カテゴリー : N9

【MeeGo】【N9】N9 64Gの筐体をシアンに変えました。

N9のカラバリは黒、シアン、マジェンタ、白、でも64Gには黒と白の2色しかないので当然、シアンやマジェンタの64Gが欲しければ筐体交換しかないという事になります。
黒の筐体のUSBポート周りが、何度もポートを開け閉めする事によりささくれ立って来た事ので、思い切ってシアン筐体に変更する事にしました。
筐体を入手したのはここ。USBポートの蓋は無問題から。
併せて、分解時の解説書としてServiceManualもこちらから入手しておきましょう。

工具としては
T4スクリュードライバ
精密ドライバ(+)、(-)
ピンセット
オープンツール
ビスを入れておく灰皿とかの深いお皿状の物
と言った感じでしょうか。

まずは、電源を落としUSBポートの蓋を持ち上げ、SIMトレイを外します。

USBポートの蓋を取り外します。ポートを図の様に垂直に立て、力一杯引き抜きます。相当の力が要りますので、思い切ってやらないと外れません。


ディスプレイをを止めているビスを外します。(T4スクリュー)こちらが正面左側です。


こちらが右側。


液晶を浮かします。精密ドライバ(-)を写真の位置に突っ込み、ネジを回す様にこじります。てこの様にして持ち上げると外れ易いのですが、筐体の淵にドライバの軸が掛かると筐体を凹ましてしまいます。写真の様にこじる(回す)ようにします。(現在の筐体を捨てるつもりならテコを使う方法もあり。)
ドライバを差し込む位置はネジと白いプラスチックの境目です。外れるとプチッと言う音がします。


こちら右側。筐体を凹ませない様に気をつけて作業します。


ディスプレイが浮いた所で、オープンツールで側面から順々に浮かして行きます。オープンツールを入れるとプチプチと爪が外れる音がしてディスプレイが浮いてくるはずです。


上部と側面が浮いたとろで、やや液晶を立て気味にして後方へ引き抜きます。
リボンケーブルで繋がっているので、勢い良く取りはず採用にする事。


ディスプレイのリボンケーブルのコネクタを外します。コネクタは2個あり、オープンツールなどを使って外します。これでディスプレイが外れます。


フロントカメラのブーツ(ゴムカバー)も外しておきましょう。ちなみに最後の組み立てで、これを付けるのを忘れて再度液晶を外したのは内緒です。


続いてバッテリケーブルを外します。これで感電やショートの危険を防止します。

電池(金属プレート)カバーを外します。


金属プレートを止めている3つのビス(T4スクリュー)を外します。抑えのプレートを止める役目もしています。


金属プレートを筐体に止めている6つのネジも外します。


金属プレートを外すと、バッテリが現れてくるので、バッテリを外します。


マザーボードのリボンケーブルも外します。特に左側の方はリボンケーブル自体が下の金属部分にテープで貼付いているので慎重に外してください。勢い良く外すとリボンケーブルを痛める可能性があります。


フロントカメラのリボンケーブルも外します。


マザーボードを止めているビスを外します。


続いて、マザーボードを外します。図の様に一旦、斜めにずらしその後引き出します。イヤーピース部分が筐体に潜っているので引き出す様にします。

この後、フロントカメラのモジュールを取り外しますが筐体に糊で付いていますので慎重にオープンツールを使って引きはがして行きます。


これでパーツ全体の分解が出来ました。モジュール化されていることもありますが、非常にシンプルなパーツ構成と言う事も分かると思います。
NOKIAのスマートフォンが比較的安価なのはこういう所にもあると思います。


これで実際に市場には無いシアン64Gになりました。
分解は一度経験してしまえば、この手のものとしては楽な方だと思います。
(既に某氏がマジェンタで経験されていますが、20分ほどで終わったそうです。
ポイントとしては
・microUSBの蓋は垂直にして勢い良く引き抜く。
・ディスプレイに精密ドライバを入れるときはテコの容量で筐体を使ってこじらず、ドライバを回す様にして浮かす事。
・マザーボードのリボンケーブルは一部筐体に貼付けられている物があるので折らない様にする事。

後はこの手の分解に共通する事ですが、大胆かつ慎重に。ある程度力を込めてメリメリとやらないと外れないですね。

実際に変えてみると、リフレッシュされて気持ちも新たな端末を入手した様な感じ、腕に覚えありの方は試してみると良いかも。
ただし、ご利用は計画的に!

