カテゴリー : Windows Phone

【Windows Phone】【Lumia710】日本語が標準で使えるLumia710

Lumia710はOSにWindows phone 7.5 Mangoを搭載しています。Windows PhoneはMangoから日本語入力やUIの日本語表示にも対応し、Lumia710も日本語環境はフルに対応しています。Nokiaが日本での端末ビジネス撤退以降、久々の標準で日本語環境を搭載した端末になります。

電源入れたらそのまま日本語と言うのはウソでなく、電源を入れるとまず言語を選択する画面が出ます。

ここで日本語を選択すると再起動。これだけで日本語環境が設定されます。


起動後、初期設定画面になりますが、こちらも当然の事ながら日本語化されています。


WindowsLive IDを入力して、次にはNokiaアカウントの設定ですがユーザ名は覚えていてくれたようです。パスワードを入力すれば初期設定も完了。
表紙するほど簡単に日本語利用が出来る様になります。


日本語入力も標準で装備されています。フリック操作で濁音や撥音まで入力出来るカーブフリックが何もしなくても普通に使えます。カーブは文字通り、今までは上下左右の方向へフリックする事によりかなを入力していましたが、それに加えて斜め方向にフリックする事により、濁音や撥音、小文字変更などの操作が行えます。


ただし、気になる点も。写真はMSの公式Twitterアプリですが、テキストボックスのなかでは所謂、中華フォントが表示されてしまっています。
待ち受け画面における縦書きの日付など、まずは中国に対応と言う事情は分かりますが、こうしたアピアランスをきっちり造り込むと言う事は、それだけで高級感出ますし、消費者に対する強いアピールになると思います。
NokiaとMicrosoftには今後アピアランスの改善を強く望みたいと思います:

ここまで簡単に日本語環境が構築出来る(構築する必要性すらない)というのは確かに凄い事です。Nokiaはこの方針を貫いて、日本語を標準で採用し続けて欲しいものです。

【Windows Phone】【Lumia710】Lumia710フォトレビュー

今年最後のガジェットお買い上げだと思います。Lumia710を購入しました。
710はNokia話題のWindows Phone端末Lumia800の姉妹機に当たり、カメラの画素数が8Mから5Mに内蔵ストレージが8Gしか無い事を除けば同等のスペックで、$500オーバーの800に比べるとかなりお買い得な端末と言えます。
単に廉価版とは言えないLumia710の魅力を恒例のフォトレビューでお送りします。


Lumia710のパッケージです。Lumia800やN9と同じ立方体、下にすると落ちる筒型も同じです(笑)シールから分かる通り香港版の市販品。


アクセサリー類は極めてシンプル。ACアダプタ、microUSBケーブル、ステレオヘッドフォン、マニュアル類、残念ながらケースやシリコンカバーの類は入っていませんでした。


筐体はNokiaの従来のデザイントレンドを踏襲しています。これには色々理由があって、N9とLumia800はほぼ同じ筐体が採用されている事は有名ですが、実はこの710もNokia603というSymbian Belleを採用した同じ筐体の端末があります。まだまだアジアなどの国ではSymbian端末の需要がある事もあり、Lumia800のポリカーボネートユニボディの様な先鋭的なものを採用出来ないというとこもあるのでしょう。同じ筐体を採用する事により、コストを下げているのだと思います。
色は黒が多かったので白を選びました。液晶面には透明なガラス(プラスチック?)が貼られており、液晶下のボタンも透明です。この辺りはデザイン的には従来のものを踏襲しながらちょっと違う方向性も見えます。


右側です。左側に見えるのがカメラキー。右側はボリュームキーです。


左側にはボタン類はありません。真ん中にある窪みは、バッテリカバーを外すときここに爪を掛けて引きはがします。


上部には左側から電源ボタン、Φ3.5ステレオジャック、microUSBポート。microUSBポートにカバーはありません。


底面もボタンやポート類はありません。右側に見えるのがストラップホールです。この辺はアジア市場を意識した603の存在があるからですかね。


背面はツルテカな仕上げです。カメラは5Mピクセル、LEDフラッシュライト、下部にはスピーカ穴が見えます。


カメラ部分です。特にレンズカバーは無いので汚れるのは気をつけたいとこですね。薄型追求なのでなかなかレンズカバーは厳しいとこなのかもしれません。


こちらがスピーカー部分。スピーカ下には薄らとNokia 710の文字が見えます。


カバーを取り外してみます。ボリュームキーとカメラキーはカバーに一体化されています。Lumia710はカバーを替えられる事が売りになっていますが、非純正のカバーが登場していないのはこういうところにあるのかもしれません。


