アーカイブ : 2009年 8月

【N97】【Digital Gadget】N97とアノトペンを繋げてみました

盆休中、机廻りを片付けているとNokiaのデジタルペンSU-1Bが出てきました。一時期は仕事で議事録を取ったりかなり活躍してましたが、最近は放置状態で全く使っていない状態でした。そんな折、山根さんが大量在庫を一括して購入したという話が飛び込んできました。これも何かの暗示という事で早速デジタルペン=アノトペンを復活させる事にしました。
N97の高解像度液晶にアノトペンで書いたファイルを送ったときどのように表示されるか興味があったこともあります。
ちなみに山根さんが大量購入したアノトペンSU-1Bは現在状態を検証中で良品を適価で放出してくれるそうです。欲しい方は毎日山根さんのブログをチェックして(笑)購入希望を出しましょう。売れ残ると山根さんの家計が大変な事になりますので、ぜひ購入希望を出してください。良品を手に入れる最後のチャンスかもしれないですよ。

私のものは充電してみましたが電池は死んでいないようで、元気に充電を開始しました。

N97とペアリング問題なく使えました。

N97に転送してみました。ちょうど1枚目の写真くらいに拡大した時はジャギーも出ないで綺麗に表示されます。

横画面に合うように拡大すると、やはりジャギーが目立ちますね。ここまでの解像度のデバイスが無かった時代ですからそれほど解像度を高く考えていなかったからでしょうね。
これを機に復活させてN97のパートナーとして使っていこうと思います。

【S60】【N97】N97のソフトウェアを12.0.024にアップデート

さて、最新ソフトウエアへのアップデートが対応可能になっているということでアップデートを行ってみました。
最初、Software Updaterのアプリがうまく起動せず焦りましたが、一旦削除再インストールでうまくいきました。

今回も差分アップデートでした。端末が初期化されないのでアップデート後の苦労が要りません。OTAでアップデートしたかったのですが、端末上でアップデータ配布自体の確認は出来るもののPCを利用しないとアップデートは出来ません。
130MBを超えるデータなのでそこを配慮したのですかね。
all about Symbianなどを読んでも具体的な修正内容は書いてないので、バグの修正が中心なのかもしれませんね。

【S60】【E75】見直したぞE75!

この所、E75はdocomo SIMを入れて通話中心のメイン機の定位置をキープしています。
重量がやや重いという難点はあるものの、手にすっぽり収まるコンパクトなキャンディーバースタイルはなかなか貴重で通話専用に使うのには非常に良いです。
いざとなればQWERYキーボードを引き出して、そこそこ長文のテキスト入力も出来ますし結構気に入っています。このキーボード難点を言えばやや打ち損じが多い点で、隣りのキーを押してしまう事がありなかなかリズムに乗れないところがあります。その意味だと私的には、キーの間に隙間があり各々キーが独立したN97のキーボードの方が好みですね。
と言いつつもこうやってブログネタを書いている訳ですが(笑)N97のマルチメディア性能が予想以上に高かった事もあり、そちら方面はN97に任せていたのですが、試してみると意外とE75もやるという事に気付きました。

・HandBrakeでエンコードした動画を再生出来た。
Appleで言うところの業界標準、MPEG-4+AC3ですが、HandBrakeでエンコードしたものはなぜかNokia端末では再生出来ずMPEG StreamClipというソフトで再エンコードしなければなりませんでした。しかし、E75ではmicroSDに放り込んでおくだけで
なんの問題も無く再生されます。CorePlayerのライセンスをこれ以上増やさなくても良く、これは嬉しい。
またA2DPを利用しての再生でも駒落ち等が頻繁に起きることはありません。

写真では分かりにくいですが、N97に比べると眠い感じでやや重々しいE75の動画再生品質。ただし、A2DP利用時でも駒落ちなども少なく十分な性能を有しています。比べること自体ナンセンスなのかも知れませんが、N97は再生品質は非常に高くどっしりとした安定感があります。この辺はフラグシップならでは。

