アーカイブ : 2009年 8月

【MacBook】【N97】HandBrakeでN97の動画をエンコードしてみる

前にも紹介していますが、N97は高いマルチメディア能力を有しています。特にビデオ再生能力は卓越した物が有り1Mbpsを越える高ビットレートのものでも楽々こなしてしまいます。ほんとSymbianとは思えない(笑)
そしてMacで動画エンコードと言えばHandBrake。吊るしの設定PSPでもかなり奇麗に再生されるのですがN97には役不足。N97に合う動画エンコードを探ってみました。

これがデフォルトの設定のPSP、ビットレートは1024kbpsと高いですが、QVGAクラスでは実際再生した場合やや細密感に掛ける画像になってしまいます。このPSPの設定を利用してN97に最適な設定を作って行きたいと思います。

Picture Settingで画像サイズをいじります。Keep aspect raitoのチェックを外しWideを液晶サイズと同じ640に設定します。
ただし、これではレターボックスの様な上下に黒い帯の入る動画が出来てしまいます。フル画面で再生する為に多少画面をトリミングします。まずはHightを352に設定します。サイズ的にはN97に最適化されますが、こうすると人などはかなりひょろ長く表示されてしまって変です。これを補正して行きましょう。
CropでCustumにチェックを入れ中断のパラメータを上げて行きます。横長の画面が徐々に補正されて行きます。

私は左右を36の数値に設定しました。

Audio & Subtitlesの設定です。私は外国映画でもモバイル環境では吹き替えで見る様にしていますのでSourceをJapaneseにしてあります。英語にして字幕(Subtitles)を入れるのも良いと思います。

これで設定は終了です。これでN97のフル画面で再生可能な迫力の動画が出来上がります。A2DPで音声再生を行っても画面が乱れたり、激しく音飛びが起きたりすることはありません。RED CLIFF PartIIはこの設定でエンコードした動画を鑑賞しましたが非常にイイ! N97のマルチメディア再生能力は非常に高いと思います。

【Maemo】N900の実機操作動画

N900 interaction documentary
正式発表があったばかりのN900ですが、早くも実機の操作映像が公開されています。しかもNokia自身からですね。iPhoneとも違うリッチなUIが特徴で、画面の切り替えや遷移はめちゃくちゃ速い!ブラウザの読み込みスピードが判断出来ないのが残念ですが、履歴はタイル上に配置され再読み込みは一瞬(というかキャッシュだよね。NWBの不満は解消?)指で画面上で円を描くと画面が拡大、縮小するジェスチャーなどMaemo5でQtベースにした恩恵がいろいろな所で見る事が出来ます。 視覚効果にかなりの力が入れられています。(QtサポートはMaemo6からでした。)
また、このN900のUIは時期S60 5th EditionのUIを予想するのに十分な材料になります。ほぼ同じ様なUIに統合されるのではないでしょうか。
うわー、まぢこれやべーよ。また物欲度が上昇しました(笑)

【Mobile Movie】本日のモバイルムービー”RED CLIFF PartII”

三国志最大の天下分け目の決戦赤壁の戦いを描く第2弾。PartIが赤壁前夜を描く英雄達の顔観せ興業だとすれば、今回の売りは赤壁の決戦そのもの、非常にスケールの大きい一大スペクタルとして描かれます。
RED CLIFFにはコアな三国志ファンからは不満の声も多いようです。私も原体験が人形劇三国志ですからかなり長らく三国志ファンを続けていますが、意外とRED CLIFFは好きなんです。それは武将達がスーパーマンとして描かれている点からですね。
関羽なんか数十人に槍で抑えつけられても撥ね除けちゃうみたいな。今迄、三国志の本格的映画化とか言っても武将がペシペシ斬り合って引き揚げていくみたいななんとも牧歌的な世界だった訳です。その不満をRED CLIFFはかなり解消してくれたんですね。要はこれって講談なんだと思います。ジョン・ウーという活劇の得意な稀代の講談師が英雄達の物語を語るものな訳です。確かに人間が描き切れていないし、あまりにも悪役然とした曹操のキャラにも深みはありません。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                             

