カテゴリー : Symbian

【Symbian】【E7】M-FEP60ProがE7香港版に対応!

本来なら、スマートデバイス寄り合いの報告ということになるんでしょうが、インパクトが強いこのタイトルにしました。

さて、今Nokiaで最もホットな端末といえばE7。香港版が発売されたこともあり、日本人購入者も増えています。
そこで気になるのが日本語化の問題、香港版はかなフォントが含まれていますので問題は色々ありますが日本語の表示は出来ます。やはり気になるのは日本語入力。香港版はかなり優秀な手書き入力が搭載されていますが(かなも手書き可能)やはり、モバイル最強の1台というべきE7のハードウェアキーボードで入力したいというのが人情というものです。

さて、そんな中昨日の寄り合いには1台のE7が登場。香港版です。早速、M-FEP作者であるま〜さん自らM-FEPをインストールしてみましたが、結果はいつものNokiaの呪い(ぉぃ)で一部数字キーが入力される結果に。聞くとこによるとN97とE72の折中の様な変態キーボードであるとのこと。その場でMacBookを取り出しキーマップファイルの編集を始めました。試行錯誤すること2、3回、見事英字、記号共に完璧なキーマップファイルが出来上がりました。

日本語入力も試させてもらいましたが、全く問題なくM-FEPらしく軽くとてもいい感じです。

ま〜さん的には他の言語でのキーマップにも対応したいということなので各国の変態キーボードを入手された方はま〜さんに連絡すると良いと思います。

【Symbian】Symbianは死なず、ただ消え去りもしない

NokiaがWindowsPhoneを採用し主力OSに据えるという事が発表されて、一気に湧き上がって来たのがSymbianは死んだでした。ところが遅れて発表された実際移行のスケジュールを確認すると、動きの速いモバイル業界に置いて5年という猶予を貰っています。

これは前のエントリで触れた通りローエンドからハイエンドまで広い範囲で市場をカバーするSymbianをリプレイスするというのは容易では無いという事です。
考えて見てください。Symbianは今年1億5,000万台の出荷を予定しています。現状では他のベンダー含めて精々1,000万台程度のプラットフォームを1億5,000万台規模のプラットフォームに引き上げる困難さは子供でも分かるはずです。NokiaとMicrosoftはその困難な課題に挑もうとしているのです。
そしてSymbian、金融向けのイベントでは非常に厳しい決断がエロップCEOから告げられましたが一転、MWCでのプレス向けイベントではSymbianファンに多少の安心感を与える発表がありました。

組織再編によりスマートフォンなどを担当することになったSmartDevice部門の責任者ヨー・ハローさんによりSymbian^3の新しいUIが発表がありました。

Symbianは引き続きリニューアルされていく。
最新のエクスペリエンスはover-the-airで提供される
新しい、エキサイティングなSymbian^3端末が登場する
インストールは簡単、ユーザによってコントロールできる

具体的には新しいUIを伴うソフトウェアのアップデートが行われます。これはPR2.0やPR3.0と呼ばれます。PR2.0は機能の追加であり縦画面での仮想QWERTYキーボードや新しいWebブラウザ(v7.3と言われています。)
そしてPR3.0はNokiaがSymbian Foundationに提案書を出していたSymbian^4と呼ばれていたもの。QtベースになりUIが刷新されます。

確かにアイコンデザインが垢抜けて、従来のS60のハードキーのUIを引き摺っていたOptionやExitなどのソフトキーは4つの頻繁に使うメニューに変更されています。
また、今年後半予定されていた1GHzプロッセサを採用した端末も投入されるのとのこと。本当に主力OSの座を下ろされて退役を宣言されたプラットフォームとは思えません(笑)
実際、当面はミッドレンジ以下のスマートフォンのボリュームゾーンを担う分けで実は数年は主力OSの座は失わない事になります。当然、メーカの顔と言うべきフラグシップモデルはWindowsPhoneになる訳ですけどね。

こうしてみると私はWindowsPhoneへの移行は必然であったと思いますが、その発表の仕方は決して上手くなかったと思います。Nokiaは変わるというという事を内外にアピールしたかったのだと思いますが、事実上ハイエンドがWindowsPhone、ミッドレンジがSymbianという体制が数年続く訳です。変化の激しいモバイル業界に置いて5年という年月は予想が付け辛く、もっと開発者を落胆させない方法もあったと思うのですけどね。