バッテリーはBP-3Lというタイプ。1300mAなのでちょっと不安はありますが、バッテリーが交換出来ると言うのはLumia800に対する一つのアドバンテージと言えます。


SIMはLumia800と同じくmicroSIM採用です。SIMスロットは差し込むタイプで取り外しが楽になる様に上部から押し出せる様に上部も空いた状態になっています。


Lumia710を小さい端末と思っている人がいますが、3.7インチ液晶と言う事で800と同等ということもあり、大きさ的には縦方向はN9の方が大きいですが、幅はややN9より狭い程度です。
Windows Phoneのユーザエクスペリエンスを堪能する為にはこの位の液晶サイズは必要かなと思います。


同じWindows Phone端末であるLG Quantum C900と。今までのWindows Phoneはこうした黒い筐体の端末が大半を占めていたと思います。この辺は従来プロシューマとコンシューマの間で中途半端なイメージのあったWindows Mobileのイメージを引きずる事になり、消費者に生まれ変わったと言うイメージを与えにくかった面もあると思います。Lumia800と710はそうしたイメージを払拭し、コンシューマ向けスマートフォンであることをアピールするのには良いデザインを採用したのではないでしょうか。

さて、Lumia710ですが色々この連休を利用して弄ってみました。今後のレビューやUstreamTVなどでその使い勝手を紹介していきたいと思います。

【Nokia】【Windows Phone】主役はWindows Phone Nokia World 2011

“人々がNokiaと聞いて何か特別な事を感じ、経験する様になりたい。”ステファン・エロップCEOはそう語りました。今回のNokia Worldの基調講演は、昨年のSymbian一色のNokia Worldから、衝撃の2.11イベントを経て一転、予想通りWindows Phoneが主役のイベントになりました。

Nokia Worldは新製品の発表の場としてだけではなく、Nokiaの今後の方針を指し示す大切な発表の場でもあります。基調講演の内容を振り返りながらNokiaが示した未来への提案を検証する事にしましょう。

発表は大きく分けて2つありました。ローエンドであるSeries40を中心とした話、Windows Phoneという新しいハイエンド。

“人々が体験を共有する” ”Next Bilion”

Series40の新しいモデル3機種が発表され、いずれもAshaという愛称がついています。200と201のQWERTYキーモデル、300のTouch and Typeモデル、303はTQWERTYとタッチパネルの組み合わせです。
何れも€50〜115程度の戦略的な価格設定がなされており、発展途上国や新興国において急激に存在感を増す中国携帯に対して十分な競争力を持ちます。
通話やSMS中心の単機能携帯からソーシャルネットワークを中心としたコミュニケーションへ、”人々が体験を共有する” “次の10億人の為に”の端末なのです。

そして満を期しての、Windows Phoneの登場。Windows PhoneにもLumiaという愛称がついています。バーニングプラットフォーム以来待っていた、その成果がやっと発表されました。一時は、年内なんとか1機種を投入するという話でしたが、ヨーロッパを皮切りにlumia800とlumia710が投入されます。

“lumiaはNokia最初のWindows Phoneは現在のスマートフォンのデザインとクラフトマンシップの先頭を行く”

lumia800はN9と非常に良くにた筐体で、型番から分かる通り超ハイエンドからはちょっと下に位置する端末、N9と違いカメラボタンを有しますがカメラモジュールやレンズは同じで事実上の兄弟機でしょう。

lumia710はN9と内部的にはほぼ同じ、ハードスペックはやや劣りますがNokia603に良く似た筐体で丸みを帯びてフレンドリー、筐体色も豊富です。

またWindows Phone向けのストリーミング音楽配信サービスMix Radioが発表され無料で提供されます。

今回はSmartDeviceの責任者であるヨー・ハロー氏や工業デザインのMarco Ahtissari氏は登場しませんでしたつまりSymbianやMeeGoが大きく取り上げられる事はなかった事からも、Nokiaの今後の方針が見えてくると思います。
Next Billionに向けたSeries40を中心としたローエンド携帯とWindows Phoneを中心としたミッドレンジ、ハイエンドスマートフォン、2.11の衝撃の金融イベントから示されたスマートフォンプラットフォームの移行、MobilePhoneへの投資は着々と進んでいて戦う準備は整いつつあります。来年度以降、Nokia反攻があるものと十分に期待できます。

