タカの渡りを求めての白樺峠遠征の第2回。今回はハチクマさん特集です。ハチクマさんはこれ本当に同じタカ?と言うほど体色や模様に個体差があり、渡り時観察の楽しみの一つです。既に昨年の渡り数くらいはここを渡っており数は少ないことが予想されました。
こちらが当日確認された第1号のハチクマさん。♀さん成鳥中間型ですかね。かなり露出オーバー撮っていたのですが黒画像でした。
こちらも♀さん成鳥中間型。尾羽に細かい縞模様が見えます。これが♂さんだと太い縞模様が2本になります。光彩の黄色と合わせて見分けるポイントですね。
♂さん成鳥暗色型。やっと♂さんの登場です。オセロのコマのような黒い丸い目。尾羽の太く明瞭な2本のライン。特徴がよく分かります。
上の写真は谷を渡ってタカ見の広場上空に来た個体ですが谷渡りをしないで、谷と平行に飛ぶ個体もいます。
幼鳥さん暗色型ですね。嘴が黄色いのと尾に明瞭な縞模様が無いのが見分けのポイント。谷と平行に飛んでくれるのはグリーンバックになって良いのですが、いかんせん遠いし空気のゆらぎが大きいのでキリっとしないですね。
顔だけ見ると♂中間型に見えるのだけど尾に明瞭なラインがないですね。だから幼鳥さんと同定。
こちらははっきりと♂成鳥さんの特徴が分かる個体。黒い目に、太い尾羽のライン。
最後に♂成鳥さん中間型でフィニッシュ。最終的なカウントは130羽オーバーのようでしたが私が確認できたのは写真の通りです。写真を撮りながらですからサシバの群れの中にもっと紛れていたのでしょう。少ないながらも中々のバリエーションで目的はある程度達成されたかなと。さて、次回はタカの渡りも最終回。タカの渡りと言えばこれのタカ柱編です。