ただ、本当にSymbianの死というならこちらでしょう。

今後、開発費は削られ最終的にには0になります。数年の内にSymbianの開発はストップします。進化の激しいモバイル業界に於いて開発の手を止めるというのは死を意味します。それがやはりSymbianにとって致命的なものになると思います。

将来的なSymbianの展望はフランチャイズプラットフォームとしてOEMへの提供がなされます。現在はNTTdocomo(=富士通)が唯一のフランチャイズという事になりますが、将来的なOEM先が登場するかが気になります。

Symbian Foundationの時は採用メーカが参加しやすい仕組みをいくつか用意する試みが行われていました。ハードウェア抽象化インターフェイスのSHAIやリファレンスというべきWild DuckなどこうしたOEM向け技術の開発が継続されているのか気になるところです。
またEUのシリウスプロジェクトに組み込まれたSymbeoseの今後も気になるとこです。上記のSHAIやWild Duckの開発を引き継ぎ、将来はAndoroidでの競合を嫌う新興メーカが採用してくれたらなんて思うんですけどね。

Symbianは死なず、消え去りもしない。

【Symbian】【MeeGo】Nokiaの新戦略についてUstreamTVやりました

昨晩、Nokiaの新戦略 Microsoftとの戦略的提携と銘打ってUstreamTVを行いました。
山根さんの前座という立場を取らず、単独放送でしたが60名の方に見ていただき、またtwitterの方に沢山のコメントをいただきました。Nokiaの大胆な改革案に対する感心が高いことが伺えますし、ご視聴いただいた方にはこの場を借りてお礼を申し上げたいと思います。
内容的には報道されている内容等を元に、出きるだけ中立な立場で客観的にステファン・エロップNokia CEOの発表内容を伝える事を重視しましたがどうだったでしょうか。
当然、SymbianやMeeGoの将来に対する私見も述べさせていただきました。個人的に色々思うことはあるのですが、もうこの方向に走り始めてしまったので、この戦略が成功する事を願うしかありません。
残念ながらiPhone4不調で急遽E5に変えて放送を行ったため録画がうまくできませんでした。
ただ使用したスライドは公開してますので下記からよろしかったらご覧ください。
使用したKeynoteの資料はこちらから見れます。

【Symbian】【MeeGo】Nokiaが新しい戦略を発表

結局、蓋を開けてみれば非常に大変革を感じさせるもので、予想通りステファン・エロップCEOは真の改革者だったという事でしょう。サプライズと言うべきMicrosoftのスティーブ・バルマーCEOを向かえて行われた共同記者会見の内容は正にサプライズでした。
まずはWindowsPhoneプラットフォームの採用。NokiaはWindowsPhoneを最も重要なスマートフォンプラットフォームと位置付け、今後はSymbianデバイスを順次WindowsPhoneに置き換えていく方針のようです。またSymbianは”フランチャイズプラットフォーム”(他社へ供与される的な意味か。)と位置づけるとのこと。MeeGoに関しては将来の市場拡大の為の次世代のデバイスとして長期的な視野で開発を続けていくとのことです。
今回の戦略発表で最も重要視されたのはグローバルなエコシステムの構築であると思います。
NokiaとMicrosoftの提供するサービスにはSNS、メッセージング、検索、決済、位置情報サービス、コンテンツストア、開発者に至まであらゆるものが繋がります。
Symbianについては今後も1億5,000万台程度の出荷を見込んでおり、ユーザエクスペリエンスの進化も引き続き行うそうです。当然Symbian向けのQtフレームワークの開発も行われるそうです。
一気にハイエンド向けのプラットフォームであるWindowsPhoneに移るのは不可能で当面は数百万レベルのユーザをWPで獲得しながら徐々に増やし、Symbianをフェードアウトさせていくという事になるのでしょう。開発の成果はフランチャイズに供与されるという事になります。
OviはSymbianデバイス向けに提供されますがデバイスのフェードアウトと共にこちらも徐々にサービスが停止されると思われます。
アプリやコンテンツの販売に関してはMicrosoftのMarketplaceに統合されていく模様です。
Series40はこのまま、引き続きフューチャーフォン、モバイルフォンのプラットフォームとしてローエンド市場に投入されます。

スマートフォンやそれを含むスマートデバイスがSNSや位置情報サービスなどのWebとの親和性が重視される中で、開発の中心はそれらサービスの発信地である北米という事になるのでしょう。
そう言う意味でGoogleの支配の傘の中に入らず独自のサービスプラットフォームで勝負するにはこの組み合わせという事だったのでしょうね。

