【Maemo】【N900】My-Symbian.comにN900の詳細レビュー
詳細レビューのサイト紹介連発ですが(笑)、このN900もE72とは違う意味で注目のデバイスですね。端末の歴史、立ち位置から、デバイスのスペック、アプリケーションの使い勝手まで、読み切れない程のボリュームで紹介されています。
前にも書きましたが、スーパーパワーユーザーには発売以前に貸し出しを行い、レビュー公開まで許すのはヨーロッパならではですね。
N900はMaemoと呼ばれる携帯端末向けのプラットフォームを採用しています。これはNokiaがLinuxのディスティリビューションの一つDebianを軽量化しモバイル端末向けに最適化したものです。インターネットアプライアンスマシンとして、Internet Tabletの名称で北米を中心にマーケティングされて、Nokia 770(Nは付いていなかった)、N800、N810と発売されてきました。ただし、通信手段がWiFiしか無かったため外出時の通信はHotspotなどに頼る、もしくは携帯電話のパートナーとしてBluetooth接続でネットに出るしかありませんでした。
今回のN900でやっと携帯電話のネットワークを内蔵する事になり、広義の意味でのスマートフォン的な要素も見えてきました。これはiPhoneやそれに続くデバイスの登場で北米の3Gインフラが整備されて来た事が大きいと思います。
また、今回から表層のUIはN97的なホームスクリーンWidgetやS60風のアプリケーションアイコンなどより携帯電話ライクなUIになっています。N97と同等の筐体サイズを含めよりスマートフォン的な成り立ちになり将来のスマートフォン化への道を歩き始めたと言えると思います。
ホームスクリーンは非常にS60ライクになりました。ただし4つのデスクトップを切り替えられるなど独自の機能もあります。
Menu画面のアプリケーションアイコンはS60と同じものに、前にも書きましたが将来的にはS60とUI統合が行われ中で何が動いているかは分からない様な状態になるのではないでしょうか。それの過渡期のデバイスでもあると思います。
・より携帯性の増した筐体
実は歴代のInternet Tabletに比べると筐体サイズはかなり小さくなっている事が分かります。これは液晶サイズが3.5インチと先代N810の4.1インチに比べると小さくなった事によります。ライバル達との筐体比較も有りますが、決して極端に大柄という訳ではないです。むしろSAMSUNG i8910あたりと比べると小さかったりします。
ただ180gの重量は最も重いクラスにあたりそこは残念です。
ライバル達との大きさ比較。意外とサイズ的には大きく無い事が分かります。
N800とN810との比較。画面サイズの縮小に伴い筐体サイズが相当小さくなっている事が分かります。よりスマートフォンに近い方向へシフトしているのが分かります。
・画面サイズ
800×480の液晶解像度を持ちます。これはライバル達に対するアドバンテージですね。Web閲覧などで
アプリケーションの外部スワップはやり方がmaemo.orgで公開されてました。
(ただ、n810でのやりかたなのでそのままで使えるとは思えませんが。)
いかんせん面倒くさいので(数十行のコマンドを打つ必要がありましたので)自分はやってませんでしたが、これが本当なら試す価値はあるでしょう。
http://my-symbian.com/forum/viewtopic.php?t=40267&postdays=0&postorder=asc&start=165
ハードウェアと基本アプリ的には申し分なさそうですので、パワーユーザーが多いLinuxコミニュティーによるOpenソースの中でどのように進化してゆくのかが楽しみなデバイスだと思います。
改行し忘れてしまい、失礼しました。
Antisatelliteさん
遅レスすいません。Twitterなどでも同様の情報をいただきました。リッチUI、リッチコンテンツを標榜する中でその仕様はないですよね。ユーザ側で手を加える事無く普通にインストール出来る様になって欲しいものです。
田池さん
N900はパワーユーザだけじゃなく今回はかなり広範囲のユーザ層に売ろうとしているので、そうした対処は大事じゃないでしょうか。主要市場のアメリカ人は面倒な事をいやがりますし(笑)