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2015年5月17日の鳥撮りその5

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5月17日の鳥撮りもついに最終回です。多分このブログ最長シリーズです←覚えていない。空抜けばかりでなかなか緑や崖背景の画が撮れないのですが、若鳥さんは良いところを飛んでくれました。

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緑背景はやはり画になりますね。

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大きく木の方へ切り込んでいきます。

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良い姿勢で崖の上の木を飛んでいきます。

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ちょい変顔。

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何か気になったんでしょうか。

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成鳥の全く同じようなポーズを撮った気が。

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若鳥さんの飛びつき。その上には♀さんが。

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近いですねえ。ペアだった♂さんとはここまで近づくのは年が明けたころですからね。

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やはり♂さんがお亡くなりになって、新パートナーとして選ばれたのでしょうか。確かにハヤブサはどちらかが死なない限りパートナーを変えることは無いといいます。しかし子孫を残すパートナーとしてはこの♂さんは若すぎます。もし生涯のパートナーとして選ばれた場合は来年の春は性成熟していないでしょうから雛の誕生は望めなくなります。

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もしかしたらこの若鳥と♀さんは師弟関係?確かに巣立ちして暫くの間若鳥は親のコーチの元、飛び方や狩りを覚えて一種の師弟関係にあります。しかし、夏ごろになると子供達は親から縄張りを追い出されて安住の地を探すことになります。実子でさえそうなのに、多分よそ者である若鳥と師弟関係になるのはありえるのでしょうか。

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学者でも研究者でも無い私にはそんなことは分かりません。答えを見つけるには引き続きこの磯で若鳥さんを追いかけるしかなさそうです。

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これは空抜け。

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ペアが営巣していた崖の方の緑を背景に飛びます。

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♀さんは何を思う。来年の春パートナーに選ぶのはどのハヤブサさんなんでしょうかね。

という訳で5回もお付き合いいただきありがとうございました(笑)若鳥の謎を解くためにも江の島には定期的に訪れようと思います。それが♂さん不在の答えを導き出すかもしれませんしね。

バーダーにとっては鬱陶しい季節がやってきますので、今週末はどこに行こうか悩むところです。ホイホイさんにも逢いたいのですが。。。

2015年5月17日の鳥撮りその4

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5月17日の鳥撮りその4です。崖を外れたところや遥か上空を飛ぶハヤブサさんの状況に諦めて帰る人が続出するなか、元気よく若鳥さんは飛び始めました。

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頭上近くを飛んでくれます。午前中の長い毛づくろいが嘘のように激しく飛び回ります。

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しかし、この若鳥さんは何者なんでしょうか。昨年生まれた雛?それはまず無いと思います。昨年生まれた雛は大柄で母親と同じくらいの大きさでしたので♀だと思います。この若鳥さんは明らかに♀さんより小柄で♂でしょう。

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周辺減光を取り除いただけでこの大きさ、頭上のかなり近い位置です。で、この若鳥さんもしかしたら昨年の夏ここでさかんにトビ相手に戦闘訓練していた個体?でもその若鳥は姿は大分成熟していた感じですし、戦闘能力も高い気がしました。ちょっとこの若鳥さんは飛び出しの失速といいまだまだ頼りない面があります。

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崖に向かって飛ぶ若鳥さん。個人の見解ですがこの若鳥さんは江の島の別の場所で生まれた個体でないかと思います。この場所にはいわゆるよそ者が侵入してきてカッブルが排除する様子を何度か見かけたことがあります。
そうした江の島の別の場所で生まれた若鳥ではないでしょうか。

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若鳥さんは壁面に着陸体勢。

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ちゃくりくー。

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こちらは若鳥さんじゃなくて♀さん。若鳥さんより飛行姿勢が安定しているようにみえます。無い頭を絞って営巣放棄の理由を考えてみました。
1.♂がなんらかの理由で死んでしまった。
2.雛がなんらかの理由でいなくなってしまった。
3.カメラマンの存在を嫌った。

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1は個人的には最も有力な説だと思っています。ご夫婦で鳥撮りしている方に聞いたところ、ハヤブサ♂さんの片目が塞がっていたといいます。トビやカラスとの争いや、他所から来た他のハヤブサとの争い、この怪我が原因で♂が亡くなり、♀1羽では子育てが無理がと判断し営巣を放棄した可能性はあります。

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2つ目の原因の雛が何らかの理由で死んでしまった。これについても幾つか理由が考えられます。まずはトビやカラスなどの天敵にやられた。親鳥が目を離した隙にさらわれる可能性はあります。後は病気になったり崖から落ちる可能性もあります。そもそも論として受精が上手く行っていなかった可能性だってあると思います。お話を聞いたご夫婦も何回か通っていたが雛の姿を見ていないということなのでその可能性はあります。ただそれだと♂さんが居なくなった理由が分からないですね。
後は不埒な輩が雛を奪ったというのもあります。売るバカ、買うバカこういうマーケットが無くならない限りこういう事も起こり得ます。

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崖に戻った若鳥さんは直ぐに出撃。

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これも失速は無いようです。
で3つ目の営巣放棄理由。カメラマンの存在を嫌がった。これもあり得る理由です。カメラマンの数は例年並みかやや少ないかなという感じでしたが、そもそも猛禽類は神経質な鳥さんです。大勢のカメラマンに注目される状況を嫌がった可能性はあります。ただ、これも♂さんがいなくなった理由にはならないですね。もしかしたら子育ての疲れを癒すために別の所へ早々移動した可能性も無くはないとは思いますが。もしこれが理由だとすると自分も反省すべきだと思いますが。

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まだまだ元気に若鳥さんは飛んでくれますので、もう1回行きます。
次回はこの章、最終回緑を飛ぶニュースター編(笑)です。お楽しみに。