長年Symbianを追い続けてきた私としては非常に厳しい発表だと言わざるを得ませんが、Nokiaが独自性を保ち引き続き市場のリーダーシップを握るためには必要な戦略なのかもしれません。
これでSymbianが無くなるわけではありませんし、当面はNokiaの重要なビジネスの核である事には変わりません。Nokiaの造るWindowsPhoneデバイスやMeeGoの今後も含め引き続きNokiaを追い続けて行こうと思います。

【Symbian】【N8】PR1.1 がリリースN8をアップデート

先週C7-00のPR1.1アップデートがリリースされましたが、同様にN8も昨日 PR1.1が来てましたのでアップデートしました。
アップデート自体は非常に簡単でOTAでサクッといけます。
何が良くなったかは中々実感できないというところがホントのとこですが、allaboutsymbian.comによると以下のような改善があるとのことです。
・ Webが7.2.8.10に
・ QuickOfficeとAdobe Readerがアップデート
・ EMailパフォーマンスの改善。Widgetへの未読メールの表示、会議への招待機能など。
・全体的なパフォーマンスの向上。
・横画面でも電話アプリが利用出来る。
等々。

若干ホームスクリーンをスワイプして画面を切り替える場合やや早くなった気がしますが、大きなパーフォマンスの改善はあまり感じられませんでした。
個人的にはEMailのアップデートがうれしいですね。今まで新規や返信の作成がエラーを吐いてましたのでこれが治りました。
気になるのはallaboutsymbian.comとか一部のWebサイトで読み込みが繰り替えされてメモリ不足のエラーと共に落ちてしまう事。
私の環境だけかもしれませんがちょっと残念。ただ、Webの読み込み自体は速くなってますね。

今回のアップデートは前からアナウンスされていた縦画面での仮想QWERTYキーボードやブラウザ7.3へのアップデートではありませんでした。そちらはPR2.0として提供されるとの事です。
そちらも早めの提供を期待したいです。

【Symbian】【E7】E7がフィンランドでプリオーダー開始!

Nokia、なかなかヤキモキさせてくれます(笑)本当にどうなってしまったんだろうというNokia E7ですがやっとフィンランドでプリオーダーが開始されました。2月の上旬にはユーザの手元に渡るようです。まあ予定より2ヶ月遅れ、2010年Q4という約束も守られませんでしたが、N8が四半期で400万台近く売ったらしく、逆に端末を絞り込めたのは良かったのかもしれません(ポジティブシンキング過ぎ?(笑))
まあ、そんな訳で待たされた分ほしいという気持ちも大きいのですがどこで手に入れられるかなかなか争奪戦は厳しそうです。私は幸運にもSymbian Japan Forumで実機に触れることが出来ましたが、本当にハードウェアの出来は素晴らしいです。特にQWERTYキーの押し心地は今までのどのモバイルデバイスと違うフィーリングで素晴らしいと言っておきます。高級ですよ。
また、今回の出荷の遅れの原因はソフトウェアの完成度を上げるためとNokia自身は言っています(私は有機ELディスプレイの調達じゃないかと思ってます。。。)ので、例の50の改良と縦置きのバーチャルキーボード、新しいブラウザなどソフトウェア的にも改善があるでしょう。非常に楽しみです。という訳で早くこいこいE7!

