【Symbian】Nokia、Symbianの開発をアウトソースに

Nokiaが大規模なリストラを発表し、7000人の人員削減を行なうと発表しました。この発表、唐突に行なわれた様にも思われますが、今回のリストアの一つであるAccentureへの業務委託については、AccentureにはSymbianの創設に関わったDavid Wood氏も在籍しており、2009年にNokiaはOSのサポート部門をAccentureに売却しています。NokiaがSymbianのソフトウェア開発をAccentureに移管し、併せて従業員3000人の移籍を発表したのはある意味自然な流れなのかもしれません。
製造業の中でも5指に入るといわれている莫大な研究開発費を縮小するという計画をアウトソースを利用する事で達成するという事であり、同時に従業員の縮小を図る(全員を解雇では無く人材ごと譲渡という意味において。)という事だと思います。

NokiaがWindows Phone採用にあたって不要なSymbian技術者を解雇的な言われ方をされている場合がありますが、正しいと思う反面、実際にはSymbianチームがWindows Phoneの開発に移行していたり、AnnaやS^3 PR3や年末にでる新ハードウェアの端末などまだまだNokiaはSymbianに頼らざるを得ないという現実があります。

Widows PhoneがNokiaで本格的に動き出すのは来年以降でしょうから、それに向けて一歩一歩着実にリストラが進んでいるというのが正しい見方だと私は捉えています。

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