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【Maemo】【N900】今度は本命のmaemoCJKがリリース

大分集会遅れの記事になっちゃいましたが一応。
MSCIMに続いて日本語入力の大本命というべきmaemoCJKがリリースされました。アルファ版とのことですが、現状でも特に不具合を感じるようなところは無く非常に安定しています。

素晴らしいです。現状でも連文節変換に対応しており、かなり快適に入力出来ます。

入力はVertual Keyboardを利用するため、SettingのTextimputでVertual Keyboardにチェックを入れてあげる必要があります。

また日本語入力を有効にするためにはキーボードを閉じた状態で、入力を行いたいアプリの画面をタップ、そうすると入力窓が表示されますので、普通にローマ字入力で日本語が打てるようになります。

日本語←→英字の切替えはCtrl+Jで行います。Virtual
Keyboardは閉じた状態での利用のため、いちいちキーボードの開閉を繰り返さなければなりませんが、この回避方法としてShift+Spaceを押
すという回避方法があります。これでキーボードを引き出している限りはタップで日本語入力のウィンドウが出現するようになります。

この文章も実はmaemoCJKで入力していますが、この程度の文章なら躊躇なく打つ気になりますね。
公開していただいたKimitakeさんに大感謝です。

【Maemo】【N900】N900の日本語入力

N900で苦労するのはやはり日本語入力です。今の所WebベースのSumibiを利用するか、emacsを導入するかになるとおもいますが、いずれにしろ両者とも一旦入力したものをコピーして、利用したいアプリで貼付けてあげる必要が有ります。両者共に一長一短ありますが、コピペする事無く直接アプリに書き込める環境の登場が望まれます。
そんな中twitterでいただいた情報がMSCIMです。オフラインでもコピペする事無く希望のアプリ上で利用する事が出来ます。
ただし、無償でアプリを公開していただいている作者様には深く感謝なのですが、使い勝手はかなり微妙です。

導入は簡単です。ただ前段としてMy-Maemo.comの記事を参考にNOKIA認証以外のアプリを導入出来る様にしておく必要が有ります。
後はAppManagerを起動し、mscimとmscim-tables-jaをインストールします。

使用方法は独特です。最初はCTRL+SPACEで起動していたはずですが、その内に標準FEPの様に一字打ち込むと変換候補が表示されるパネルが表示される様になりました。

ひらがな、カタカナ、漢字は各々入力モードを切り替えて入力します。なぜかパネルをタップしてこれらの入力モードを切り替えてあげる必要が有ります。
ひらがな、カタカナは普通に入力出来ますが漢字の入力はかなり独特です。単漢字入力といいますが、本当に1文字の漢字しか入力出来ないのです。
例えば”今日は”と入力したければ
いま→今、にち→日と一字づつ漢字を入力しなければなりません。その後、漢字→ひらがなに入力モードを変更、"は"と入力します。
またNoteなどに入力するのは問題ないのですが、Webだと確定後入力がなされなかったりまだまだバグは多いようです。
現状だとtwitterの呟き程度なら良いと思いますが、長文はかなりキツいです。
これなら現状はemacsを選ぶかなあという感じです。

近々memocjkが公開されるという情報もtwitterでいただいており、こちらが本命だと思います。
ただ現状利用可能な実用的な日本語入力環境である事も間違いなく、興味が有る方は導入してみるのも良いかと思います。

【Maemo】【N900】N900フォトレビュー

手元に届いたのは昨年の12月12日、山根さんと同日ゲットです。入手迄は紆余曲折があり、かなり待たされましたが、入手の翌日はYamane's mobile showの前座としてUStremTVでライブをやるという暴挙に挑戦。まあこれはなんとかなんとかクリアしましたが、ぼちぼちいじってはいたものの、その後年末進行の忙しさもあり放置状態にしてしまったという感じです。

それでは遅ればせながらですが、N900の写真レビューを送ります。

ハイ、Maemoデバイスは横向きで使うのが基本という訳でこの向きが正しいですね。画面に映っているのはチュートリアルのビデオ付属のマニュアルは本当に簡易なもので、今後はこうした形が増えるのかも。3.5インチのスクリーンは明るく奇麗です。

