アーカイブ : 2009年 6月

【S60】E72と5530XMが正式発表に成りました

昨日のtwitterはE72のリ-クで持ち切りでしたが、正式にE72と5530 Xpress Musicの2機種が発表となったようです。

E72
E72はNokiaのアッパ-ミドルクラスのベストセラ-機E71の後継機種と言うべきもので、Nokiaが最も力を入れる機種の一つと言えると思います。
E75は微妙にスペックが落とされていて、リ-マンショック以降のNokiaの苦しい台所事情が反映された端末と思っていましたが、その可能性は捨てきれ
ないものの、純粋なNokia Messagingの普及を担う尖兵の役割を果すややライトな立ち位置の端末と考えた方が自然なのかも知れません。
その意味で同じコストダウンがE72にも行われていると心配していましたが、杞憂に終ったようです。E75で明かにコストダウンが行われたと感じるのが内
蔵メモリの減少ですが、E72は逆にE71の110MBから256MBへと2倍に増えています。厳しいリストラを潜り抜け、反撃体勢にに入った証ではない
でしょうか。
N97と並んで今年後半を牽引する強力なキラ-端末と言えると思います。

一方の5530 Xpress Musicは4桁型番のマルチメディア端末、タッチスクリ-ン対応、キ-レスという事から5800XMの廉価版と言うことも言えます。Nokiaは正直このジャンルで、5800XMの健闘はあるもののSamsungやLG電子の後塵を拝しています。見た目には高級感は無いですが、いいなあと思わせるものがあり、残念ながら3Gに対応していないGSM機ですが、200ユ-ロという値段も相俟って若者には良く売れるのではないでしょうか。アメリカ市場ではこの手の端末が受けるので、正に韓国勢への反攻の狼煙となるかもしれません。

という訳で今年はNokiaにとっては忍従の年で、韓国勢に比べて端末に勢いがないのは仕方ないかなあと思っていましたが、マルチメディアのハイエンド、アップグレ-ドしたベストセラ-の後継機種、普及帯価格の若者向け機種と今年後半来年前半を戦うのに十分な機種が出てきた感じ(機種的にはもう少し必要なんでしょうね。)があります。
リストラに素早く手を付けたのが良かったのでしょうね。この後は、NokiaはS60のプラットフォ-ムをベ-スとしたエコシステムが確立しているのでバリエ-ションを増やしていけば良い訳です。
リストラが終了して、再び攻勢に転じたNokiaの巻き返しがどうなるかという感じですかね。

【S60】【E90】E90を黒筐体に交換(実践編)

E90の筐体の交換を試み、LCDを破損するという大失態を演じた事は既にお知らせしましたが(T^T)、E90の筐体は工数が多く非常に面倒ですが、ビス止めを多用している事が幸いして難易度の高い場所は実はそれ程多く有りません。
実際に行った分解方法を写真を交えながら解説して行きたいと思います、

まずは上部の液晶側からバラして行きます。液晶を開き赤丸された3カ所のビスを外します。工具はトルクスT4です。
液晶下の部分はシールが貼ってありますので、先の尖った安全ピンの先などで筐体を傷つけない様に慎重に剥がします。

3本のビスを外すと外側のカバーが外れる様になります。LCDのカバーを上記写真で言う右側にややずらしていくと外れ易いです。カバーを外したらテンキーパッドと外側の液晶パネルを外します。(すいません、液晶の取り外しの写真は撮り忘れました。)液晶パネルはリボンで基盤と繋がっていますので、オープナーの様な先が平らなもので慎重に取り外します。
忘れては行けないのは、LCDカバーの裏にはマイクモジュールが取り付けられている事です。両面テープで止められていますので軽くドライヤで暖めて外すと良いと思います。(予備パーツの無い場合は再使用します。)

続いて基盤とLCD側ボディを止めている2カ所のビスを取り外します。

合わせて下の2カ所のコネクタを取り外します。ここはコネクタ部分が折れそうな位しなりますので慎重に行います。
右側ならコネクタの左端、左側ならコネクタの右端にオープナーを差し込んでゆっくり力を加えながら外して行きます。

