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【Maemo】【N900】N900のデカバをSIM運用してみました。

N900のデカバですが普段はi-mo(E5830)経由のためほぼ持続時間に不満を感じることはないと思います。問題はWiFiじゃなくて携帯電話ネットワークで直接通信している状態、この状態ではWiFi接続時よりバッテリ消費量が大きいことはよく知られています。
SIM運用状態でどの位の電池消費量になるか検証してみました。
残念ながら満充電状態からではなく91パーセントから開始しましたが、検証サンプルとしては十分と思いますので良しとします。
テスト日は8月13日、場所はなんと生涯初参加のコミケ会場(笑)です。SIMはdocomoの定額データ通信SIMです。朝9:40分頃から運用開始。会場に付いたのは11時頃でしょうか、会場の混雑からか頻繁に接続が遮断されて決して通信状態はいいとは言えませんでした。これはバッテリには不利に働きます。遮断されても自動・手動で接続を試みtwitterで会場の状況を呟いたり、Webを見ていたり積極的に通信を行ないました。
13時過ぎ会場離脱で56パーセントの電池残量。
その後豊洲のららぽーとへ、電波状況が改善されたためかやや電池の減りが緩やかになっている感じです。
その後17時過ぎで29パーセント、18時過ぎで(8H以上経過)13パーセント結果としてはWiFi運用に比べバッテリ消費の激しいSIM運用でも朝から夕方までの運用なら十分保つ感じです。
標準バッテリとの2枚運用ならば1日気にすること無く運用出来ると思います。
ルックスや可搬性は落ちますがバッテリの保ちに不満がある方は選択肢の一つに考えても良いのではないでしょうか。

【Maemo】【N900】N900をやっとファームアップ出来ました

最新ファームであるPR1.2は先頃正式販売が開始された香港版に搭載されており、早く出してくれーと待ちわびていたのですが、今回やっと正式に公開にとなりました。(UK版が5/25 Grobal版は5/26)
OTAでの配布があることは分かっていましたが、我慢しきれずに25日の深夜フラッシュによるファーム書き換えを試みましたがデバイスが認識せず惨敗。
26日深夜もリベンジに挑戦。OTA配布が始まっていましたのでこちらでアップデートしようと思いましたが、NSU(PCに繋い)でアップデートせよと言われこちらも惨敗。
ではと、返す刀でBootcampを利用しWindowsでNSUに挑みましたが、デバイスをUSBで繋いだとたんにアプリが強制終了するという不具合に見舞われこちらも惨敗。
こなりゃ維持だとMac版のFlasherを使って再び挑戦、こちらはデバイスが起動してしまいフラッシュならずこれまた惨敗。
で、本日会社PCで(ぉい)フラッシュを行うとあっさりファームアップが開始されました。USBのドライバ等に問題を抱えていたんでしょうね。
念のため、Vanillaと呼ばれる32GBのストレージ領域を含めてフラッシュを行いました。環境構築が一からになりますが、やはりトラブルが発生した後だけに最初からやり直した方がいいでしょうね。
と言うことで無事PR1.2にアップデート出来ました。
体感的に多少速くなった気もしますが、ゴミ取り効果によるものかもしれないですね。
ぼちぼち再構築やSkypeなどの新機能の検証をしていきたいと思います。

【Maemo】【N900】Qwassr入れてみた

先日、N900向けの2つのTwitterクライアントTweeGoWitterを紹介しましたが、もう一つ期待のTwitterクライアントがあるので紹介します。Qwassrです。正確にはTwitterクライアントではなく名前から分かる方もいらっしゃるかと思いますがWassrと呼ばれるSNSも同時にサポートしています。

QwassrのQはQtのQ、SymbianやMaemo、MeeGoなどがUIフレームワークやアプリケーション開発環境として採用使用しているものです。ですから単純にQwassrのアプリケーションをインストールすれば言い訳ではありません。

そこで開発者のKimitakeさんのブログのエントリに則ってQtのライブラリをN900に導入します。
ただし、rootの取得が必要です。

X-terminalを起動

sudo gainroot

でrootを取りapt-get installコマンドで

apt-get install libqt4-maemo5-core
apt-get install libqt4-maemo5-gui
apt-get install libqt4-maemo5-maemo5
apt-get install libqt4-maemo5-network
apt-get install libqt4-maemo5-dbus