普通は右側面と紹介する所ですが横向き基本デバイスなのでこちらが上部になります。左から赤外線ポート!、キャプチャーボタン(カメラのシャッター)、電源ボタン、ボリューム/ズームキーがあります。電源はNokiaの文法から言うと90度移動した感じになります。この辺は横向きに併せたということでしょうね。

こちらが右側面(普通のNSeriesなら底面と表現する所でしょうね。)左側から、スタイラスのスロット、小さな穴がマイク、TV-Out可能なAVポート(3.5mmオーディオジャックをかねる。)、ロックキー、蜂の巣状になってるのはステレオスピーカの右側ですね。

左側面です。左側からステレオスピーカ、充電とデータ兼用のmicroUSBポートです。

こちらが底面になります。シンプルに何も無し。右側にはちらりとスタイラスのスロットが見えます。

背面はNOKIA Nseriesの文字が筋彫りされています。右側にはカメラモジュールが配置。

カメラはNSeriesらしくカール・ツァイスレンズ、5Mのオートフォーカスカメラです。2つのLEDフラッシュライトが有ります。暗いとこでもそこそこ奇麗に撮れる良いカメラだと思いますが、N97に比べるとレスポンスと写りでやや劣るという印象。

カメラ廻りにはこちらもNSseries文法にのっとってデスクスタンドの金具が有ります。

スタンドを出して、端末を立ててみました。私は動画を頻繁に観ますのでこれは便利です。

裏蓋はこちらも最近のNseriesのトレンドベリベリと引き剥がすタイプ。小市民な私には心臓に非常に悪いです(笑)
バッテリは5800XMと同じBL-5J。個人的にはNokia大容量の定番BP-4Lにして欲しかったところ、持続時間の向上と使い回しの両方が望めますからね。

SIMスロットとmicroSDスロットは跳ね上げるタイプ。microSDの跳ね上げ式は珍しいですね。

キーボードを開いてみます。3段の簡易なフルキーボードですが、ちゃんとQWERTY。基本は補助的なものなのでしょうが、結構良い感じです。

思った以上にキーの一つ一つは小さいのですが、メカニカルなカチリとした感触かつ、それ程力を込めて打ち込む必要が無いと言う、なかなかフィーリングの良いキーボードです。私は柔らかいキーボードが好きなのですが、これなら固めのキーボード好き、柔らかめが好きな人にも歓迎されるのではないでしょうか。

キーボードを引き出すと液晶背面には、ARM Coretex-A8|32GB Designed in Finlandの表示が。Coretex-A8はモバイル端末最高峰のCPUの一つでiPhone3GSの大きな性能向上に寄与しているのはご存知だと思いますが、それはN900も同様。リッチなUIやアプリケーションを軽快に動かしています。

スタイラスはこんな風に収まっています。これなら無くす事はないでしょうね。

スタイラスはPsion Revo付属のものを思わせるなかなかの本格的なものですが、質感は正直良く無いです。アルミ削り出しとかの互換スタイラスが出たら結構売れるのでは?と思わせます。NOKIAロゴが筋彫りされています。

左下の部分で光っているのはバッテリのインジケータです。起動時は青白く光り、充電中はオレンジの点滅、充電完了すると常時点灯になります。(充電されていないと消灯)写真では分かり難いかもしれませんが、セカンドカメラや近接センサー、イヤーピースも配置されています。

外観を観てきましたが、質感は非常に良いですね。N86にはやや見劣りしますが、N97よりはかなり良い感じです。ただし重量185gはスマートフォンとしてみるとクルーザー級でE90やHTC Universalなどの下を行きますが、重量級デバイスであることは間違い有りません。そこは後30g位の軽量化の努力が欲しかったかなと思います。
取り敢えず、日本語入力や必要なアプリの不足など実用として厳しい面もありますが、端末ポテンシャルの高さは強く感じますしなによりも使って楽しい端末です。
今後の進化が楽しみな端末である事は間違いないです。

【Maemo】【N900】N900は発売開始されたそうです。

山根さん情報によるとロンドンのNOKIAフラグシップストアでN900の販売が開始されたそうです。なんでも一瞬で売り切れたそうです。
また某氏の情報によるとeBayセラーの中にも入荷された方がいるらしく、今週辺りからNokiaの直営店以外のところにも出荷が開始されるのかもしれません。
私も物欲ゲージが臨海に(笑)早く入手出来ないかなと思う今日このごろです。

