【Maemo】N900ファーストルック

Mobile-review.comにFirst look at Nokia RX-51 also known as Nokia N900という記事が載りました。発表前の機種の情報がここまで出るというのも異常な事ですが、発表前にスーパーパワーユーザーに端末を触らせせるヨーロッパを羨しく思いますし、こうした先行評価によって開発中の端末が発売中止になる事例を見ていますので、ある意味厳しいなあとも思います。
まあ、そんな訳でfirstlookを見ながらN900の印象などを書いていきたいと思います。N900はコードネームRX-51というある層の人を(←おまえじゃw)喜ばせる名称で最近リーク写真が登場しました。
基本的にはInternetTabletという事で、電話機というよりもWebに接続できる情報端末(インターネットアプライアンス)という位置付けで、今回HSPAに対応しましたが(今まではWiFiのみ)あくまでもスマートフォン化するというより、インフラの整備に応じて対応する通信インフラを増やしたという感じでしょう。
元々NokiaのInternetTabletは北米市場をメインとしたマーケティングがなされており、このN900もiPhone3G登場以降整備されたアメリカの3Gインフラを意識した今日的なアップデートと言えると思います。

ただし、記事はかなり刺激的なことが書いてあります。

端末の立ち位置
なぜNokiaは本命のS60を脇に置いて、Maemoに乗り換えるのか?

これについては、垂直統合的なOSの必要性からMobile-review.comはこの結論を導き出しているようです。
携帯電話、コミュニケータデバイス、ノートPC、MIDに至るまで幅広くサポートできる垂直統合的なOSが必要な事からNokiaはMaemoに軸足を移し、S60はサポートしない方向に向かうと予想を立てています。
では、S60の処遇はどうなるのだろうと言う事についてはSymbian Foundationを中心とした他社による連合が支えていくのだろうと結論付けています。
Nokiaは高性能端末だけを世に送り出している訳ではないので、そこまでドラスティックに変わっていくかは甚だ疑問ですが、先ほどのNokiaの重役によるNetbook参入のコメントなど今後Nokiaがハイエンド分野に置いてMaemoに重点を置いていく事は間違いないと思います。

先代のInternetTablet N810と非常に共通項の多い筐体です。黒いボディが非常に精悍ですね。

アイコンはS60と同じものに変更されています。この間上げたエントリでもコメントしたSymbian^4でQtベースに変更を受ける事によるUI統合の布石でしょうか。内部的な違いはあってもUIの統合は消費者的には歓迎すべき事です。

設定画面、N97のHomescreenGadgetっぽいものになってますね。Maemo4(今回は5)よりかなりのUI変更が見られて、大分普通っぽくなっていますが、レビューアが家族や友人に見せたところNokiaのどの端末とも違うものと感じたようです。
iPhoneと同じCortex-A8が使われているとの事で起動が速く、操作も速いそうです。
その他豊富なスクリーンショットが数多く紹介されていて、リッチなUIやアプリケーションが確認できますので一度覗いてみるといいと思います。

かなり物欲ゲージが上昇しましたね(笑)。InternetTabletは前から1台欲しいと思っていたので、今年のクリスマスはこれを狙おうかな。

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