【Symbain】【E5】E5いいですよ。

何か欲しいで買った第2弾はNokia E5-00です。E72の廉価版、もしくはE63の後継機種というポジションですが、バッテリの容量を除けば(後はカメラが単焦点)性能的には遜色なく、基本性能はしっかり抑えられていると思います。
金属が多用されているE72と比べ、筐体品質は安っぽく厚みもややぽってりしています。ただ、その分軽く持ちやすい気がします。
何よりも送料含め21,000円程で買えてしまうコスト・パフォーマンスの高さが魅力ですね。Readerに続き良い買い物をした感じがします。
日本語環境については+J for S60を利用しました。今回購入したE5は英語、フィリピン語で英字キーボードでしたが既にこの言語のキーマップが管理工学研究所(K3)から公開されてておりすんなり導入が出来ました。WiFiで接続した環境で直接K3から+JのZipファイルをダウンロードし、そのままファイルマネージャで開いてインストール出来るのは非常にらくちんです。
また、従来明朝タイプのやや微妙なタイプのフォントが供給されていて不満があったのですが、ゴシックタイプに変更されておりこれで十分と感じました。
キーボードは好みもあると思うのですが、E71より若干大きく柔らかいので私は打ちやすくなっていると思いました。廉価版といえどキーボードの品質が落ちないのはさすがだと思いました。
ContactsはN8からDataTransferでさくっとNokia同士ならこれが出来るから簡単です。
Webは+Jのエンコーダで問題無し、残念ながらdocomoのUSIMではNokia Messagingはサービスとして現れませんでしたので3HKのSIMを利用して設定を行いました。
Mail for ExchangeはGoogleカレンダーの同期だけやってます。こちらも問題ないですね。
これにGravityを入れれば最低限の利用環境は出来上がっちゃいます。
これだけ書くと良い事ばかりの様ですが、気になった事がいくつかあります。
まずは設定やフォルダの階層構造が必ずしも使い易くない方向に変更されてること。例えばインストールされたサードパーティ製アプリはManu/Applications/Installationsという深い階層に置かれます。
これでは深く階層を遡らねばならず非常に面倒です。
またそうした追加アプリケーションの削除でもControl Panel/Settings/Applications以下のApp.mgrでは削除できず、Control Panel/Data mgr.以下のApp.mgr.で削除可能というどうにも理解不能な改変です。
これらも海外商業サイトで批判の的となっているSymbianの猥雑さでSymbian^3でままシンプルなシステム構成にしている点からするとS60 3rd Editionも同じような方向に行って欲しいと思います。

後はカメラやマルチメディア性能は現在の基準からいくとかなり物足りないですね。
動画はQVGA+αレベルですね。H.264もサポートされてますが正直パワー不足です。カメラも5メガピクセルとは言え単焦点は辛いですね。画質も物足りないです。E90の様に3メガでもちゃんとチューニングしてくれればいいんですが。
ま、色々言いましたが良い買い物をしたと思います。2万円そこそこでこの性能は非常にコストパフォーマンス高いですから。
当然電話やメッセージングデバイスとしての使い勝手は全く問題ないです。ちょっと困るのは他のデバイスを使わなくなってしまうことストレートQWERTYデバイスの怖いところはここなんですよね。

【Symbian】久々のUstreamTV、ネタはSymbian

久々のUsteamTVネタはSymbianの過去・現在・未来。
濃ゆい話になっちゃいますが、Nokiaの支配下になったSymbianの現状を踏まえ成り立ちから、現状、未来の話まで私なりに纏めてみました。一度やりたかった企画でもあります。

録画はこちら
懐かしのあのデバイスも登場します。
よろしかったどうぞ。

【Symbian】Symbian FoundationのWebsiteが閉鎖

今年の12月17日をもってSymbian Foundationの全てのwebsaiteを閉鎖するそうです。これはFoundationがSymbianのライセンスと知的財産の管理に移行し、NokiaにOSの開発を移管する過程で起こっている事です。なので決してSymbianは死んだとか言わないように(笑)
またFoundationのwebsiteの全てのコンテンツはDVDやUSBメモリで実費で配布されるということで、これは来年の1月末から開始されるとのこと。今後の開発者サポートはForum Nokiaで行われます。
この情報が昨日はセンセーショナルに扱われましたが注目すべきなのはそこじゃありません。all about symbianの記事を良く読むように(笑)
そこにはSymbian Foundationの最後のカウンシルミーティングの議事録からNokiaの指向する将来の形が指し示されています。

・NokiaにとってSymbainプラットフォームは引き続き重要なビジネスである。S^3ベースの端末は5千万台の出荷を見込んでいる事に変わりはない。
・Nokiaは更にSymbianの開発を推し進める
・Nokiaは将来代わりとなるコミュニティが利用可能なオープンで直接的なモデルを公開する。現在より”オープン性を失うこと無く、無料で柔軟性がある”モデルを目標とする
・Nokiaはカウンシル(協議会)形式の統治を行うつもりはない。
・EPLの維持もしくはまたは代わりのライセンスが加えられるかは決定されなかった。
・Nokiaは認証サービス(Symbian Signed)をいくつかの必要とされる方法を含み移行させる、詳細は未定。
・Nokiaは新しいSymbianプロジェクトの詳細を2011年のQ1の末までに、Nokiaの標準のコミュニケーションチャンネル(プレスリリースやNokia Conversations blog)発表する。