液晶と基盤を繋げているリボンを切り離します。こちらもオープナーを入れて徐々に浮かしながら外して行きます。

赤く囲んだ部分がヒンジから出た金具でボディと液晶側を繋いでいます。軽く嵌っているだけなので押すと外れます。

これが私が大事故を起こして泣く羽目になったLCDの取り外しです。
液晶パネルの取り外しは裏側ではなく写真の様に表側からカバーと液晶間にオープナーを入れて少しづつ液晶を浮かして行きます。オープナーで液晶を傷つける事になりかねませんので液晶保護シートが貼ってある事が望ましいですね。また、液晶は両面テープで止められていますのでドライヤで少し暖めると外れ易くなると思います。

次にボディ側の解体を行います。アンテナカバーと呼ばれる丁度カメラモジュールが有る部分を外します。サービスマニュアルは下の写真のフラッシュの下の爪から外す指示になっていましたが、外れ難かったためボディのコーナー部分から外して行きました。オープナーを差し入れて爪を外して行きます。(ここが一番目の難易度の高いとこですかね。)

先ほど言った外れ難い部分です。コーナー部分から、写真のNOKIAの文字が見える側面部分の側面部分の爪を外した上でボディごと引きはがす様な形で引き剥がしました。

これでアンテナモジュールが見える様になりました。続いて4箇所のビスを外します。
ここでカメラとレコーダーボタンも外しておきます。

これで表側のカバーが外れる様になります。前側は浮きますので、浮いたスペースからキーボードを引き抜きます。

その上でカバーを外して行きます。爪は丁度液晶下のシールの貼ってあった真下と両側のヒンジの脇にあります。
背面側からオープナーを入れて外して行きます。ここがちょっと固くて外れ難いですかね。

続いて基盤を外す為に3箇所のビスを取り外します。液晶パネルをヒンジを中心に裏側にひっくり返します。

矢印の様に基盤をひっくり返すとリボンケーブルが現れます。矢印の所のリボンのコネクタをオープナーを差し込んで外します。

続いてシャーシ部分と基盤を繋いでいる2つのコネクタを外します。ボディと液晶パネル側を繋いでいたものと同じ様なものですね。ここも慎重に取り外します。これで基盤とシャーシが切り離せます。

という事でロジックボードが外れました。

続いてWLAN用のアンテナを外します。これは上に引き抜けば簡単に外れます。

3つのビスを外し、シャーシ部分からアンテナモジュールを引き外します。

これで全体のばらしが終わり、新しい筐体パーツを組み付けて行けます。組み上げはバラしの逆の行程を行えば良いのですが、コネクタの差し込み、アンテナカバーの取り付け(カメラモジュールの部分にカバー側に突起が有るのでそこを差し入れてからはめ込みます。)などがちょっと難易度が高い所でしょうか。分解程は難しく無いと思います。

今回はボディに留まらず、全部をリアルブラックにしたかったためヒンジ、カメラ及びレコーダーボタンまでを交換しました。LCDの破損の様にリスクの有る事なので、誰にでもお薦め出来るものでは有りませんが交換後は非常にリフレッシュされて新しい端末を購入した様な感さえ有りますので、腕に覚えありの方は試してみる価値はあると思います。
手順を間違えなければ、意外と難易度は高く無いですからね。

という事でリアルブラックに変えて以来再び持ち出す様になってます。E90黒すごく良いですよ!

【S60】【E90】E90のファームをアップデート

E90のリアルブラック筐体で気を良くした私、twitterでE90のソフトウェアアップデートが紹介されていたので早速アップデートを行いました。
上記のスクリーンショットからも分かるとおり、300.34.84から400.34.93へのアップデートなのでメジャーなアップデートなはずですが、今のところ大きな違いは無いようです。
多少、キビキビ感が(これもアップデートによるゴミ取り効果でファームアップとは関係ないかも。)増した事と、室内でのカメラ画像の色味改善が見られたくらいでしょうか。今までは室内で撮影するとかなり青っぽいというか不自然な色合いだったのですが、大分一般的な色味に変更されました。

また今回はアップデートに当たって、バックアップをPC Suiteで行わず、Menu/Tools/MemoryでOption Backup Phone Memoryを選びバックアップを行ってから、ソフトウェアアップデートを掛けました。
設定やPIM、一部のサードパーティ性アプリケーションはリストアすることが出来ました。
機能こそシンプルですが、本体だけでバックアップ/リストアが出来るのは心強いですね。

【S60】【E90】E90、ブラックで復活!

