【Nokia】Nokiaが携帯電話OSの開発会社を買収

Nokiaが携帯電話向けのOSを開発会社を買収するとようです。会社名はその名もズバリ”Smarterphone”、ただしiOSやAndroid、Windows Phoneの様な高度な昨日を持つデバイス向けのOSでは無く、$25-$75の最低価格帯とその少し上の市場をターゲットにしたもののようです。
※Smarterphone社のターゲットというより、Nokiaが想定する(だろう)と言った方が良いかもしれません。

※Smarterphone社はOEM/ODM向けの携帯電話OSの開発を行っている会社で、トータルのソフトウェアの提供から顧客向けのカスタマイズまでを手掛けているようです。

現在、最低価格帯の携帯電話向けOSとしてはNokiaはSeries30がありますが、通話やSMSが中心で機能と言ってもトーチ(懐中電灯)やラジオなど非常に限定された機能が付くだけです。
また、価格帯としては機能的にはスマートフォン程ではないもののフューチャーフォン向けのSeries40もこの価格帯に低価格のものは掛かります。
この市場でも、中国メーカの進出は目覚ましくNokiaは防戦を余儀無くされています。

スマートフォンの普及とそれによる低価格帯の携帯電話の機能の底上げ、中国企業の進出など、最低価格帯の携帯電話も高機能化と価格破壊の波が押し寄せているのでしょう。

NokiaのWindows phone採用を予測して一躍有名になったロシア人ジャーナリスト Eldar Murtazin氏はSeries40のMeltemiの移行は段階的に進み、SmarterPhone社のOSはSeries30の置き換えに使用されるのではとtwitterで予想を述べていました。

My Nokia Blogはローエンド端末をSeries40が徐々にLinuxベースの”Meltemi”に置き換えられる事と、ハイエンドをWindows phoneに置き換える戦略を引き続き実行して欲しいとの意見を述べており、私自身もSwipeをこのままお蔵入りさせるとは思えないので、Eldar氏の意見に近い考えです。

このあたりの戦略はWMCあたりでNokiaから正式に発表されるのでしょうか。これからもNokiaのプラットフォーム戦略には注目したいですね。

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