の5つを導入していきます。

後はkimitakeさんのブログにN900のブラウザで直接接続し、

qwassr_0.3.0-1maemo2.1_armel.deb

をダウンロードします。
ダウンロードすればそのままX-terminalを叩く事無くアプリケーションマネージャからインストールが出来ました。
現状はまだ機能の実装中ですが、画面表示も見やすくmaemoCJKとの相性もいいので閲覧とつぶやきなら十分な実用性を
備えているともいます。
N900では基本はこのQwassrを使う様になりました。今後の進化に非常に期待しています。

【Maemo】【N900】N900のtwitterクライアント2種

N900の不満で多いのがGoogleMapsがネイティブ対応していない事と良いtwitterクライアントが無い事が大きいものと認識しています。
で、まだまだ進化の過程ですが良いtwitterクライアントが2つほどありますので紹介したいと思います。

・Witter

これはN900発売のかなり早い段階から登場していて最新のクライアントとは言えませんが、今回アップデートで使い勝手が非常に良くなったので紹介します。
なんと言っても今回のアップデートで大きく変わったのがアイコンが表示されるようになった事ですね。誰が呟いているのかの認識は実はアイコンで判断している事が多く、文字だけの表示しか出来なかった前バージョンに比べるとかなり使い易くなりました。ただ機能は非常に豊富なのですが画面レイアウトがこなれて無くちょっとごちゃごちゃした印象を受けるのは残念。
後、TL遡りで同じ呟きを複数読み込む事があります。これは早急に改善してほしいところです。
この辺が改善されると非常に良くなると思うのですが。

・Tweego

正に期待のtwitterクライアント、表示が非常に美しいですね。残念ながら現状はmaemoCJKによる日本語入力が出来ません。まあ、まだv0.1、プレビュー版とも言えるものでこれからだと思います。
maemoCJKを使う裏技としてはテキストボックスタップで入力ボックスの起動及び日本語入力までは可能です。ただし入力を確定するとテキストボックスからフォーカスが移ってしまい日本語入力が出来なくなるのです。回避策としては日本語入力時に本文をコピー、確定、テキストボックスにフォーカスを移すためにカーソルキーを下へ。ここで貼り付け日本語入力が確定します。
今後はTL自動取得機能やtwitpicへの投稿など徐々に完成度を高めて言ってもらえばいいかと思います。

という訳でN900の使い勝手も徐々にじわじわと上がっております。

【Maemo】【N900】Maemo5をアップデート

Maemo5のアップデートが来ていましたので早速適用してみました。
バージョンは3.2010.02-8です。若干動作がキビキビした感もありますがどうでしょう。バッテリーの持続時間が改善されていると言う話もありますが検証は出来ていません。
動画も以前出来たMPEG-4動画の再生も出来ないですね。
マイナーバージョンアップと考えるのが良さそうです。

【Maemo】【N900】ファームアップで失ったものKMPlayerで動画再生

N900は2度のファームアップで動作のキビキビ感が増してかなり快適になりました。一方でファームアップで失ったものもあります。MediaPlayerでHandBrakeでエンコードした動画が観れなくなってしまいました。同じMPEG-4ファイルでもCDのおまけとして付いてきているミュージッククリップは問題無く再生されていますから何か仕様変更があったのでしょう。

今回のアップデートによる仕様変更かもしくは不具合なのか分かりませんが、いずれにしろ現状観れる手段を考えなくてはなりません。

という事でMplayerを導入することにしました。ただし現状N900用に配布されているものはCUI版でさすがにそれを使うのは厳しいので、フロントエンドを担うアプリを導入しました。

それがKMPlayerです。CUIのみで提供されているMPlayerにGUIを提供します。 

アップデートでUIが変わって最初から全画面表示になりました。基本的にタッチオペレーションを前提としたUIです。

UIは標準のMediaPlayerとはかなり違っていますね。画面はいくつかのウィンドウに区切られていて右上に動画が表示されます。その下には再生やフォルダを開くアイコンがあり操作はタッチで行います。

左側のウィンドウにはempty、Favorite、Most Recentなどの表示があり、お気に入りの動画や近々再生した動画などへのリンクが貼られています。またお気に入りに関しては最初から登録が入っていました。。

再生位置の確認などは左下のバーをなぞることにより画像をみながら移動が出来ますし使い勝手は悪くありません。またフルスクリーン再生も小画面をダブルタップすることで出来ます。画質に関して言えば、標準のMediaPlayerの方が良かった気がします。ただしこれで十分とも言えますし、出来ることならファームアップ前の仕様に戻ってほしいという気もしますが、やはり現実的な選択肢はこのMPlayerと公開されているいくつかのフロントエンドを組み合わせて利用する事になりそうです。