【Maemo】【N900】YouTubeで一足先にN900体験

なかなか販売が開始されないN900にやきもきしている方も多いと思いますが、その代りと言ってはなんですが、maemoのUIを開発しているメンバーがmaemoのUIやアプリケーションを少しづつYouTubeで公開しています。
これを観ればN900のリッチなUIやアプリケーションがどんなものか擬似体験出来ると思います。こうしたNOKIA自身によるYouTubeへの投稿もプロモーションビデオやイメージビデオなどが多かったのですが、開発者による機能やアプリの紹介など使い方も変りつつあるのかなと。特に他の端末ではこのような試みは行なわれていないので、NOKIAの力の入れようが分るというものです。
現在N900は販売店や問屋への出荷は開始されているようなのですが、まだ正式販売が開始されたという声は聞きません。でも発売は時間の問題でしょうね。

【Maemo】【N900】クリスタルケースと保護シートが来ました

某氏と同じく家にもクリスタルケースと液晶保護シートが届きました。多分、クリスタルケースを使う事は無いと思いますが、液晶保護シートは必須アイテムなのでこちら欲しさに買いました。
クリスタルケース自体は装着してみないと何とも言えませんがクオリティは悪くなさそうです。

N97とクリスタルケースの大きさ比較。縦方向はN97の方がほんの少しだけ長く、N900の方が幅が広い事が分かります。
N900は携帯電話サイズと言われますが、こうして比較するとよく分かりますね。

【Maemo】【N900】My-Symbian.comにN900の詳細レビュー

詳細レビューのサイト紹介連発ですが(笑)、このN900もE72とは違う意味で注目のデバイスですね。端末の歴史、立ち位置から、デバイスのスペック、アプリケーションの使い勝手まで、読み切れない程のボリュームで紹介されています。
前にも書きましたが、スーパーパワーユーザーには発売以前に貸し出しを行い、レビュー公開まで許すのはヨーロッパならではですね。

N900はMaemoと呼ばれる携帯端末向けのプラットフォームを採用しています。これはNokiaがLinuxのディスティリビューションの一つDebianを軽量化しモバイル端末向けに最適化したものです。インターネットアプライアンスマシンとして、Internet Tabletの名称で北米を中心にマーケティングされて、Nokia 770(Nは付いていなかった)、N800、N810と発売されてきました。ただし、通信手段がWiFiしか無かったため外出時の通信はHotspotなどに頼る、もしくは携帯電話のパートナーとしてBluetooth接続でネットに出るしかありませんでした。
今回のN900でやっと携帯電話のネットワークを内蔵する事になり、広義の意味でのスマートフォン的な要素も見えてきました。これはiPhoneやそれに続くデバイスの登場で北米の3Gインフラが整備されて来た事が大きいと思います。
また、今回から表層のUIはN97的なホームスクリーンWidgetやS60風のアプリケーションアイコンなどより携帯電話ライクなUIになっています。N97と同等の筐体サイズを含めよりスマートフォン的な成り立ちになり将来のスマートフォン化への道を歩き始めたと言えると思います。

ホームスクリーンは非常にS60ライクになりました。ただし4つのデスクトップを切り替えられるなど独自の機能もあります。

Menu画面のアプリケーションアイコンはS60と同じものに、前にも書きましたが将来的にはS60とUI統合が行われ中で何が動いているかは分からない様な状態になるのではないでしょうか。それの過渡期のデバイスでもあると思います。

・より携帯性の増した筐体
実は歴代のInternet Tabletに比べると筐体サイズはかなり小さくなっている事が分かります。これは液晶サイズが3.5インチと先代N810の4.1インチに比べると小さくなった事によります。ライバル達との筐体比較も有りますが、決して極端に大柄という訳ではないです。むしろSAMSUNG i8910あたりと比べると小さかったりします。
ただ180gの重量は最も重いクラスにあたりそこは残念です。

ライバル達との大きさ比較。意外とサイズ的には大きく無い事が分かります

N800とN810との比較。画面サイズの縮小に伴い筐体サイズが相当小さくなっている事が分かります。よりスマートフォンに近い方向へシフトしているのが分かります。

・画面サイズ
800×480の液晶解像度を持ちます。これはライバル達に対するアドバンテージですね。Web閲覧などで