・A2DPも問題無し。
NokiaデバイスはAppleAACはどうも荷が重いらしくA2DPで利用するとノイズが酷かったり頻繁に切れたりしましたが、少々ノイズが乗ったり、ブチッと切れたりしますが許せるレベルだと思います。N95などの一世代前のデバイスは上回っていると思いますね。

という訳でESeriesという事でそれ程期待はしていなかったのですが、意外とマルチメディア性能が高くてかなり見直しているところです。元々ギミックが良く出来ていて好みのデバイスなので尚のこと嬉しかったりします。
マルチメディアはN97に基本的に任せますが、緊急時は十分な性能を発揮してくれることは間違いありません。

【MISC】帰省先でのモバイル環境

1泊2日での郷里への帰省、モバイル環境として用意したものは上の写真の通り。
上から超デカバことノートPC向けモバイルバッテリ。PHS300向け充電ケーブル。HX003ZT(WILLCOM CORE 3G)、PHS300、羊羹の相性で親しまれているモバイルバッテリ、FOMA用乾電池充電器、N97、E75です。
これ以外にはBP-4Lを予備として1個。後はN97とE75の充電用ケーブル類ですね。
皆さん持ち物にバッテリが多いと思ったんじゃないでしょうか。1泊2日程度では端末的にはN97とE75で十分なんです。N97は主にネット関係をE75は通話中心で十分事足ります。
ホテルでは超デカバが活躍しました。E75の充電とN97にWILLCOM CORE 3GのSIMを挿しましたが安定しなかったのでPHS300に電源供給しながらに繋ぎました。超デカバなら一晩繋ぎっぱなしでも全然平気でした。またE75充電中はFOMA用の電池充電器を使ってN97に充電しました。という訳でバッテリ中心の持ち物セレクトは正解だった様です。
これをTUMIの小さめのショルダーバッグに入れて持ち歩いたので、結構荷物としてもやや重めなのですがコンパクトで済みました。
WILLCOM CORE 3Gは私の行動範囲では中央線の山間部も含めほぼ繋がらないところはありませんでした。さすがdocomoインフラという感じですね。帰省にはこのセットで十分という気がします。

【S60】MicrosoftとNokiaが提携SymbianOSにOffice Mobile搭載

嘗て次世代の携帯電話向けOSを巡って袂を分った両者は長らくスマートフォン分野で市場を2分する立場にありましたが、ここにきてライバル達の台頭により手を組む事を決めたようです。
まあ、正確に言えば歴史的和解は既になされており、Nokiaはエンタープライズ向け事業の強化の為にExchangeのライセンスをMicrosoftより受け、その見返りとしてNokiaはS60に載るMusicPlayerでWMA(Windows Media Audio)を標準でサポートするに至っています。

今回の提携に至る背景には北米市場というものを切り離して考えることは出来ないと思います。Nokia自身も今回の提携の目的はRIMへの対抗と明確にその目的を公表しています。北米で存在感が薄くなる一方のWindowsMobile、世界No.1のシェアを誇りながらも北米ではSamsungやLGの後塵を拝するNokia、両者の思惑が一致した故の提携であると思います。
ただし、OfficeMobileの登場は時間を要するようで登場は2011年になるようです。まずはメッセンジャーである「Microsoft Office Communicator Mobile」を登場させ、その後OfficeMobileが登場するようです。

私自身が良く言っていたのは、WindowsMobileにはOfficeMobileじゃなくてOfficeLiteを搭載しろ言うことです。無駄な機能を省き、モバイル向けに特化したOfficeLiteつまり、デスクトップ版の機能限定版を搭載しろという事です。モバイルで重視されるのは、閲覧と簡単な修正のはずスマートフォンで複雑なビジネス文書を作成する人はいないでしょう。これだけ処理能力が上がり、画面解像度やサイズが向上した現代ならOffice2000相当で良いのでデスクトップに忠実なレイアウトと編集によって元のレイアウトが崩れない、つまり本物のOfficeを搭載するのが実は望まれることではないかと思っています。
さすがにそれは無理だとしても、少なくとも現状のWindowsMobileに搭載されているOfficeMobileはサードパーティ製のOffice互換アプリにアドバンテージがあるとは思えません。せめて上記の問題点の改善はして欲しいと思います。

