません。こちらもずいぶんと進化しています。


iPhone5との比較、サイズ的にはiPhone5は520510や620と同じミッドレンジクラスの筐体サイズである事が分かると思います。当然、性能では大きくiPhone5が上回ります。

520510も620も手に収まる扱い易いサイズでカラフルな筐体も相まって、普段使いに良いかもと思わせます。ただし、似たり寄ったりのスペックで筐体デザインでの差別化くらいしかなく、もっと強力な個性も欲しいなと思うのも確かです。今後はCatWalkと呼ばれるデザインに特化したアルミ筐体の薄型モデルや大型カメラセンサーを搭載していると言うEOSなどの噂もありますので、そちらには強い個性を期待したいと思います。

【Windows Phone】【Lumia920】920にアップデートが来た!

まるでMWCに合わせるかの様にLumia920にアップデートが降りてきました。

今回のアップデートはOSの共通的なアップデートとして
 ・Messagingの改善
 ・受話に対するテキストメッセージでの返信
 ・Internet Exploreの改善
 ・Wi-Fiの接続性の改善
また、これらOS独自のアップデートに加え
Nokia独自のアップデートがあり、主にカメラ画質の改善が盛り込まれているとの事、早速アップデートしてカメラ機能を試してみました。


シーサーの置物をマクロで撮ってみました。左がfirm1.0、右が1.1です。(クリックで大きな画像になります。)
ぱっと見、それ程大きな違いは感じませんがPCで等倍に拡大すると違いがある事が分かります。特に鼻の部分のディティールが違います。上が1.0ですが、下の1.1に比べると随分ディティールが甘く、画像が滲んでいるのが分かると思います。



こちらもマクロでみかんを撮ってみました。
1.0の方が白いカビのティティールが良く出ている感じがありますが、よく見ると右側の赤い斑点部分が細かい格子状のノイズが出ているのが分かります。



室内のスナップを撮ってみました。こちらもぱっと見は違いは分かりません。
ただし、あしたのジョーの例の名台詞を拡大してみると、上の1.0はやや粉っぽく点状に成っているのに比べ、下の1.1は色味こそ薄いですがディティールがやや滑らかになっている事が分かります。


アップデートの改善は体感的に大きく変わったと感じるものは無いのですが、カメラ機能は予想通りブラッシュアップされています。
一つ、気付いた大きな違いがあります。LTE接続時の表示は4G→Lに変わりました。
個人的には4Gの方が良かったですが、アップデートでLTEを掴まなくなるような事は無いようでちょっとほっとしています。

【Nokia】【Windows Phone】Lumia520と720が発表

Nokiaが世界最大のモバイルの祭典MWCにおいてLumia520と720を発表しました。
残念ながら存在が噂されている808PureViewと同等の光学センサーを搭載されたハイエンドモデルEOSや新しいアルミ筐体を採用したデザイン重視モデルのCatwalkなどの端末は発表されませんでしたが、WP8以降の700番台を埋めるモデルがついに登場し、500番台のモデルでもWP8搭載と地味ながら確実な進化が見て取れます。
Lumia720は型番からも分かる通りミッドレンジをカバーするモデル。残念ながらLTEはサポートされませんが、カメラ機能には力が入れられており、歴代Nokia最強のf/1.9という明るいレンズ(もちろんカールツァイス)が搭載されています。
今回、PureView冠こそ付けられてはいませんが、670万画素ながらBSIセンサー採用などカメラは良い写りと成るのでは無いかと期待しています。個人的には720と920の関係はNokia全盛時の名機N95とN82の関係を思い起こされるものがあります。
また、4.3インチと言う比較的大型のスクリーンながら重量を128gに抑えたのは頑張ったと思います。512MB RAMでWP8のアプリも問題なく動く事から実はお買い得なモデルではないかと思います。

Lumia520についてはNokiaスマートフォンとしてはローエンドをカバーするモデル。驚いたのはWP8搭載と512MB RAM。完全に上位機種の620を下克上する形と成っており(620も512MB RAMでした。ただし液晶サイズは620の3.8インチに対して520は4インチ)、こちらもお買い得度は高いです。ローエンドの高スペック化は低価格スマートフォンの競争の激しさを感じますし、Nokiaが開発の手を緩めていない事も感じます。

両端末とともに香港、シンガポール、ベトナムで3月中に発売し、第2四半期にはヨーロッパやアフリカ、中国、インド等に投入されます。ここの所、アメリカよりの戦略が重視されてきましたが、まだまだスマートフォンの成長の余地が大きく残されているアジア重視のモデルと言えるかも知れませんね。

この他、最近はタッチパネルモデルが重要視されていたSeries40ですが、ベーシックなキャンディーバーテンキーモデルであるNokia301や最低価格帯のモバイルフォンNokia105などの新興国向けのフィーチャーフォンやモバイルフォンも発表されています。この市場も競争が激しく大変ですが、カラフルな筐体とNokiaらしいデザインでライバル達に負けない戦いが出来るのではと思います。

昨年の印象と比べると端末などは地味な印象が拭えないですが、現在約半年置きに新端末を投入している事を思えば、たまたま派手な端末の発表にうまく当たらなかったのではないかと思います。現在920は毎日持ち歩いて使っていますが、軽さと薄さで720はいいなあなどと思い始めています(笑)