またAASではNokiaはOviなどのNokia独自のサービスやUIのカスタマイズを加えたNokiaのクローズドなOSとオープンなOSの2つを用意すると考察しています。(基本的には大きく変わるものでは無いと予想。)また、カウンシル形式の統治を想定していない所からNokiaが開発方針を自身のみで決定し、意思決定や開発スピードを上げようとする意図も感じられます。従来はカウンシルでの意見調整があったために開発スピードが遅くなってしまったということもあるでしょう。

取りあえずは何度もいいますが、Symbianが死んだわけではありませんから(笑)Nokiaに開発が移行する過程で当然の通過点を通ったに過ぎないと思って下さい。

【Symbian】【N8】N8のアプリケーション

前回のUI紹介で非常に大きなUIの変更点を紹介するのを忘れていました。それはマルチタッチです。対応するアプリケーションではiPhoneの様なピンチ操作が行えます。そうした操作上の改良点も踏まえながらアプリの紹介をしていきます。

・ブラウザ

WebKITベースのブラウザですが基本は従来のものと変わっていません。ただし所々使い勝手の改善があります。一つは検索ボックスがURL入力の下に装備されました。検索サービスはGoogleとbingoのどちらかを選べます。スクロールもかなりスムーズになりました。ページの読み込みも速いですね。Android機等にも遜色はないと思います。難点は一部のWebサイトでレイアウトが大きく崩れる事ですかね。

・Contacts

従来と大きく変わることろはありませんが、検索などは従来よりも見た目が洗練されてUIが速くなった感じです。タイル上に文字が表示され絞り込みで名刺を確定するのですが、いままでは文字候補の切り替わりにもたつくことがあり、誤操作してしまうことも多かったのですがまったく問題なくなりました。
Contactsから電話を掛けるには名刺を長押しします。例のポップアップメニューが出て電話やメール作成の操作を行えます。

・メール

最も大きく変わったと思えるのがこのアプリContacts、Calendar、Note、Webといった主要アプリに大きな変更が無い中でUIや使い勝手に大きな変更が加えられています。
YahooメールやGMailなど主要なサービスの自動設定がサポートされているのは従来通りですが、よりタッチオペレーションに最適化されています。
右上部にあるボタンは受信メールのフィルターになっており、日付順や送り主、未読と言ったフィルタリングをワンタッチで行うことが可能です。
本文を開くと下の方に透過状態の左右の矢印があります。これでメールを一度閉じること無く次のメールを読めます。iPhoneを華麗に模倣しましたね(^^;
スクロールやメール本文を開く速度も速くかなり使い勝手が良くなってます。

・MusicPlayer

これはUIがガラリと変わってますね。まんまiTunesのCoverFlowのUIです。ビックリするほどスムーズに動きます(笑)
日本語の楽曲名の表示も問題無いですね。iTunesでエンコードしたAAC(.m4a)フォーマットのファイルを問題なく再生できます。
アルバムのフォルダ毎Sounds/Digitalフォルダに放り込んでおけばOK、ちゃんとアルバムとして認識します。ただ、相変わらずアルバムアートはiTunesから取得したものじゃないとダメです。
この辺は同じSymbianOSのSatioはVivazは問題なく表示出来るだけになんとかして欲しいなと思います。

・Video Player

Video Playerも進化していますね。Videoという形で統合環境になっていて内蔵ドライブやmicroSDに収められたビデオファイルやYouTubeなどの動画も見られます。特にH.264再生の能力は大幅に向上しており、853×478、ビットレート1500kbpsのiPadで再生しても十分なクオリティの動画を再生出来るようになりました。これはうれしい。

・Photo

フォトビューアアプリですがこちらもUIが結構変更されましたね。写真が隙間無く賽の目の用に並べられた(MeeGoにも共通する)アピアランスに変更されました。マルチタッチにも対応しています。2本指で画像を広げたり、狭めたりする所謂ピンチで、画像の拡大縮小が出来たり、スワイプという指を平行に滑らせる動作で画像を切り替えていくことも出来ます。12Mピクセルで画像サイズは大きくなっているのですが動きはスムーズですね。
またPhoto Editerとも連携していますが、画像をかなり本格的に加工できます。切り抜きやサイズ変更、回転、赤目補正、書き込みやテキスト入力、フレーム追加など携帯電話として十分な機能が備わっています。

その他、現在のトレンドを反映してTwitterやFacebookを一元管理するNokia Socialやビデオ編集アプリのVideo EditerやWebTVなど紹介した主要アプリに以外にもWebコンテンツとの連携を主とするアプリが搭載されています。

こちらも今後紹介して行きたいと思います。