ふと思ったのが、現在NokiaのS60端末に標準的に搭載されているQuickOfficeの存在です。それについてはall about Symbianに詳しい記事が有りました。
極めて冷静な発言でこの発表に返しています。

・今後も既存ユーザのサポートは続ける。
・現在、1億台のSymbianスマートフォンに対して出荷しているが、時期バージョンに於いてはMicrosoftが発表した機能を含みMicrosoftが市場に参入するまで2億台のスマートフォン向けに出荷出来る。
・QuickOfficeはSymbianスマートフォンに於いて大きなシェアを持つが、売り上げの中では小さい。iPhoneのビジネスアプリではNo.1であり、Androidに対しても発表が有る。

という事で大きくSymbianでのシェアを失う事は予想されますが、今後もSymbianのサポートは続けられiPhoneやAndroidなどのサポートも積極的に行って行くようです。

いずれにしろ、現在のWindowsMobileに搭載されている程度のものではなく、成る程NokiaとMicrosoftが組んだだけの事はあるという完成度で登場して欲しいですね。

【S60】【N97】MOMAXのバッテリー届く

MOMANTAIからBP-4Lの互換バッテリーが届きました。E90、E71、N97の3台分の純正バッテリーを持ってますが、既にE90のものは使用以来2年近く経過してる訳ですし、意外と安心が油断に繋がって気付くとどの電池も充電されてないなんてことも有りがちです。
と言うわけで、既に購入されている方の評判もいいし購入に至りました。事前に単体充電出来るN97のクレードルを購入しておいたのも大きいですね。
今回の盆休の帰省に合わせてN97に装着してみましたが、問題無く使えています。ただし、パッケージから出して直にN97に装着しましたが夕方にはバッテリーが上がってしまいました。鍛え方が足りないのと、N97上では満タンに見えても実際は放電が進んでいたからでしょうね。
この辺のバッテリーの持続時間については今後も検証していきたいと思います。

【Symbian】【S60】SymbianOS^4に見るSymbianOSの未来

少し前ですがall about SymbianにSymbianOSの未来に関する重要な記事が載りました。これは現在のS60 3rd Editionや5th Editionとアプリケーション互換性を損なうメジャーアップデートであり、UIそのものも大きく変わる可能性を秘めています。
モバイル分野のOSは競争が激しく、iPhone登場以降各携帯電話ベンダーがUIに工夫を凝らし激しく競争を行っています。タッチオペレーションデバイスの市場投入にやや遅れをとったNokiaはS60 5th Editionを投入しましたが、非タッチデバイス向けS60の改変で有るが故にタッチオペレーションデバイスとしては中途半端な面も多く、商業系サイトの中には厳しい評価を下す所も無い訳では有りません。
そうした声に付いてはNokiaも十分承知しているのでしょう。オープンソース化されたとは言え、事実上の支配下にあるSymbianに大きなてこ入れとして子会社であるQtの資産を組み入れようとしたのが今回の顛末だと思います。
all about Symbianの記事の日本語訳をしながらSymbian^4におけるSymbianOSの変更と進化を考察して行きたいと思います。

相変わらずの下手な訳で、超意訳、誤訳満載だと思いますがそれは皆様で補完しながらお読みください。
以下記事の日本語訳になります。

ここ数日注目すべきコメントがあった。様々なメディアチャンネルで。Symbian^4の公開にいくつかの変更がなされたと紹介された。互換性の後退を意味するAVKONの退役の予定と今後の導入部が含れる。Symbianの開発者への変更に対するコミュニケーション開始と新たなオンライン上の議論をみれば、これは再度着目すべき項目であり、さらに細部を読みこむ必要がある。

手短かに言えば、Symbian^4で新しいUIの導入が行なわれ、互換性の消失という結果を生むということである。最初のSymbian^4デバイスは2011年の早い時期に出荷される。
概して一般消費者には良いニュースだ、ただしデベロッパには悪いニュースである。しかしこの要約はいくつかの重要な意味を無視している。

