【S60】【KT610】KT610のキーボード

これ書きながら、非常に迷ったりしているのですけど、モバイルデバイスのキーボードって非常に個人の好みによって評価が違って、非常に結論付けるのが難しいからです。小型のクラムシェル機という事で、QWERTYキーボードは、KT610の重要なキラーであるとあると言っていいと思います。
ただ、このキーボード、非常に癖があって万人向けとは言い難い面があります。キー配置のオフセットは、この際置いておくとしても、キータッチだけでもかなり評価は別れるでしょう。
どちらかと言えば、私は柔らかいタッチのキーボードが好きなので、固いタッチのKT610には厳しい評価になってしまうのですが、海外のメジャーなWebサイトの評価は、概ね好意的な評価になっています。
KT610のキーボードは決して悪いものではありません。むしろ、筐体サイズを考えたら、十分な大きさとピッチを確保していると言えますし、きちんとクリック感もキーストロークもあるのです。
山根師匠が展示会で見た時はここまでの固さは無かったようですが、修正を行ったのでしょう。
事実、展示会の時に比べてキー配置にも大きな変更があります。Shiftキーが左右に配置されたり、2段目と3段目の配置もWの下にAが配置されるようなPCの配置と違う配置となってしまいました。
予想でしか無いのですが、LGはパワーユーザや一般の人の声を取入れて、キーボードに変更を加えたのでは無いかと思っています。
Shiftキーは両側にあった方がいいとか、キーの打感はしっかりしていた方がいいとか。treoなどのキーボードをかなり研究している感もあり、それらの名声を意識し過ぎたのかもしれません。
しっかり本体を握って操作する、treo様なデバイスだったらこうした固めのキーボードでもいいのでしょうけど、KT610の様な横QWERTYの場合は、デバイスは基本的に支えているだけですから、もう少し柔らかいキータッチの方が良かったと思います。その辺は、E90やhtcの横QWERTYデバイスを見れば判ります。
対応としては、ゆっくり打つような場合は、キーの中心を意識して押すようにします。この時、手応えがあった場合は、すぐにキーから指を離すようにします。そうしないと反発力の強いキーに押し返されて、リズムを狂わされる事になります。素速くキー入力する場合も基本的に同じで、一撃離脱が基本、キー全体に広い面積で圧力をかけるのでは無くて、中心を狙ってタンという感じで次々にキーを打ち込んで行くのがいいと思います。ギュウではなくて、タンです。
実はこのキーボードそれなりにストロークがあるのですが、全て押し込まなくてもきちんと入力されます。ちょっと押した時点で手応えがあり、きちんとキー入力がされるのです。だからストロークを使い切って、全て押し込んでしまうと力が要るし、反発の強いバネに押し返されてリズムを崩すのだと思います。取り零しは少ないキーボードなので、そこを押さえるのが上手にキー入力するコツかもしれません。
最初に書きましたが、キーボードほど好みが人それぞれのものは無いと思います。やはり触ってみるのが一番だと思いますが、マイナーデバイスなので持っている人は少ないし、売っている所も殆どないという所が辛いところですね。

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  • コメント (3)
    • 田池@香港
    • 2008年 10月 3日

    E71の場合、私は親指先の中心でキートップセンタで突くような感じでないと高速入力できません。入力速度が思考に追いつかないと私の場合、使えません。従って、ブラインドタッチではなく、キーボードに視点があります。硬さは確かに好みが分かれますね。E71も最初硬めだと感じましたが、体が最適な入力方法を勝手に探し当ててました(笑)。

    • ピードラ
    • 2008年 10月 5日

    KT610はスイートスポットが狭く、体の方を端末に合わせなければならないです。90点の時と15点の場合が現れる不思議なキーボードです。(笑)別におかしなものじゃなくてしっかり造ってあるのですが、個人的にはもっとナマクラで良かったと思います。

    • 田池@香港
    • 2008年 10月 5日
    そこまでSensitiveだと、運転の荒い香港や道の悪い中国のバスの中での入力には鍛錬を要しそうですね。まあ、同じ条件で手書きやタッチ入力するのも結構厳しいものですが(^^; 香港@ケムール人さんが、はたしてどんな評価を下すのか、興味深々です。

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