【Symbian】SymbianOS Architectureがこんなに楽しめるとは

Symbian Summit 2008で先行登録の特典として貰ったSymbianOS Architectureを何気に読んでみると、これが非常に面白い。想像していたお堅い技術本とは違い、Symbian結成に至る経緯やPsionSoftwareにまで遡るSymbianOS成立の歴史まで、当時の関係者のインタビューを交えながら語られて行くので読み物としても楽しめます。
一方で技術者向け(筆者はそうした技術者以外も対象としている。)の専門書であるから、用語やOS構造の話が出て来ると私の様な素人には辛い面もありますが、SymbianOSの教科書としては非常に優れていると思います。Psionの創設者であるデビット・ポッターがCommunicator(NOKIAの製品の事ではない)の未来を予測して、同社のソフトウエア部門を独立させていたのは興味深い事実です。それがSymbianの結成に繋がったと言えると思います。
7,800円とこの手のSymbian本としては安価な部類に入りますが、ちょっとお高い事に違いは無く、この辺が入手のネックですかね。ただし、興味のある人は買って損はない本だと思います。Symbianヲタクな人。(おぃ)

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