Qt、Orbit、DirectUI
我々がSymbian^4について書いた最新の記事によれば、3つの鍵となる提案と結びついている。Qt、Orbit、DirectUIである。
これは既にSymbian Faundationの機能及びロードマップの決定事項として表明、承認されているものである。
Qtはアプリケーション、グラフィックスのフレームワークとして広く様々なプラットフォームに使われている。これはモバイル特化のOrbitとタッチに特化したDirectUIを動かすエンジンを利用出来ることになる。
併せてSymbian^4の進化による3つのコンポーネントが新しいアプリケーションのフレームワークとUIレイヤーを提供し、AVKONを置き換えることになる。
Qtは戦略的なNokiaのプラットフォームの心臓部になる。これはデスクトップアプリケーションのみに使われるのではない。maemo6の基本的なアプリケーションフレームワークとして使われる。クロスプラットフォームであるアプリケーションフレームワークは経験豊富なデベロッパには明白な優位をもたらす。
Orbitはモバイル向けにデザインされた50以上のUI Widgetを含むQtの拡張ライブラリである。Orbitはタッチと非タッチデバイスの両方で使える能力を持っている。有効性として、OrbitはUIの拡張性を持つQtを提供する。これらはモバイルデバイスの利用を最適化する。Orbit Widgetはスクリーン上に見える"要素"である。(例えばステータスバーの様な。)これらはUIを形成し、現状のAVKON Widgetを置き換える。
Orbitの優位性の鍵はより良いスクリーン資産の利用が行えることである。これらは賞賛される(デザイン)機構やより直接視覚に訴ったえる機構などを提供する。(例えばOptionの下に隠れているものが少なくなるような。)
DirectUIに於ては相互作用と操作のロジックがカプセル化されている。指での操作/タッチ操作に最適されたスクリーンレイアウトもいっしょになっている。

互換性の破棄
互換性の破棄はOrbitの追加によりなされていて、Qt自身によるものではない。Qtは既にプラットフォーム(Symbian^1)のruntimeとして利用可能であり、引き続きSymbian^2とSymbian^3でも採用される。(ここでプラットフォームと共に出荷される。)
互換性の破壊はUI(AVKON)に影響のあるAPIの提供を行う。それらは新しいUI(Qt/Orbit/Direct UI)の為の同等のAPIによって置き替えられる。開発者はその結果、彼らのアプリケーションのUI要素を書き直す事を要求される。Symbian APIの大多数がAVKONとの互換性を失ない、結果として効力を失なう。それら(新API)は以前の(OSの)ものと等しく利用可能である。これらが意味するのは、互換性の破棄の重要性は過小評価されていないという事だ。全てのネイティブアプリケーションは、Symbian^4の為に少なくとも部分的に書き直さなければならないという事になる。
しかしながら、互換性の破棄が唯一与えるものに注目しなくてはならない。開発者が利用するWRTやFlashなどのruntimeが成立しない点である。これらのruntime機能の追加が提供されるアップデートが行われるまで、旧来の(APIの)サポートがフルに行われる事になる。これが意味するのは、例えば現在あなたが書いたWRT WidgetはSymbian^4で書き直す必要が無いということである。
いくつかの互換性の破壊は開発者に害をもたらすが、SymbianのUIレイヤーの進化は疑問の余地が無いものである。AVKONはそもそも非タッチスクリーンのキャンディバー形携帯電話の為に設計されたものであり(部分的には未だ優れている。)、別の部分は拡張されている。これらの柔軟性は優れているが(内包されているのはデバイスの範疇と考えられる。)、完璧ではない。UIの問題はE90に於て見られ、S60 5th Editionのタッチデバイスではより顕著に見られる。デバイスとプラットフォームの競合、iPhoneとAndroidの様な、に於て関連する意見を形成する役割を演じさせられる。同様にデバイスの機能の進化は増加の一途であり、AVKONの元々の開発者の想像を越えている。
後進的な互換性維持の優位性は明白である。しかしながら、時間とともに"遺産"の維持による不利な点が重く頭上にのしかかって来る事になる。そこは確かに公開の討論で陥るポイントだ。(一般的にコンシューマは早い変革を望み、プラットフォームのコード資産を造ってきた開発者は存続を希望する。)この問題は全てのソフトウェアプラットフォームに必ずある側面で、特に複数の市場のセグメントと変化の激しい業界を牽引しようとすれば尚のことである。

AVKON=のろま?そんなに速くない!