尚、今回の発表を受けてまたスマートデバイス寄り合い幹事団でイベントを計画しています。11月末都内某所ということで現在準備を進めています。Nokiaファンの楽しい集まりにしたいと思います。

【Nokia】【Windows Phone】Nokia Connection 2011でWindows Phoneがお披露目される?

6月21よりシンガポールで開催されるNokia Connection 2011は今年度Nokia最大のイベントになるようです。
このイベントでCEOのエロップ氏よりエコシステムやMicrosoftとの新しいパートナーシップに対するプレゼンがあり、モバイルフォン部門の上級副社長マリー・マクドウェル氏より新しいデバイスの発表があるそうです。
スマートデバイス部門の責任者のヨー・ハローさんではなく、モバイルフォン部門の責任者という事が気になりますが、The Nokia blogではWindows Phoneのお披露目があるのでは?と予想しています。確かにWindows Phoneの登場は今年最大のビッグニュースでしょうから、今年度最大のイベントでお披露目というのも信憑性があると思います。もしくは6月にも発表の噂のあったN9という線も有り得ない訳ではないと思います。モバイルフォンということになればもしかしたら今後Nokiaのビジネスを支えていくあれが発表される可能性も。。。
まあ、いずれにしろ楽しみな事であります。6月21日に注目です。

【Windows Phone】【LG Quantum】LG Quantumの日本語環境

Windows Phoneを入手するに当たって一番気になるのは日本語の対応状況じゃないでしょうか。特にアメリカ中心にビジネスが展開されているWindows Phone 7端末では、尚の事心配になるのは当然だと思います。
結論を先に言ってしまうと表示はOK。入力は限定的という感じでしょうか。表示に関しては日本語フォントが搭載されているため、標準アプリ、サードパーティ性共に日本語の表示が可能でした。現在まだ少ない使用状況ですが特に文字化けなどは起きていません。
Internet Explorer、Calendar、Twitter、Seesmic、Surf Cube等々問題無く日本語表示が出来ます。

IEでも日本語表示は問題無し。

ビデオプレイヤーの楽曲表示も問題無し。

twitterクライアントのSeemic。サードパーティ製アプリでも問題ありません。

という訳で日本語表示は心配要りません。問題となるのはやはり日本語入力です。
残念ながら日本語の入力出来るFEPは現在無いようです。iPhoneのATOK Padの様なエディタタイプのものになります。
私が知る限りでは現在2種類あります。Utakata Japanese TexpadとJPinputです。
フルキーボードとの相性が良いので私はUtakata Japanese Texpadを使ってます。Twitter、SMS、メール、検索が出来るので非常に便利。

ハードウェアキーボードからも入力出来ます。日本語はローマ字で普通に入力。スペースキー変換候補選択(青字) Enterで確定、テキストボックスに入力になります。

またタッチで使う場合はフリックにも対応していますので効率良く入力出来ます。ただし変換自体はSocial IMEなのでネット接続必須ですし、変換ももたつき感があるのでTwitterのつぶやき程度が丁度いい感じです。

タッチ操作の場合、フリック入力も出来ます。

NoDOのアップデートでコピー&ペーストに対応しましたので上記のアプリ以外にも貼り付ける事が出来て利用範囲が広がりました。
先日発表された新OS Mangoでは日本語が完全にサポートされ入力が可能になります。iPhoneの様にマルチリンガルな環境が提供されればいいなと思います。

【Windows Phone】【LG Quantum】LG Quantumフォトレビュー

端末購入恒例のフォトレビューをお送りします。LG Quantumの特徴はなんといってもスライドキーボード。フルタッチ大型液晶の多い中ミドルクラスでフルキーボード付きというQuantumの魅力をお伝えできればと思います。

