【Nokia】【Windows Phone】主役はWindows Phone Nokia World 2011

“人々がNokiaと聞いて何か特別な事を感じ、経験する様になりたい。”ステファン・エロップCEOはそう語りました。今回のNokia Worldの基調講演は、昨年のSymbian一色のNokia Worldから、衝撃の2.11イベントを経て一転、予想通りWindows Phoneが主役のイベントになりました。

Nokia Worldは新製品の発表の場としてだけではなく、Nokiaの今後の方針を指し示す大切な発表の場でもあります。基調講演の内容を振り返りながらNokiaが示した未来への提案を検証する事にしましょう。

発表は大きく分けて2つありました。ローエンドであるSeries40を中心とした話、Windows Phoneという新しいハイエンド。

“人々が体験を共有する” ”Next Bilion”

Series40の新しいモデル3機種が発表され、いずれもAshaという愛称がついています。200と201のQWERTYキーモデル、300のTouch and Typeモデル、303はTQWERTYとタッチパネルの組み合わせです。
何れも€50〜115程度の戦略的な価格設定がなされており、発展途上国や新興国において急激に存在感を増す中国携帯に対して十分な競争力を持ちます。
通話やSMS中心の単機能携帯からソーシャルネットワークを中心としたコミュニケーションへ、”人々が体験を共有する” “次の10億人の為に”の端末なのです。

そして満を期しての、Windows Phoneの登場。Windows PhoneにもLumiaという愛称がついています。バーニングプラットフォーム以来待っていた、その成果がやっと発表されました。一時は、年内なんとか1機種を投入するという話でしたが、ヨーロッパを皮切りにlumia800とlumia710が投入されます。

“lumiaはNokia最初のWindows Phoneは現在のスマートフォンのデザインとクラフトマンシップの先頭を行く”

lumia800はN9と非常に良くにた筐体で、型番から分かる通り超ハイエンドからはちょっと下に位置する端末、N9と違いカメラボタンを有しますがカメラモジュールやレンズは同じで事実上の兄弟機でしょう。

lumia710はN9と内部的にはほぼ同じ、ハードスペックはやや劣りますがNokia603に良く似た筐体で丸みを帯びてフレンドリー、筐体色も豊富です。

またWindows Phone向けのストリーミング音楽配信サービスMix Radioが発表され無料で提供されます。

今回はSmartDeviceの責任者であるヨー・ハロー氏や工業デザインのMarco Ahtissari氏は登場しませんでしたつまりSymbianやMeeGoが大きく取り上げられる事はなかった事からも、Nokiaの今後の方針が見えてくると思います。
Next Billionに向けたSeries40を中心としたローエンド携帯とWindows Phoneを中心としたミッドレンジ、ハイエンドスマートフォン、2.11の衝撃の金融イベントから示されたスマートフォンプラットフォームの移行、MobilePhoneへの投資は着々と進んでいて戦う準備は整いつつあります。来年度以降、Nokia反攻があるものと十分に期待できます。

尚、今回の発表を受けてまたスマートデバイス寄り合い幹事団でイベントを計画しています。11月末都内某所ということで現在準備を進めています。Nokiaファンの楽しい集まりにしたいと思います。

  1. E7を使った記事、おもしろいですね^^
    たまにはコメントしてみましたw

      • palmdra
      • 2011年 10月 30日

      E7でスムーズにNokia World2011のWebcast再生出来ましたよ。E7を使った記事と言うより、その時その環境しかなかった(笑)

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