それではAVKONは死んでしまった?いいえ、それは事実ではない。まだです。Symbian Foundationはたった今、未来に起きる出来事を開発者に説明する努力を開始したところだ。最初のSymbian^4デバイスは2011年の初頭に市場に登場するはずだ。この点においては、非タッチデバイスはAVKONが使い続けられるという事である。AVKONは将来どこかのポイント(Symbian^5もしくはSymbian^6)でフェーズアウトするだろう。しかし、これはまだ決定事項ではない。
AVKONが終了する期間の途中において(製品のライフサイクル期間が終った後でも)AVKONデバイス(Symbian^1、Symbian^2、Symbian^3)は出荷が続けられる。大まかに見積って1億台(前の四半期は1740万台)の出荷が見込める。現存のインストールベース(225百万台)だけでも有望なマーケットである。AVKONは終焉への過程でも進化を続けていくことになる。Symbian^2において位置情報をトリガーとするものやWidgetがベースとなるホームスクリーンの標準化が含まれ、Symbian^3では先進的なレイヤーや効果の為のグラフィックスのサポートを含む。(かねてからScreenPlayとして知られているものだ。)
あまりにも遠い先のことを得ないという事は重要である。その理由はSymbian Foundationの開放とそれに纏わる来たるべき変化に対するコミュニケーションと議論に対する欲望について聞いたからである。開発者は未来のために計画に従うだろう。これらはSymbianOS9のバイナリの互換性破棄と完全に対照をなしている。OSが公表されて1年の間コミュニケーションが無く、Nokia3250が出荷された事があった。

ここまで

以上の点からポイントを纏めると
・Symbian^4にはQt、Orbit、DirectUIという新たな3つのコンポーネントが提供され、これにより新しいアプリケーションフレームワークとUIレイヤーが提供される。
・S60だけでなくmaemo6にも同じAPIが提供され、開発者は両方のプラットフォームのサポートの負担が軽減される。
・これにより現行のUI、AVKONのAPIは置き換えられアプリケーション互換性は失われる。これにより開発者はSymbian^4においてアプリの書き直しを義務付けられる。
・非タッチオペレーションデバイスに付いては引き続きAVKONが利用されるが、将来的にはこちらも置き換えられる。
・AVKONが将来的にフェードアウトする既成事実は有るものの、今後も利用が続けられる限り進化の手は緩めない。

UIについては、Qtの採用・非採用に関わらず今後も変わって行くのだと思います。S60 5th EditionはOSの進化の過程に有り、今後もSymbian^2や^3においても改良が加えられて行くと思います。一方でS60 3rd Editionについては機能の追加やホームスクリーンWidgetの採用などにより、表層のUIがやや華美になることは予想されますが、基本的なUIは大きく変える事は無いのではないかとも思っています。S60はNokiaの新UIとしてまずは先鋭的なユーザに提供され、徐々にバリエーションを増やすごとに一般化され、現在はSeries40にもほぼ同等のUIが採用されています。いわばNokiaUIとも言うべきもので世界中のNokiaユーザがこのUIに親しんでいるという事実が有ります。ESeriesや非タッチオペレーションデバイスは大きな内部変更を受けたとしても、表層のUIは比較的小変更となるのではとも思っています。

Qt on a Nokia N97 – "Tower" preview. With Webkit!

