【UIQ3】UIQの終焉

all about symbianに先ごろの大量解雇に続き、UIQの残りの社員270名を解雇する旨の記事が載せられていました。Symbian Summit Tokyo 2008ではSony EricssonはUIQの存続を表明していたようですが、結局全社員の解雇で事実上開発の継続はありませんのでUIQ自体は活動を停止すると考えていいでしょう。
【追記】原文を読み返すと、SEとMotorolaで将来の使用を中止すると合意したと読めます。清算業務に入ったことは間違いないようです。
第3者への譲渡による会社の存続にも言及されていますがどうでしょうね。私は可能性は低いと思っています。
Sony Ericssonが、メンテナンスや将来のSymbian FundationのOSを利用したデバイスの開発の対応で従業員を再雇用する可能性はあると思いますが、会社の存続は難しいと思います。
XPERIA X1はソニエリ最後のWindowsMobileデバイスという噂もあり、将来のハイエンド端末向けOSはどうするのだろうというところはありますが、それはSymbian FundationのOSを利用するのでしょう。当然WindowsMobileの端末を引き続き発売するというのもあると思います。
初代UIQデバイスP800から数々のUIQデバイスを愛用してきた(現在もメインの通話用端末はG900)自分としては寂しい限りです。やはり、UIQ弱体の原因はSony EricssonがUIQを利用したエコシステムを構築できなかったこと、それはNOKIAのS60と好対照を示しています。ミドルエンドからハイエンドまで幅広いラインナップを揃えるNOKIAに比べ、常に市場にある最新機種は1,2種類というのでは折角の汎用OSを使うというメリットは出ません。
一説には親会社のSonyのSymbian嫌いというのがあったようですが、あまりにも見識が低いというか狭い視野でものを見ていたと言わざるを得ません。
まあ、ぐちってばかりでもいけませんのでこの辺で。Smartphone SHOWでSymbian Fundationに向けた新たな取り組みなども発表しているSony Ericssonなので、将来Symbianを搭載した素晴らしい端末を送り出してくれるものと期待しています。
SymbianのXPERIAだってあるかも。期待して待ちたいと思います。

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