液晶は3.5インチ、解像度は800×480。大型化が進むスマートフォンの中でコンパクトなサイズを保ってます。ボディはマットな感じで滑りにくく持ちやすいです。質感はまあまあ、スライドボディと思えないほどカッチリしたボディはなかなかです。ただし重量176gということでずっしりした重みがあります。

これが最大のデザイン的特徴と言うべきスライドキーボード。動きはスムーズで一定量開くとバネの力で開く感じです。

上部は電源ボタンとオーディオジャックのみ。

右側面はカメラボタンとボリュームキーがあります。

左側面はmicroUSBポートのみ、右側に見えるくぼみはバッテリのカバーを外す時に爪を掛けるところ。

背面は金属製カバー。外す時は力任せに外します。

カメラは5MピクセルでAF対応。マクロも問題なく撮れます。写りもなかなかです。動画も720pのHD対応です。

バッテリは1,500mAという事で平均的なサイズです。感覚的にはExchangeで15分おきにプッシュさせて1日という感じです。

キーボードは4段。クリック感のあるキーボードですが、反発はやや強めで固い感じがしますが打ちやすいキーボードです。左端にある○ぽちはShiftとFnボタンです。これが打ちにくくちょっと残念です。

N8やiPhone4との比較、厚みはありますがほぼ同じようなサイズです。iPhoneはちょっと前まででかいという声がありましたが今やミドル級とは。。。

総じて筐体の造りは良く、全体的に丸みを帯びたデザインなので手の収まりもいいです。激しい競争下にあるスマートフォンビジネスの現状がうかがい知れます。
今後はUIやアプリケーションのレポが出来ればなと思います。

【Nokia】【Windows Phone】NokiaのWindows Phoneがリーク

NokiaのWindows Phone2機種がリーク、名称はW7、W8となるようです。最初のデバイスはW7、WVGAのスクリーンにSnapdragonのCPU、8Mピクセルのカメラ、きょう体はX7に似たものとのこと。
もう1台のW8はデュアルコアCPUと12Mピクセルのカメラという事でN8的なデバイスになるようです。
強力なCPUと新しいOS(Mango)でかなり期待は出来そうです。W7は年末の投入を狙ってるようですがW7が2012 Q1、W8が2012 Q2となるようです。まあ、現段階では噂の域を出ていませんがそのくらいのスペックでしかるべき時期に端末を投入出来ないとまずいでしょうね。Nokiaの奮起に期待したいです。

【Nokia】【Windows Phone】Nokiaに待ち受ける困難

Nokiaの発表した新戦略ですが、これまではエロップCEOの発表やプレスリリースの内容を調べ、なるべくその詳細を伝える努力をしてきたつもりです。エロップ氏はNokiaの状況を燃え盛る北海油田に例えて危機感を表明しましたが、冬の北海に飛び込むリスクも当然ある訳です。それでもやらなくてはならないというのが今回の決断であると思っています。

今回の目的が新しいエコシステムの構築にあることは間違いないですが、それを支える一つの要素としてWindowsPhone採用があります。単純にサポートOSを一つ増やすような事ではなく、今後の主力OSに据え、現在の主力OSであるSymbianをフェードアウトさせようというものです。Symbianは昨年1億台を越える出荷を行っており、決して弱いプラットフォームではありません。しかし、ライバル達の進化に遅れを取り、特にハイエンドの分野でブランドイメージを著しく落としているのが問題なのです。
そこでMeeGoやSymbianのユーザエクスペリエンスを改善し、Qtという共通の開発環境を利用して魅力的なアプリケーションプラットフォームに育て、新たなエコシステム構築するというのがNokiaの戦略でした。多くの人がエロップ氏が強力なリーダーシップを発揮してこの計画を推進してくれると思っていたはずです。
結果としてはエロップ氏はMicrosoftとの戦略的提携を選び、Symbianは将来的フェードアウト、MeeGoは次世代のプラットフォームとして開発は続けられるものの大きく規模を縮小される事となりそうです。
関係各所の反応は様々ですが特に開発者の落胆は大きく、社員の間からも不満の声が上がっています。
当然、大きな改革を行おうとすれば強い抵抗が湧き上がるのは当然の事ながら、もう少し上手な対応が出来なかったのかと思うことも確かです。エロップ氏は今後難しい舵取りを行わざるを得ないのでしょうが、決定を下した以上は成功を勝ち取りNokiaを再び真の業界リーダーに導いてもらいたいものです。
その為にはクリアすべき問題が数多くあります。特にWindowsPhoneは改善すべき問題が数多くあるでしょう。
私はWindowsPhoneに要求される改善点は以下のようなもになると考えています。