【MeeGo】【N9】N9にPR1.2のアップデート

Nokiaと言えばMWCで808PureViewやLumia610が非常に盛り上がってますが、そのなかで待望のN9のアップデートが行われました。30.2012.07-1、いわゆるPR1.2と呼ばれるものです。
実は2台のN9(^^;の内、64G版はFlasherを使ってサクッとアップデート。16GBマレーシア版に本日、待望のOTAアップデートが来ました。

アップデート一覧にMeeGo Updateが早速アップデートを開始。


そしてサクッとバックアップを取って、アップデートを開始します。


ファイルをダウンロードして(速い回線で行いましょう。)


そしてアップデート開始。アップデートは20〜30分かかり、なかなか進展しないのでちょっといらいらします。(TLでも遅いの声が。)
アップデートが無事完了すると、自動的に再起動してアップデートは完了です。

その後、アプリケーション類のアップデートも同時に行われます。

今回のアップデートで目立つ所と言えば

・ランチャー画面がフォルダに対応した。(iPhoneばりのフォルダにアイコン表示。)
・コピペがスムーズに。選択も画面上をなぞると簡単に反転。気持ちよくコピペが出来ます。
・通知やスクリーンセイバーにFacebookが。Facebookの通知がスクリーンセイバー画面やステイタスバー、通知として表示されます。
・Media Sharing(DLNA)機能に対応。
・画面のカラープロファイル(Nomal、Vivid、Subdude)による切り替え。

気付いた所はそんなところですが、UIも若干スムーズになった気もしますが、アップデート適用前はプチフリ気味だったので何とも言えない所です。
アプリを大量に起動しているとメモリ不足からか、動きが固まる様な挙動を見せた事もありましたが、アップデート後の挙動は緩やかで、タスクマネージャからアプリを幾つか落とせばすぐに挙動が安定するところはいいですね。

本日、1日使ってみましたが安定性は問題ないと感じられました。これ以外にも気付いた事があればまたレポートを上げたいと思います。

【MeeGo】【N9】Qwassr N9版が登場しました!

N900のTwitter・Wassrクライアントとして大変お世話になっているQwassrがついに公開になりました。標準のTwitterクライアントも悪くは無いのですが、機能も乏しく華やかさに欠けます。やはりMaemo-MeeGoユーザならQwassrという事で新しくN9用として生まれ変わったQwassrを紹介したいと思います。

QwassrのアプリケーションはWeb版Qwassrに接続するとダウンロードボタンが表示されますのでそちらからダウンロードします。


TLの画面です。コメントが読み易く余計なバーなどが無くてシンプルでいいです。
文字サイズの変更も可能なので、最近小さいものが厳しい人でも大丈夫です(笑)

また、今回から最大1000件の読み込みが可能になっているとの事。夜間に通信状態で放置しておけば、翌朝コメントを確認できるなんて使い方も可能です。


こちらがMention(返信)の画面です。自分の発言は青、返信は赤はQwassrの特徴です。
返信(Re)、Qt(コメント付RT)、Fa(お気に入り)、RT(公式RT)など標準クライアントより多彩な機能を持ちます。


こちらが作者自らお気に入りと言うConversation機能、文字通りまるでChatでもしているかのように、会話形式でコメントが表示されます。

まだ、開発途上ということでDMが未実装だったり、画像アップ出来なかったりしますが、随時こちらは安定性の向上と共にアップデートされていくと思います。
という訳で、@kimitake さんに感謝。
DLされた方は不具合報告や機能追加や改善要望を出して開発に協力をお願いします。

【MeeGo】【N9】N9で電子書籍、IONIC

色々アプリがないないと言われるN9だが、やっぱりない(爆)まあ、でもそれはiOSやAndroidに比べれれば無いだけである事はあります。
その中で電子書籍のアプリIONICの紹介です。

基本的には電子書籍の標準的なフォーマットであるePubが読めるアプリと考えればいいと思います。
まずはコンテンツの用意。自炊派の神アプリと言うべきChainLPを使います。
とりあえず、スキャナで取り込んだjpegファイルを使いマンガをN9向けに変換してみます。

解像度 WVGA
出力: ePub
ページ補正 単純余白除去
あたりがポイントですが、解像度は

WVGA(480×800)を770に変更しています。
これは縦方向が合わない為に全画面表示が出来ない為に2度のタップ操作をしないと次ページに切り替わらない事を防ぐ為です。
シャープネスやガンマ補正はお好みで。

これで書き出すと、コンテンツの作成は終了です。

N9の閲覧ですがIONICをStoreからダウンロードします。
作成したePubのコンテンツはN9をMassStrageモードでPCに接続しDocumentsフォルダ等にコピーします。