やはりこれって英雄譚でジョン・ウーなりの三国志の世界観があって、それに従って英雄達を縦横無尽に暴れさせるのが本作の魅力だと思います。
ただし、今回のPartIIは英雄達のスーパーマン振りは少々抑え気味、やはり赤壁の大決戦こそが主役であって、それを見せる事に主眼を於いた一大スペクタルですね。

周瑜と趙雲。男達の挽歌よろしく背中合わせで敵に切り込みます(笑)周瑜と言えば三国志演義では孔明の引き立て役ですが堂々とした総司令官ぶり、実際史実の彼は度量の大きい人物だったらしい。

曹操。単純な悪役ではなく、もっと深みのあるキャラクターにして欲しかったですね。俳優さんはうまい人なのですが、折角曹操の複雑な内面を示す部下に自分の息子の話をしたり、詩歌を読んだりするエピーソードを入れてありますがそこまで生かし切れていません。やはり呉に疫病の死体を送るシーンは部下の病状を心配するシーンの後ではと思います。そうすれば部下を思いやる仁徳者の姿と非常な戦人の両方の複雑な内命が描かれたのではないでしょうか。

まさにイメージぴったりの関羽さん。まるで連環画(中国の絵物語みたいなもの)そのまま抜け出てきたようなはまり役。
今回も少ないですがそれなりの見せ場は用意されています。実は三国志演義の前半の主人公は関羽だと言われています。物語の成立時期が他民族王朝支配の時期だった為、道教で神格化されていた漢民族の神様関羽を持ち上げたからだとか。

孔明のキャストを最初聞いた時、金城武ぃーと思いましたが、いやいや新しい孔明像の構築に成功。

という事でコアなファンは思い描いていた英雄たちの映像化(とそのスーパーマン振りを楽しみ)、初心者はこれを入り口に小説や歴史本、マンガなどに手を広げ、かつ大仕掛けのスペクタルを楽しむそんな作品だと思います。
ハリウッド的な大商業主義が鼻に付くとこもありますが(作品とは関係なし)、私は楽しめました。

【S60】【N97】今度はN97 Miniのファーストルック

N97 Miniはvodafoneの偉い人がぽろりしちゃったことで有名になったデバイスで、最近各所でリーク写真が公開され存在が明らかになって来たデバイスです。こちらもMobile-review.comによって堂々公開、来週にNokia Worldを控えリークが加速されているようです。なんとなくNokia的にはこれを容認してる様な気さえしてきます。

写真で見る限り、ルックスは正にN97そのもの。ただしD-Padが廃止されカーソルキーが追加とキーボード廻りに変更が加えられている事が分かります。またキー自体もやや角張り、キーの出っ張りもやや抑えられた気がします。実際にやはりキータッチなどはオリジナルに劣るようです。

外観で最も大きく変わったと感じるのはこの背面でしょうか。バッテリーカバーはESeriesの様な金属製に変更されています。
またカメラのレンズカバーも廃止されています。

N97 MiniはN97の廉価版という事は間違いないと思います。その一番のポイントは内蔵ストレージが32GBから8GBにダウンサイズされている事ですが。一方Cドライブの容量は40MB強から280MBとこれが最終スペックなら大幅な強化がなされています。Cドライブ容量不足はN97の大きな問題でNokia Emailなどを導入するとすぐにメモリが上限に達してしまう事です。
さすがにこれはNokia内部でもまずいと思ったのでしょう。廉価版なのに上位モデルに追随しなかったのは評価出来る所です。

タッチオペレーションや高解像度液晶を体験したいがより一般的な携帯電話サイズで利用したいという人には良い選択だと思います。価格的にも€100程下がる様なので買い易い値段になるでしょう。クリスマスシーズンの一つの目玉になるでしょうね。

【MISC】NOKIAからWWAN内蔵ラップトップPCが登場

Twitterで教えていただいたサプライズ。NOKIAからWWAN内蔵のノートPCが登場しました。ただし噂されていた様にNetbookではなく、NOKIAなりのミニノートということらしいです。