・電話としてNokiaの既存のデバイスと同等にする。
WindowsPhoneはiPhoneを非常に強く意識したデバイスであり、UIこそオリジナリティを感じさせるものになりましたが、デバイスの成り立ちやターゲットとする市場は非常に似通ったものです。
つまり、インターネットアプライアンスマシンやマルチメディアプレイヤーとしての性能が重視されており、これをNokiaらしく電話機として使いやすく、バッテリの持ちなども良くしなければなりません。
Nokiaのデバイスはその出荷台数を背景にカスタムチップなどを利用してハードとソフト両方のチューニングを行うことでその持続力を実現すると言われています。WindowsPhoneがこうしたNokiaの事情を考慮している訳もなく、独自のチューニングを施す必要があるでしょう。
また、電話機としての使い勝手は独自の電話ソフト(ダイヤラー)を載せるかもしれないですね。

・WindowsPhoneをローエンドまで対応するワイドレンジなOSにする。
現状のWindowsPhoneは1GHzのCPU、512MBのRAMなどハードウェアの要求水準が高く、事実上ハイエンドのみをターゲットとしたOSです。Symbianは$200から$600までワイドレンジでデバイスをカバーするOSです。Nokiaは他のベンダーと違いOSを改変する権利を得ているそうですが、現在のSymbianの様な$200クラスまでカバーするOSにするにはかなりの改良を施す必要があるでしょう。アプリ互換性を維持しながら小型デバイスや低解像度液晶に対応したり少ないメモリや遅いCPUでも快適に動かす為にはかなりの改良が必要に思われます。
具体的なタイムスケジュールまで入ったSymbianからWindowsPhoneへの移行スケジュールが発表されましたが、5年という長い期間を経て完全移行する背景にはこうしたOS改良の難しさが現れていると思います。
・様々なフォームファクタやバリエーションへの対応
現状のNokiaのスマートフォンラインナップはフルタッチやフルキーボード、テンキースタイルにタブレット型やキャンディバースタイルにスライド型など様々フォームファクタが存在するのに併せてN、E、X、 Cなど用途に合わせたカテゴライズ分けも行われており差別化はソフトウェアにまで及んでいます。こうした差別化の為に独自のアプリケーションの開発なども行われなくてはならないでしょう。
・消費者の信頼の回復
WindowsPhoneはSamsung、LG、HTCというスマートフォンのエクセレントカンパニーが参加したにも係わらず、昨年のクリスマスシーズンの売れ行きは期待外れなものでした。出荷数は200万台程度、これはNokiaの中でもN8ほども売れていません。(N8は300万台とも400万台とも言われています。)また実際売れたのは50万台程度という事で倉庫に在庫が積み重なっているなんていう噂もあります。実際のところ不人気なプラットフォームと言っても差し支えないでしょう。リサーチを行ったところ過去のMicrosoftのモバイルデバイスのイメージからかなりの不信感を消費者が持っている事は確かな様です。不具合と出来の悪い内蔵ソフトウェア、消費者の信頼はかなり低下しており、実際それはシェアという形で表れてしまっています。
これを払拭するためには、まずは良い物作りしかないと思います。それと的確なプロモーション。資源を集中してデバイスを絞り込みブランドイメージを高めるような的確なプロモーションが必要でしょう。

1億5,000万台のスマートフォンを売るというのは非常に困難な挑戦です。ただし、今のところそれが出来るメーカはNokiaしかいません。ただし、それをWindowsPhoneで行うには上記の方法を着実に実行していくしかありません。そして、モア・スピード!スピード感の無さからMeeGoを諦め、Symbianを退役させるのですから今年中にWindowsPhoneをなんとか出荷するなって事では無く、NokiaWorldでWindowsPhoneが3、4台発売できたと発表できるようになって欲しいものです。