黒外装交換中に液晶破損という大失態を演じ再起不能状態になっていたE90ですが、やっとスペアの液晶も届き復活を遂げることが出来ました。やっぱり黒はカッコ良く、E90に惚れ直しました。
気を良くしてPsionからE90に至るまでSymbian歴代フルキーボードデバイスたちと記念撮影。こうしたSymbianデバイスの歴史を振り返っても、私の神機Psionの血脈を僅かですが引き継ぐE90Communicatorはやっぱり私にとって特別な端末です。
実は今回山根師匠に割ってしまった液晶パネルのスペアパーツをお願いしていましたが、いまや中国でも2年が経過したE90のパーツは入手し難く、結局オンラインショップで探すこととなりました。
そして探したのがこちらです。
KLC Finland
E90のレアなパーツが手に入ります。今回は液晶パネルの他にリアルブラックのレコーディングボタン、カメラボタンを入手しました。中国系サイトでパーツが入手し難くなったらこちらをつかうのはあると思います。
E90のスペアバーツ
結局、E90の液晶パネルを破損するという大事故を起こしたために、リアルブラック筐体交換に掛けた費用はE71 1台分くらいになってしまいました(T^T) それでも実はそれ程後悔はありません。やはりリアルブラックに変えた筐体はカッコいいし、外装がリフレッシュされたことにより愛着も増し、またしばらく持ち歩いてみようと思うようになりました。
やっぱりE90はNOKIAにとっても、私にとっても特別な端末です。Communicatorの名前が付けられているのはコイツしかないのですからね。
基本的なサイズはこのままで良いので、もう少し軽く、薄く、現在の水準のCPUを載せて処理速度を向上させた後継機種の発売を望みたいです。

【S60】【N97】超意訳 AASのN97Q&A その1

allaboutsymbianに恒例の大物デバイスQ&AとしてN97が登場しました。前回もE71の登場にあわせてQ&Aの超意訳を行いましたが、今回もカウントダウンの始まったN97に対してやってみようと思います。前回のE71の時も私の英語力の無さと面倒くささで途中で投げ出しましたが今回もその可能性はあります。
この記事が完成する前に実機を入手してしまう可能性はありますから(^^;
まあ意味不明なところはてきとーに誤魔化してありますので、補完するようにしてください。それではどうぞ。

Q.E71、E75、5800の様な"呼吸する光"(スリ-プ中のLEDの瞬きを示していると思われる。)を行ないますか?

A.はい、メニュ-と緑のキ-が微かに光ります。効果としては非常に小さいです。

Q.小売500ポンドの端末が開封後4分もしないうちに、自然に再起動したのがちょっと心配です。

A1.我々が長時間様々な事を試して、ハ-ドに使ってみた結果から公平に見ると。通常の使い方では(ハ-ドな使用時に比べて)より安定しています。

A2.スティ-ブ(A1の解答者)は新しいデバイスをクラッシュさせたり、リセットさせる特殊な能力を持っています。これを最終的な審判とすることは早計かも知れませんが、全てのソフトウエアの安定に関してコメントを行なえると確信しています。

Q.ホ-ムスクリ-ンのWidget(Facebookやその他のサ-ビス)が定期的に更新されるのにはどの位の頻度でインタ-ネットに接続される事になりますか。またユ-ザで設定することは可能ですか?

A.それについては、Widgetの種類によって変わると思います。デ-タについて心配しているなら(個人情報?通信料?)全てのホ-ムスクリ-ン上のコンテンツをOptions Menuのタップ1回で"Offline"に設定出来ます。

Q.FMトランスミッタ-を試していただけませんか?私は音質がカ-ステレオと同じなのか知りたいのです。

A1.この部分についてはまだ試していまませんので、マルチメディアの調査でやろうと思います。

A2.これらは明確に、MP3に圧縮されたデジタルファイルをFM信号に変換する場合の"品質コスト"の問題です。N79やN85と同じ(好意的な)評価だと思います。(私の耳にはFMを通した場合同じクオリティに聞こえます。)
周囲の環境にもよりますが(例えば携帯電話がアンテナに近い)、一般的にはFM放送局と同等と思いました。

Q.N85やN96と比べてカメラのレンズの物理的大きさはどうなってますか。

A.私が教えられる範囲としては、それは同等です。N85やN96と同等の写真やビデオが得られるはずです。フォ-カスの調整はビデオから行なってはいけません!

Q.32GBのmicroSDは動作しましますか?