【Maemo】【N900】N900矢継ぎのアップデート

N900のソフトウェアアップデートが立て続けに行われています。先日1.2009.44.1のアップデートが行われたばかりなのに1週間も置かずに2.2009.51-1のアップデートが来ま
した。いずれもOTAで出来ましたが、PIMやBookmarkは保持されるもののサードパーティ製アプリなどは再インストールを要するものが殆んどで
す。まあインストールしたサードパーティ製のアプリはごくごく限られたものなのでそれほど苦には思いませんが。

今回の2度のアップデートでかなりUIは改善されキビキビ感は大分増しました。N900はCPUパワーも有ってなかなかUIは速いなあと思っていましたが、これが本来の実力だった訳ですね。また、WWANやWLANの接続も速くなってかなり安定した気がします。取り敢えずネットワークを掴んでから接続が完了するまでの時間が速くなりましたね。
またバッテリの持ちも大分改善されたとも思います。前はWLANでWebに繋げているとみるみるバッテリが減って行ったのですがそう言う事も無くなりました。
日本語環境も整った今(私自身が必要とする)アプリの数が不足したりしていますが、N97の代替機として持ち歩いても特に問題なくなっています。i-moの存在で外出時のネット接続が楽なのも大きいですね。

【Maemo】【N900】今度は本命のmaemoCJKがリリース

大分集会遅れの記事になっちゃいましたが一応。
MSCIMに続いて日本語入力の大本命というべきmaemoCJKがリリースされました。アルファ版とのことですが、現状でも特に不具合を感じるようなところは無く非常に安定しています。

素晴らしいです。現状でも連文節変換に対応しており、かなり快適に入力出来ます。

入力はVertual Keyboardを利用するため、SettingのTextimputでVertual Keyboardにチェックを入れてあげる必要があります。

また日本語入力を有効にするためにはキーボードを閉じた状態で、入力を行いたいアプリの画面をタップ、そうすると入力窓が表示されますので、普通にローマ字入力で日本語が打てるようになります。

日本語←→英字の切替えはCtrl+Jで行います。Virtual
Keyboardは閉じた状態での利用のため、いちいちキーボードの開閉を繰り返さなければなりませんが、この回避方法としてShift+Spaceを押
すという回避方法があります。これでキーボードを引き出している限りはタップで日本語入力のウィンドウが出現するようになります。

この文章も実はmaemoCJKで入力していますが、この程度の文章なら躊躇なく打つ気になりますね。
公開していただいたKimitakeさんに大感謝です。

【Maemo】【N900】N900の日本語入力

N900で苦労するのはやはり日本語入力です。今の所WebベースのSumibiを利用するか、emacsを導入するかになるとおもいますが、いずれにしろ両者とも一旦入力したものをコピーして、利用したいアプリで貼付けてあげる必要が有ります。両者共に一長一短ありますが、コピペする事無く直接アプリに書き込める環境の登場が望まれます。
そんな中twitterでいただいた情報がMSCIMです。オフラインでもコピペする事無く希望のアプリ上で利用する事が出来ます。
ただし、無償でアプリを公開していただいている作者様には深く感謝なのですが、使い勝手はかなり微妙です。

導入は簡単です。ただ前段としてMy-Maemo.comの記事を参考にNOKIA認証以外のアプリを導入出来る様にしておく必要が有ります。
後はAppManagerを起動し、mscimとmscim-tables-jaをインストールします。

使用方法は独特です。最初はCTRL+SPACEで起動していたはずですが、その内に標準FEPの様に一字打ち込むと変換候補が表示されるパネルが表示される様になりました。

ひらがな、カタカナ、漢字は各々入力モードを切り替えて入力します。なぜかパネルをタップしてこれらの入力モードを切り替えてあげる必要が有ります。
ひらがな、カタカナは普通に入力出来ますが漢字の入力はかなり独特です。単漢字入力といいますが、本当に1文字の漢字しか入力出来ないのです。
例えば”今日は”と入力したければ
いま→今、にち→日と一字づつ漢字を入力しなければなりません。その後、漢字→ひらがなに入力モードを変更、"は"と入力します。
またNoteなどに入力するのは問題ないのですが、Webだと確定後入力がなされなかったりまだまだバグは多いようです。
現状だとtwitterの呟き程度なら良いと思いますが、長文はかなりキツいです。
これなら現状はemacsを選ぶかなあという感じです。

近々memocjkが公開されるという情報もtwitterでいただいており、こちらが本命だと思います。
ただ現状利用可能な実用的な日本語入力環境である事も間違いなく、興味が有る方は導入してみるのも良いかと思います。