名称はNokia Booklet 3G。バッテリー駆動時間は12時間、通信方式は3G/HSDPA とWiFi(a、g、nサポート)、HDMI ポート (HDビデオ出力)、10.1インチ液晶(HD)、A-GPS内蔵、HDD120GB。重量1.25kg、厚さ2cm詳細については来週開かれるNokia
Worldにて発表されるそうです。

OSは意外にもWindows、もしかしてSymbianやMaemoなんてことも考えていましたが無難にWindowsが選択されたようです。OviMapsがプリインストールされているとの事でGPSと連携した位置情報の取得も出来るでしょう。Netbookと違いポートや通信方式も充実していて低価格ノートという訳ではないようです。

個人的にはWILLCOM CORE 3Gを契約した事とEeePCがかなり辛くなって来た事も有り、WWAN内蔵のNetbookを1台購入しようかなと思っていた事も有り、非常に気になっています。
まあ、色々欲しい物は尽きないですね(笑)

既にYouTubeに動画も公開されています。

Nokia Booklet 3G first video

【Movie】サマーウォーズ見ました

批評家の評価も高く、twitterで非常に評判も良かったので会社帰りにさらっと観てきました。会場は日曜日の夕方にも係らずほぼ満員で大きなプロモーションもやってないのにこれはきちんとヒットしているのだなと思いました。
映画自体は評判に違わぬ良い出来でストーリーも良く出来ていますし、映画的なカタルシスもあって、ちょっと笑わせ、ちょっとほろりとさせるとこもあって見終った後なんとも言えない清涼感があってとても良い感じですね。
後は全編を通して感じる疾走感、取り敢えず冒頭の何気ないバスに乗ってるシーンからなんとも言えないスピード感が最後まで一気に物語を引っ張ります。
トーンは違いますが、ネット時代の映画パトレイバー1みたいな、優れたエンターテイメントだと思います。
という訳でお薦めの一本、観て損は無いと思います。

【OFF Meting】今月も寄り合いに行ってきました

今月もスマートデバイス寄り合いに行ってきました。参加者も比較的多めで今月も推移していて16名ほど。
では、今月のレポートを。今月は写真を多めにしてみました。ちゃんと写真を撮っていたともいう(笑)

・小型QWERTY端末のモック大集合

モック番長な某氏が収集した小型のQWERTY端末が大集合。アメリカ人ってこうした小型のメッセンジャー端末って本当に好きですねという訳でアメリカで販売されているQWERTY端末がクラムシェル、スライドに至るまで。日本だとどうしてもスマートフォンになってしまいますが、こうしたお手軽なメッセンジャーの市場が生れないかしら。
後はNokiaのSurgeと噂の回転する液晶端末にも注目!

・超コンパクトなモバイルルータMiFi

WILLCOM CORE 3Gなど安価な定額通信の登場により、モバイルルータが俄に脚光を浴びています。その大本命と言えるのがこのMiFiです。とにかく非常にコンパクト、ちょっと厚めの名刺ケースサイズ。これでHSDPA/HSUPAモデム内蔵でバッテリー持続時間は実測3時間以上。PHS300を軽く上回る性能がこの小いさなボディに秘められているのです。現在の物欲リストNo.1かも(笑)

・5730XMとE75

コンパクトでカジュアルなQWERTYキーボードを持つ5730XM。オーナーの某氏曰く、なぜ皆これを買わないか分からない。
確かに3万円台前半でこの内容のものは買えないです。金属の質感や高級感は無いけど、持った感じは非常に良い。コストパフォーマンスの高い一台だと思います。