A.はい、もちろん。100%の保証はありませんが、理論上動くはずです。NOKIAは通常microSDの容量は最大のものをサポ-トしますが、経験からそのカテゴリで動作する任意のサイズを提示します。(例えば、SDカ-ドなら4G8以上、SDHCカ-ドなら32GB以上。)

Q.あなたはビデオチップの存在について唯一言及しています。ただし、他のレビュ-アはこの件に関して何も伝えてくれません。この件についてと、5800XMや他のNOKIAデバイスとのグラフィックス性能の改善がどのようになされているか説明してください。

A.Nokiaはこの件について正式な表明をしていまませんが、N97のカスタムチップの型番は通常より高い事を言ってきました。
これはハ-ドウェアとソフトウェアの両方の最適化がハ-ドウェア/OSの統合推し進めることから推し量れます。
それらはビデオと音楽のエンコ-ディングとデコ-ディングに最も重要です。ただし、一般的な描画性能に直接影響を与える事はありません。あなたの様な一般消費者はオ-ディオ品質やビデオのスム-ズな再生や録画でそれに気付くでしょう。

Q.起動直後の利用可能なRAMはどのくらいですか?

46MBです。私の予想だと、数回のファ-ムアップを経て55MBあたりに増えるものと思っています。

Q.スクリ-ン感度:多くの人が5800よりスクリ-ンの感度が良いといいますがどうですか?静電型のiPhoneと比べてどうですか?

A.5800より僅かに感度は良いですが、iPhoneに匹敵する程ではありません。私はこの些細な違いを気にする人はいないと思っていますが、別の場面で無意識のうちに画面をこすり続ける様な電話は、何度も要らないと思うかも知れません。

Q.Facebookアプリにおいて、NokiaのプロモWebサイトのflashデモはイベントの招待を受け取り、"カレンダ-に保存出来る"と紹介しました。
私はこれを非常に強力なツ-ルと思います。しかしながらこの保存されたカレンダ-はイベントが変更された時(例えば延期の場合)、自動的に変更されるリンクが貼られているのでしょうか?。またカレンダ-のイベントにあるリンクはFacebookに反映されるのでしょうか?

A.イベントのリンクは貼られていません。これはFacebook上で日程が変更されたとしても電話側のカレンダ-は更新されない事を意味します。Facebookに反映させるカレンダ-のリンクはありませんが、カレンダ-のエントリをカスタマイズすることは出来ます。

Q.キ-ボ-ドを開かないでテキストメッセ-ジを送る事は出来ますか?

A.もちろんです。手書き文字入力や数字キ-パッドを利用します。

Q.N82を所有していますが、実際のハ-ドウェアで比較すべきなのはどこでしょうか?N82は素晴しい写真を写す事が出来ます。私はN97に行く事を望んでいますが、このクオリティを失なうのが怖いのです。

A.N97のカメラは良くなるでしょう、またノンフラッシュの場合はN82より良くなります。キセノンフラッシュが無いことには愚痴が出ますが。。。

Q.Skypeについてはどうなったのでしょう?搭載された?されなか

【Movie】ハゲタカを見ました

映画ハゲタカを見てきました。18:30からの上映でしたが入りは7割りというとこでしょうかね。池袋のやや裏ぶれた映画館という事を考えたらまあまあの入りでしょうかね。
映画自体は私は楽しく見ました。TVドラマスペシャル版レベルと思っていましたが、なかなか重厚な感じがしました。まあ某掲示板には逆の事が書いてあったりしますが、ドラマはやや玩具メーカの下りとかマンガチックなところもあって映画版ならではの風格も有った様に思います。

ストーリーは、日本有数の自動車メーカアカマが買収の危機に晒されます。これが劇中に登場する昔の社章からトヨタがモデルであることは明らかです。ここに大空電機の企業再生に手腕を発揮した柴田恭平演じる芝野が経営再建に招かれていましたが、危機に乗じて嘗てのライバルであり、盟友でもあったハゲタカ鷲津に助力を求めます。鷲津は閉鎖的な日本の市場に嫌気がさし、海外で隠遁生活行っていましたが芝野の要請に応えます。
アカマの買収を行うのは無名のファンド、ブルーウォール。実は中国の国家ファンドの傀儡であり、トップの玉鉄演じる劉は日本の基幹産業を手に入れるという使命を帯びていました。
豊富な資金を背景に損益の分界を越えても買収金額を吊り上げるブルーウォールに鷲津ファンドはなす術も無く見えたが、鷲津には逆境を覆す秘策が。。。

