カテゴリー : Symbian

【Symbian】【N8】美しいN8のサンプルフォト

FlickrでN8の美しい写真サンプルが公開されています。12Mピクセルという画素数もそうですが、明るいカールツァイスレンズもかなり後押ししてるんじゃないでしょうかね。携帯電話として最も美しい写真が撮れる1台ではないかと思います。

【Symbian】【N8】My-Symbian.comのN8レビュー


発売が今月末と言われてMy-Symbian.comのスーパーパワーユーザMichal Jerz氏のN8レビューです。海外ではこうしたスーパーパワーユーザに発売前の端末を貸し出したりしてレビューをさせたり羨ましい限りですがNokia9210からSymbianデバイスを追いかけているMichal Jerz氏のレビューは一見の価値があります。
ハードウェアとソフトウェアの2編からなるレビューで現在もっともN8を詳細に解説してくれる数少ないものではないでしょうか。
ハードウェア編は外観のファーストインプレから有機ELの印象、CPUとパフォーマンス、メモリ、USB OTG、カメラ性能など。
ソフトウェア編はSymbian^3のUIや操作性、内蔵ソフトウェアなどについて。
また全体的に好印象の部分と残念な部分が纏められています。
個人的にはARM11 680MHzでありながらSonyEricsson VivazのCoretex-A8 720MHzのパフォーマンスを上回るというところですね。新しいGPUが大きく効いているみたいでスマートフォンもリッチUIが採用されるに当たってGPUの性能が大きくものを言うようになっているのかも知れません。
月末の発売が待ちどうしいです。

【Symbian】【E7】新世代のCommunicator E7

Nokia World 2010で最も注目されたスマートフォンはこのE7である事に異論がある方はいないでしょう。古のCommnicator、元祖とも言える9000Commnicatorを登場させて、Commnicatorの血統であることが表明されました。
Communicatorには2つの意味があると思います。一つはNokiaの商品名としてのCommunicator、これはNokiaの代名詞のようになっていることからも分かると思います。もう一つは一般名詞としてのCommunicator、単純訳をすれば通信機器ですが一般的にはハンドヘルドコンピュータ(小さなコンピュータの意味ですがPDAなども内包すると考えて下さい。)に通信機能が搭載されたものです。
9000CommunicatorからE90までOSや通信環境などは時代の流れと共に変更されて来ましたが基本的な成り立ちは大きく変わっていません。
9000Communicatorはまだまだ電話とFAXが中心の時代、PIMやテキストメッセージが重要視された時代です。9210Communicatorで本格的なEメール時代が訪れますが、まだモバイルはWAP中心、スピードもGPRSです。(実は9210はGPRS未対応)そして9500でWLANに対応し低速なWeb環境を強化し、E90でHSPA対応本格的なモバイルインターネットに対応する力を得ました。
そしてE7、Nokiaが公式にCommunicatorの後継機と位置付けたこのマシン。ハードウェア的にはHPLXに携帯電話を括り付けるというルーツに端をなす閉じると携帯、開くとハンドヘルドPCというNokia伝統のCommunicatorのスタイルには別れを告げ、チルトスタイルのヒンジ方式に変わりました。タッチスクリーンによる直感的な動作要望と現在でも携帯電話の最大のコンテンツが通話であることには変わりませんがWeb時代、コミュニケーションの方法は多様化されており以前ほど通話が重要視されていないという側面がそうさせたのでしょう。
単純なモバイルオフィスという事だけでなく、各種のメッセージングサービスやソーシャルネットワークサービスこれらを統合的に扱えてこそWeb時代のCommunicatorと言えるのかもしれません。
快適にWebを閲覧出来る大スクリーンとQWERTYキーボード、Microsoft社の統合メッセージングソフトMobile Communicator、基調講演で最後のプレゼンを行うAnnsi Vanjoki氏が強調していたのがこの点です。
Microsoft Exchangeをサポートするセキュアなメール環境これがビジネスの側面。そして強いマルチメディア性能、720Pの動画撮影機能や8MPのカメラ(F2.8のカールツアイス)、HDMIポートなどこちらも抜かり有りません。

思えばNokia9210は現在では大した事はありませんが当時の最高のマルチメディア性能を備えていましたし、フラグシップとしてこの面をないがしろにして来た訳では有りません。
ただ、良い面ばかりではなくて不安な面も有ります。一つはSymbian^3という事で基本はタッチオペレーションです。せっかくのフルキーボードを持ちますがE90の様に全てをキーボードから操作は出来ないと思われます。またライバル達に劣るCPU性能も気になります。ARM11 680MHz、N8の実機ビデオなどを見る限り十分スムーズだという事は予想出来ますがライバル達は軒並みARM11より一世代新しいA8コアのCPUを使い1GHzオーバーも珍しく有りません。
風の噂にE90の完全な後継機種が企画されていたという事も聞いた事が有ります。今までESeriesはTV出力可能なAVポートを備えてこなかった事からE7はNSeriesからのコンバートも想像出来る事です。全てリーマンショック以降のEUの景気などが陰を落としているのでしょう。
E7はビジネスマン向けのフラグシップとしてNokiaが自信を持って送り出して来たモデルだと思います。N8と同じ最新のNokiaのトレンドデザイン、数多くのソーシャルネットワークサービス(Facebook、twitter、Yahoo!Messenger、GMail、MSNMessanger等々)のサポートや高いマルチメディア性能、フラグシップとして十分消費者にアピール出来ると思います。時代とともに変わるCommunicatorは決して伝統だけを追い求めるのではなくて常に時代に応じた進化をしているのです。