IONICを起動します。
メニューからAdd booksを選択。上の画面が表示されますのでImportボタンを押します。
自動的にコンテンツが読み込まれます。


続いてメニューからLibraryを選びます。
希望する書籍をタップします。


以下の様な書籍の詳細情報が表示されますので、画面下部のツールバーの真ん中のリターンの表示をタップします。


書籍が表示されます。操作はツールバーの上下のアローキーで行います。設定によりボリュームボタンでも行えます。


設定画面。
ボリュームキーを有効にする事やツールバーを非表示にする事が出来ます。
残念ながらswipeによる操作は有効になりませんでした。
ツールバー非表示の設定をした場合はボリュームキーでの操作になります。

Sony Readerを持っているお前が実際に使うのかという指摘はあると思うのですが。。。ありますね(笑) ただ、意外にN9でちょっとした空き時間にコミックなどを読んでいることもあります。
じっくり小説を読む様な場合は適していない気がしますが、手軽に読めるのはいい感じです。

ページ指定で遡りやトップに戻るなど使い勝手として悪い面もありますが、ページ表示のスピードもそこそこで実用性もあります。
今後の進化に期待します。

【MeeGo】【N9】日本語PDFを表示する方法パッケージ版が登場しました。

エントリが一瞬で無用のものになりました(笑)
@kimitakeさんの方でパッケージ化してくれましたので、コマンドラインを叩く必要はありません。
下記リンクからパッケージファイルをダウンロードして導入するだけで日本語フォント埋め込みのPDFが見れるはずです。

poppler-data-for-n9

ということで、コマンドラインが苦手な人も安心して導入できます。
@kimitakeさん、感謝!

【MeeGo】【N9】日本語PDFを表示する方法

N9にはDocumentsというOffice系のビューアアプリがありますが、残念なことにフォント埋め込みのPDFファイルが日本語表示できません。

しかし、Komecha’s blogさんでその解決方法が公開されています。某氏のtwitterのつぶやきに即されて、私もやってみることにしました。実際はこのTips公開されていることは知っていたのですが。。。

さて、方法は全く公開されている通り
まずは、Popplerというファイルの入手から、こちらのリンクからダウンロードします。
なぜかN9で直にDL出来なかったのでPCにDLし、N9にコピーしました。コピーした場所はDownloads以後このフォルダにファイルをコピーした前提で作業を進めます。

まずは公開されている手順に従って、MyDocs以下にoptというフォルダを作成して、DLしてきたpoppler-data-0.4.5.tar.gzをそちらに展開します。

ここでrootを取得します。いつもと同じく

devel-su
password : rootme

上記のコマンドを入力すれば、完了です。
日本語PDFが開けるようになっています。

という訳で、方法を公開してくれたKomechaさんに感謝!
日々、進化するN9。益々、使い勝手が上っています。
ご用法は自己責任でお願いします。

【MeeGo】【N9】N9の日本語入力導入が更に簡単になりました。

MacやWindows95普及以降のGUI慣れきった人にとって(私もそう)Terminalでコマンドをを打ち込むという事は中々慣れないものです。
特にN9の場合、日本語入力の導入には従来、anthyとそのライブラリの二つを導入する必要があり、この2つの導入にはTerminalでコマンドを叩く必要がありましたが、またも@task_jpさんと@kimitakeさんのタッグチームがやってくれました。最新版のanthyのパッケージではGUIでインストールが可能です。ダウンロード→パッケージ導入に合意→インストールという感じで普通に導入できます。
今回からanthy本体とライブラリもワンパッケージ化されたので、その手間も軽減されました。

インストールパッケージはこちらからダウンロードできます。

後はmaliit-Japanese-pluginでもMeeGo-Keyboard-Japaneseでもお好きな方を導入すれば良いです。
益々、敷居が低くなりましたね。@task_jpさんと@kimitakeさんに感謝です。

【MeeGo】【N9】Galleryからtwitterに直接ポストする方法

N9を使っていて不満に思うことの一つにtwitterに画像をアップするのが面倒というのがあります。My Nokia Blogにその不満を解消するTipsを公開してくれたブログの紹介がありました。
そのブログの方法に従って作業したところ、Galleryからtwitterに画像投稿が出来る様になりましたので紹介したいと思います。
尚、この場合Terminalを通じてシステムファイルを弄りますのでトラブルも予想されます。自己責任でお願いします。