E75と5730XMの兄弟機キーボードを引き出して記念撮影。キーの造りやサイズが微妙に違っている事が分かりますね。

液晶の裏側を見るとE75と5730XMが兄弟機である事が良く分かります。ネジの位置から例の滑車までいっしょ。
しかし全体的な背面の印象は全く違う。うまいですね。

E75の黒、赤のツーショット。白なんかもいいと思いますけどね。

その他、N900の話やモバイル端末のCPUなど話題もいろいろ。今月も楽しく過ごせました。

次回は9月26日(土)に開催予定です。

【Maemo】N900ファーストルック

Mobile-review.comにFirst look at Nokia RX-51 also known as Nokia N900という記事が載りました。発表前の機種の情報がここまで出るというのも異常な事ですが、発表前にスーパーパワーユーザーに端末を触らせせるヨーロッパを羨しく思いますし、こうした先行評価によって開発中の端末が発売中止になる事例を見ていますので、ある意味厳しいなあとも思います。
まあ、そんな訳でfirstlookを見ながらN900の印象などを書いていきたいと思います。N900はコードネームRX-51というある層の人を(←おまえじゃw)喜ばせる名称で最近リーク写真が登場しました。
基本的にはInternetTabletという事で、電話機というよりもWebに接続できる情報端末(インターネットアプライアンス)という位置付けで、今回HSPAに対応しましたが(今まではWiFiのみ)あくまでもスマートフォン化するというより、インフラの整備に応じて対応する通信インフラを増やしたという感じでしょう。
元々NokiaのInternetTabletは北米市場をメインとしたマーケティングがなされており、このN900もiPhone3G登場以降整備されたアメリカの3Gインフラを意識した今日的なアップデートと言えると思います。

ただし、記事はかなり刺激的なことが書いてあります。

端末の立ち位置
なぜNokiaは本命のS60を脇に置いて、Maemoに乗り換えるのか?

これについては、垂直統合的なOSの必要性からMobile-review.comはこの結論を導き出しているようです。
携帯電話、コミュニケータデバイス、ノートPC、MIDに至るまで幅広くサポートできる垂直統合的なOSが必要な事からNokiaはMaemoに軸足を移し、S60はサポートしない方向に向かうと予想を立てています。
では、S60の処遇はどうなるのだろうと言う事についてはSymbian Foundationを中心とした他社による連合が支えていくのだろうと結論付けています。
Nokiaは高性能端末だけを世に送り出している訳ではないので、そこまでドラスティックに変わっていくかは甚だ疑問ですが、先ほどのNokiaの重役によるNetbook参入のコメントなど今後Nokiaがハイエンド分野に置いてMaemoに重点を置いていく事は間違いないと思います。

先代のInternetTablet N810と非常に共通項の多い筐体です。黒いボディが非常に精悍ですね。

アイコンはS60と同じものに変更されています。この間上げたエントリでもコメントしたSymbian^4でQtベースに変更を受ける事によるUI統合の布石でしょうか。内部的な違いはあってもUIの統合は消費者的には歓迎すべき事です。

設定画面、N97のHomescreenGadgetっぽいものになってますね。Maemo4(今回は5)よりかなりのUI変更が見られて、大分普通っぽくなっていますが、レビューアが家族や友人に見せたところNokiaのどの端末とも違うものと感じたようです。
iPhoneと同じCortex-A8が使われているとの事で起動が速く、操作も速いそうです。
その他豊富なスクリーンショットが数多く紹介されていて、リッチなUIやアプリケーションが確認できますので一度覗いてみるといいと思います。

かなり物欲ゲージが上昇しましたね(笑)。InternetTabletは前から1台欲しいと思っていたので、今年のクリスマスはこれを狙おうかな。

【S60】S60 5th Edition向けお台場ガンダム壁紙

お台場で公開中の1/1スケールガンダムの写真を利用してS60 5th Edition向けの壁紙を作成してみました。

ODAIBAGUNDAM_NIGHT01ODAIBAGUNDAM_DAY01ODAIBAGUNDAM_DAY02ODAIBAGUNDAM_NIGHT05ODAIBAGUNDAM_DAY03ODAIBAGUNDAM_DAY04
希望の壁紙をクリックしてダウンロードして下さい。1度のクリックでVOXブログ、更にクリックでFlickrへFlickrでオリジナルサイズを選んでダウンロードして下さい。
N97や5800XMで使えると思います。

【MISC】GoGoSmartphoneTV更新しました

今回はNokia E75とそれに合わせてNokiaの歴代フルキーボードデバイスを紹介しています。


Nokia E75とNokiaのフルキーボードデバイス

よろしかったらご覧下さい。