【Maemo】【N900】N900フォトレビュー

手元に届いたのは昨年の12月12日、山根さんと同日ゲットです。入手迄は紆余曲折があり、かなり待たされましたが、入手の翌日はYamane's mobile showの前座としてUStremTVでライブをやるという暴挙に挑戦。まあこれはなんとかなんとかクリアしましたが、ぼちぼちいじってはいたものの、その後年末進行の忙しさもあり放置状態にしてしまったという感じです。

それでは遅ればせながらですが、N900の写真レビューを送ります。

ハイ、Maemoデバイスは横向きで使うのが基本という訳でこの向きが正しいですね。画面に映っているのはチュートリアルのビデオ付属のマニュアルは本当に簡易なもので、今後はこうした形が増えるのかも。3.5インチのスクリーンは明るく奇麗です。

普通は右側面と紹介する所ですが横向き基本デバイスなのでこちらが上部になります。左から赤外線ポート!、キャプチャーボタン(カメラのシャッター)、電源ボタン、ボリューム/ズームキーがあります。電源はNokiaの文法から言うと90度移動した感じになります。この辺は横向きに併せたということでしょうね。

こちらが右側面(普通のNSeriesなら底面と表現する所でしょうね。)左側から、スタイラスのスロット、小さな穴がマイク、TV-Out可能なAVポート(3.5mmオーディオジャックをかねる。)、ロックキー、蜂の巣状になってるのはステレオスピーカの右側ですね。

左側面です。左側からステレオスピーカ、充電とデータ兼用のmicroUSBポートです。

こちらが底面になります。シンプルに何も無し。右側にはちらりとスタイラスのスロットが見えます。

背面はNOKIA Nseriesの文字が筋彫りされています。右側にはカメラモジュールが配置。

カメラはNSeriesらしくカール・ツァイスレンズ、5Mのオートフォーカスカメラです。2つのLEDフラッシュライトが有ります。暗いとこでもそこそこ奇麗に撮れる良いカメラだと思いますが、N97に比べるとレスポンスと写りでやや劣るという印象。

カメラ廻りにはこちらもNSseries文法にのっとってデスクスタンドの金具が有ります。

スタンドを出して、端末を立ててみました。私は動画を頻繁に観ますのでこれは便利です。

裏蓋はこちらも最近のNseriesのトレンドベリベリと引き剥がすタイプ。小市民な私には心臓に非常に悪いです(笑)
バッテリは5800XMと同じBL-5J。個人的にはNokia大容量の定番BP-4Lにして欲しかったところ、持続時間の向上と使い回しの両方が望めますからね。

SIMスロットとmicroSDスロットは跳ね上げるタイプ。microSDの跳ね上げ式は珍しいですね。

キーボードを開いてみます。3段の簡易なフルキーボードですが、ちゃんとQWERTY。基本は補助的なものなのでしょうが、結構良い感じです。

思った以上にキーの一つ一つは小さいのですが、メカニカルなカチリとした感触かつ、それ程力を込めて打ち込む必要が無いと言う、なかなかフィーリングの良いキーボードです。私は柔らかいキーボードが好きなのですが、これなら固めのキーボード好き、柔らかめが好きな人にも歓迎されるのではないでしょうか。

キーボードを引き出すと液晶背面には、ARM Coretex-A8|32GB Designed in Finlandの表示が。Coretex-A8はモバイル端末最高峰のCPUの一つでiPhone3GSの大きな性能向上に寄与しているのはご存知だと思いますが、それはN900も同様。リッチなUIやアプリケーションを軽快に動かしています。

スタイラスはこんな風に収まっています。これなら無くす事はないでしょうね。

スタイラスはPsion Revo付属のものを思わせるなかなかの本格的なものですが、質感は正直良く無いです。アルミ削り出しとかの互換スタイラスが出たら結構売れるのでは?と思わせます。NOKIAロゴが筋彫りされています。

左下の部分で光っているのはバッテリのインジケータです。起動時は青白く光り、充電中はオレンジの点滅、充電完了すると常時点灯になります。(充電されていないと消灯)写真では分かり難いかもしれませんが、セカンドカメラや近接センサー、イヤーピースも配置されています。

外観を観てきましたが、質感は非常に良いですね。N86にはやや見劣りしますが、N97よりはかなり良い感じです。ただし重量185gはスマートフォンとしてみるとクルーザー級でE90やHTC Universalなどの下を行きますが、重量級デバイスであることは間違い有りません。そこは後30g位の軽量化の努力が欲しかったかなと思います。
取り敢えず、日本語入力や必要なアプリの不足など実用として厳しい面もありますが、端末ポテンシャルの高さは強く感じますしなによりも使って楽しい端末です。
今後の進化が楽しみな端末である事は間違いないです。