まずは、Storeからnanoというエディタを導入しておきます。

Terminalを起動し、rootを取ります。
devel-su
Password rootme
この場合キーボードの上に表示されているTerminal用キーパッドをArrowにしておきます。(この後の作業が色々楽です。)

rootが取れた状態で

nano空/usr/share/accounts/services/twitter-share.service
空はスペースです。

するとこんな感じの画面が表示されると思いますので

Terminal用のキーパッドの↓スクロールを使って

この文字が出るところまで下がります。

バックスペースで下記のように余分な部分を消します。

そしてTerminalのキー上にあるCtrlを押して、キーボードからXを押します。
続けてYを押しリターンを押して作業完了です。

これでGalleryでShare Onlineボタンを押すとTwitter(twitpic)へのリンクが表示されると思います。

では、楽しいtwitterライフを!(笑)

【MeeGo】【N9】N9をPR1.1にしてみました

一部の地域でN9のOSのOTAによるアップデートが始まっています。PR1.1(20.2011.40.4)というバージョンです。OTAで既にアップデートを得られた人もいるようですが、アジア地域はまだ来ていない所が多いようでTLでもOTAで来たと言う人は目にする限り一人くらい。
そんな時、こんなTipsを見掛けました。単体のNokia Software Updater 3.0.495以降を利用するとPR1.1へのアップデートが可能になると言うもの。

早速この方法を試してみました、マレーシア版黒16Gです。

途中でエラーも出ると言う中、何度かのチャレンジで成功しました。N9の画面はアップデート中はこんな感じになります。

アップデートの内容は
・UIの滑らかさと速度の改善
・ロックスクリーンからのMusicの操作
・標準でアプリ終了をスワイプダウンに。
・ビデオ撮影モードに白黒やセピアなどのモードを追加。
・NFCの簡易読み取りにおけるNFCタグの高速化
・通話時のノイズキャンセリングの改善
・マルチタクスとメモリ管理の強化
・スクリーンセイバーにおける充電やカレンダーの表示変更
・Swipe入力の追加

等々。
最初はカクカクした動きでアップデートに失敗したかと思いましたが、使い込むごとに動きは滑らかに(TLでも同様の報告は複数)という不思議が現象を体験しました。その他標準のtwitterクライアントの安定性や動画再生能力の向上、UI操作時のアニメーションエフェクトの効きがやや強くなっている事などを、使ってみて感じました。

サードパーティ製のアプリが再インストールを要求されたり、アカウントなどの初期設定が消えたりしますのでOTAを待つのが良いかもしれません。

【MeeGo】【N9】新たな日本語環境がmeego-keyboard-japanese

また、新たな日本語環境が。まあ正確にはmaliit Japanese Pluginを導入してある事が前提になりますが、かな漢字変換の候補が表示されたり各所に使い勝手を向上させる工夫が見られます。まあ、ダイレクトにその名前ですが、meego-keyboard-Japaneseです。

導入にはmaliitjpと同じくTerminalからのインストール作業が必要になります。

まずはアプリケーションを入手します。入手はこちらから。
PCにダウンロードして、USBのMassStrageモードで繋いで内蔵ストレージの直下に置くか(その場合 /home/user/MyDocs/ に収納)N9で直接ダウンロードする( /home/user/MyDocs/Downloads/に収納されると思います。)かします。

Terminalを起動し、devel-suからパスワードのrootmeを入力し、rootを取得します。
ここでアプリケーションパッケージが収納された階層へ移動

上記に書いた通り、

cd /home/user/MyDocs/ か
cd /home/user/MyDocs/Downloads/ とコマンド打ち階層を移動します。

ここで

dpkg -i meego-keyboard-japanese_0.0.1_armel.deb (パッケージ名はアップデートで変わるので注意)

ここで念のため端末を再起動

Settings>Time and language>Text input で

Active input method をJapanese に
Installed input method でJapaneseを追加します。

これでmeego-keyboard-japaneseの仕様が可能になります。


かな漢字変換では変換候補が表示される様になりました。
候補はタップする事で確定する事も出来ます。


英数字は一見、QWERTYキーボードの様に見えますが実は大文字、小文字や記号などのフリックになっています。

尚、再びmaliitjpに戻したい場合はSettingsでJapaneseに設定した物をEnglishに戻し、Terminalでmaliitjp_jpと入力します。

短期間に日本語環境が充実して嬉しい所です。不満点は文字入力時ややもたつく事がある事とバーチャルキーボードで入力していると言う感覚に欠ける事ですね。この辺はアップデートで改善してくれると思われます。