てのが大まかなストーリーですが、原作(話は創業者一族を支える社長とその取り巻き達の企業防衛に主点が置かれていて)がハゲタカらしい派手な買収劇の攻防が無かったので、多少物足りないところがありましたがその辺りは十分楽しめる様になっています。エンターテイメント性は十分と言えます。

ただ、鷲津の秘策は強引で、経済的合理性も感じられません。それどころか秩序破壊すら感じるもので、秩序の破壊者に見えながら既得権にしがみつき真の改革を目指さないもの達を正すという鷲津本来のキャラにやや矛盾さえ感じました。
結局、鷲津自身の目的が曖昧だし、単純にこれじゃお人好しな人です。

一方で今回赤いハゲタカと呼ばれる劉は玉鉄の好演もあってなかなか良い感じですが、ちょっとウェット過ぎるかなという感じも無い訳では有りません。これもやや話の焦点がぼける原因になっているのかなと。

総合評価としては経済エンターテイメント映画として非常に楽しく見れました。触れませんでしたが、派遣問題やリーマンショックなどの時流の話題も取り入れられていますがそちらは掘り下げ不足であり、詰め込み過ぎかなという感じが無い訳じゃ有りません。やはり某所では説明不足の件もありましたが、逆に説明過多の面もあり、分かり易く見せなければ行けないというTV固有の特徴を引きずっていてラストの後日譚などは蛇足かなと、その意味ではやはりTV映画なのかもしれませんね。

【S60】【N97】AASのN97詳細レビュー

allaboutsymbianにN97のファーストレビューが載りました。主に外観などについてですが、詳細なレビュー記事になってます。
先行して発売されている5800Xpress Musicに対する改善点などを上げて評価しています。
良い点として
・屋外でも視認性の良い液晶
・造りの良さ
・N95より改善(若干との事ですが)されたカメラ画質
・強力なバッテリー(1500mA)
・内蔵メモリ32GB
・外部ボタン及びDパッドの良さ
・ホームスクリーン上のWidgetの良さ
・バンドルされたサードパーティ製アプリ
・Webでのキネティクスクロール、OviStoreやWebKITベースのアプリ

悪い点
・キーボード配列が特異
・ビデオカメラのフォーカスは無限遠でなく、人物にフォーカスされる様になっている
・低いRAM容量(起動時で45MB、ちなみにE75で60MBを越える)
・ヒンジのスペースーゴミや埃がたまりそう
・ビデオケーブルが無く、ボックスで提供
・ファームウェアの完成度がまだ低い

などです。良点が上回っている感じですね。悪い点は仕方ないとこもありますが、ファームウェアはNOKIAのことだから違い内にきっちりとしたものに仕上げてアップデートが行われるでしょう。

Googleに引っ掛けた翻訳です。

【S60】【N97】N97っていつごろ発売するの?

皆さんも、そろそろそわそわして来ましたね(笑)。各国のNokia公式サイトでプリオーダーが始まったりして、発売日が近い事が予想できるのですが、正式に何時と言う事が発表されているところは少ないようです。
そんな中でallaboutsymbianによるとイギリスの正式販売開始は6月19日(金)と発表されたようです。
アジアはまだ公式発表があるところは無いようですが、山根師匠はもしかしたら香港は来週来るかもという予想をしているようです。
某所でフライング販売が成されたりしたところを見ると、製品版の各国のオペーレタ、メーカショップ、問屋や代理店への発送は開始されている感じですかね。今回も世界同時販売に近い形での販売で行われると予想すると、今月中旬から下旬に掛けて発売されると考えるのがいいんでしょうね。

私も欲しいデバイスは出来るだけ早く入手したいという方なので(笑)、多分色々なとこを探し回るのでしょうが入手先として有力なのは

オンラインショップ系
1shopmobile.com
Clove.co.uk
mphone.co.uk

後はオークションサイトでeBayと言った所でしょうか。1Shopは比較的出荷が早いと思われますが、最早初期はプレミアが付き$100、$200高いのは当たり前で10日間位は値段が落ち着かないでしょうね。
CloveやmPhoneはイギリスのオンラインショップですが、値段的には動きは比較的なく定価よりやや低い値段を付けますが1Shopよりは出荷時期は遅れることが多いです。またCloveは比較的対応がいいですが、mPhoneはあまり良い噂を聞きません。(使ったことが無いのであくまでも伝聞)、まあこの辺はキャンセルも可能なのでうまく抑えとして利用するのも手かもしれません。ここのところのポンド高で価格的なメリットが少なくなってるのも考慮する必要が有ります。