おまけとしてN97で動くQtです。とても売り物のレベルではありませんが、タッチに特化したUIとスムーズな操作は注目すべきものが有ります。

まあ、今後もSymbianOSの進化には着目したいし、Nokiaのみならず他の携帯電話メーカーの端末にどのように採用されて行くかも着目したいですね。

【MISC】お台場ガンダム再び

正式なお披露目の前に見ていたのですが、昨日2度目の見学に行ってきました。会場に着いたのが夕方の7時近く、前は昼間見たので、夜見るとまた違った趣が有りますね。とにかく驚いたのは人の多さ、会場にぎっしりの人、人、人で移動もままならないくらいです。
ライトアップされている事も有り、夜の方がいいかなと思いました。

前回は正式公開前だったのでライトの点灯はありませんでした。目が点灯しているのが写真からも分かると思います。

背面からバーニアや肩の部分など所々ライトが点灯してるのが分かると思います。

前回見たときは仮囲いに囲まれてみる事が出来ませんでしたが、今回は足を見る事が出来ました。なぜか皆足の中を覗いてましたね。(笑)

毎正時、1時間おきにパフォーマンスが行われています。N97で動画を撮影したので一応貼っておきます。もう少し首の動きとかが、良く撮れれば良かったのですが。

【S60】N86が思ったより良かった件

N86

土曜日の夜ですが秋葉原でプチ飲み会があって参加してきました。まあメンバーはいつもの愉快な仲間達ですが、そこで見せてもらったのがN86。
まあ、正直なめてました。Nokiaのフラグシップを務めてきたのがN95、当然その後継機はデュアルスライド機であるこのN86になるはずなのですが、Nokia的にはハイエンドのフラグシップということでN97を後継機に認定(わざわざN97のお披露目にはN95からモーフィングするビデオを造って後継機を印象付けました。)どちらかと言えば型番からも分る通り、カメラフォン、マルチメディアフォンでN82の後継的な位置付けです。
N97の陰に隠れてしまってやや地味な印象のN86ですが、実機を触ってみて印象は大きく変わりました。
・筐体の質感はN97より上
NSeries史上最強の質感ではないかと思いました。筐体の中に隙間無くものが詰めこまれているという感じで、非常に剛性感の高い筐体です。
上部はアイフォーンというか、TreoProをワンランク上の高級感にした感じで非常に良いものを扱っているという感じがします。
・テンキーパッドのタッチも良い
キーパッドの押したフィーリングはとても好ましいものです。Nokiaはスライドの開閉やこうしたキータッチに非常に気を使っているとの事です。高級機を使っているという感触が十分に伝わってくると思います。

カメラの性能については丁度山根さんがエントリを上げられていますし、既に良い評判が得られていますので問題無いでしょう。

N85という同コンセプトの先代モデルがありますし、派手なUIもありません。新鮮味に欠けるので商業的には大きく成功するモデルとは言い難いと思いますが、手にした方は非常に大きな満足を得られるモデルであると思っています。
Nokiaの隠れた良質モデルじゃないでしょうか。

【Service】【E90】E90にWILLCOM CORE 3GのSIMを挿してみた。

どうもパケ詰まりっぽい現象の起きるN97、N97クレードルでBP-4Lを充電のを界にE90にWILLCOM CORE 3GのSIMを挿してみました。
最初はSIMを認識しなくて焦りました。これは私の思い込みによるミスで、Packetの設定をWhen neededでは無く、When availableにしなくてはならなかったのでした。
これ以降は順調に3Gの電波を掴むようになり、問題無くWebブラウジングが出来るようになりました。
感覚的なものでですが、WILLCOM CORE 3Gとの相性はE90の方が良い感じがします。ちょっとパケ詰まりっぽい挙動を示す場所があるのですが、そこではE90の方が安定して接続出来ている感じです。
さすがにブラウザの出来はN97の方が上なので通信状況が良好な場所ではN97の方が快適なんですけどね。
機動力は劣るものの、キータッチや筐体の造りはなにものにも代えたがいものがあり、最新のスペックにアップデートした後継機種を望みたいところですが。

E90の後継機種E91のリーク写真。外部液晶のサイズは2.4インチになり、OSもS60 3rd FP2になります。(大ウソ←写真)