※注意 海外のオンラインショップでの購入をお奨めするものでは無いです。NokiaのSIMフリー端末は販売国でのサポートしか受けられません。修理等のリスクがあるということを考えた場合は、日本のショップで多少高額でも買うという選択肢もあるとお思います。

また、最近では電脳中心買物隊さんMOUMANTAIさんなどのアクセサリー中心のオンラインショップでもこうした大物端末は扱われるようになってます。上記のショップに比べて、やや値段は高めですが、日本語が通じるショップなので安心して利用できるというメリットはあります。

という訳で出物を狙ってネット巡回は欠かせない時期になってきました(笑)

【S60】【satio】Idou改めSatio SonyEricssonより発表

ちょっと遅れてしまいましたが触れない訳にはいきませんので。モバイルの祭典WMC2009で販売を前提としたコンセプトモデルとして鳴り物入りで登場したIdouですがSatioと言う正式名称を得て正式に製品として発表されました。
Sony Ericssonのマルチメディアハイエンドであり、同社のフラグシップモデルとなる端末です。
日本では12Mピクセル超高解像度カメラ携帯として話題になりましたが、山根師匠によるとWMCの時の会場の熱気は今一つだったとか。ヨ-ロッパは景気後退の波が激しく、こうした超ハイエンドが歓迎されないのかも知れません。また親会社Sonyのブランド力低下に伴い、Walkman、Cyber-shot路線に限界が見えており、ソニエリ人気に翳りが見えているのも大きな原因でしょう。(実際シェアは5%程度に急落しており、歯止めが掛からない状態です。)
そこでSatioと新たに発表された2台の端末に期待が掛かるのですが、今までのソニエリとはデザインにやや違う傾向が見られるのですがどうでしょうね。
SaintoはついにS60 5th Editionが搭載される事が発表されました。Symbian FoundationのOSを搭載することになれば当然の流れだと思いますが、ある意味OS戦略でNOKIAの軍門に下ったと言えると思いますし、それ以上にOSを通してのエコシステムの構築に失敗したと言えます。
前から書いていますが、Symbianなどの汎用OSを使う理由は今や開発コストの大半を占めると言われている高機能端末に於いてのソフトウェア開発の工数の低減を図ると共に、端末毎の差別化を容易にするという目的によるものですが、ソニエリはこれがうまく行きませんでした。
NOKIAはこの辺りを周到に推し進め、今やミドルエンド以上の大半の端末のOSをS60に置き換え、独自のエコシステムの構築に成功しています。
ソニエリと言えば、事実上の同社の専用OSであるUIQをハイエンド向けにしか利用せず、しかもフリップ式(UIQのタッチオペレ-ションUIをカスタマイズ)、フロントQWERTY式(UIQのテンキ-パッドUIをカスタマイズ)という2ラインのUI、しかも独自カスタマイズした上にバリエ-ション展開が無いという、コストばかりが伸す愚を演じてしまいました。これでは開発コストが上がるだけでなんの為の汎用OSの採用か分りません。
その後はMotorolaばりのマルチOS戦略にスイッチしましたが、XPERIAが期待したほどヒットせず、かつソニエリの要求クオリティを唯一満たせると思われるHTCとの提携解消でこちらは暗礁に乗り上げている模様。Androidは2.0を待った為にメ-カカスタマイズを行なう時間を考えたら当面の出荷は考え難く、唯一残された道はSymbian S60に頼るしか無いというところでは無いでしょうか。
UIはWMCで発表されたものを見た限りでは、最近のソニエリデバイスに見られるような、PSPやデジタル・レコ-ダ-に見られる親会社Sonyに似かよったものですが、3つのハ-ドキ-とタッチよって操作をおこなうという根本的な操作体系はS60 5thそのものであり、S60向けに開発されたアプリの大半は動作するのではないでしょうか。
デザイン的には背面のレンズカバ-の処理など決してうまくいっているとは言えないなどやや残念な面もありますが、まあ大型液晶とSonyらしい高いAV再生力(この辺りはUIQ時代からNOKIAの上を行く。)で快適なハイエンドマルチメディア端末となる事を期待しています。
買うかと言われれば、既に購入予定のN97とがっつり被りますが、まあこれは責任上?逝かなければならなんでしょうね。