カテゴリー別アーカイブ: ハチクマ

2018年9月23日の撮り鳥その2


タカの渡りを求めての白樺峠遠征の第2回。今回はハチクマさん特集です。ハチクマさんはこれ本当に同じタカ?と言うほど体色や模様に個体差があり、渡り時観察の楽しみの一つです。既に昨年の渡り数くらいはここを渡っており数は少ないことが予想されました。


こちらが当日確認された第1号のハチクマさん。♀さん成鳥中間型ですかね。かなり露出オーバー撮っていたのですが黒画像でした。


こちらは黄色い虹彩がばっちり♀さん成鳥暗色型。


横飛びで目の前を通り過ぎていきます。


こちらも♀さん成鳥中間型。尾羽に細かい縞模様が見えます。これが♂さんだと太い縞模様が2本になります。光彩の黄色と合わせて見分けるポイントですね。


♂さん成鳥暗色型。やっと♂さんの登場です。オセロのコマのような黒い丸い目。尾羽の太く明瞭な2本のライン。特徴がよく分かります。


羽裏の鷹班がきれいですね。


上の写真は谷を渡ってタカ見の広場上空に来た個体ですが谷渡りをしないで、谷と平行に飛ぶ個体もいます。


幼鳥さん暗色型ですね。嘴が黄色いのと尾に明瞭な縞模様が無いのが見分けのポイント。谷と平行に飛んでくれるのはグリーンバックになって良いのですが、いかんせん遠いし空気のゆらぎが大きいのでキリっとしないですね。


♀成鳥さん中間型。キレイな個体です。


これは迷ったけど幼鳥さん中間型だと思う。


顔だけ見ると♂中間型に見えるのだけど尾に明瞭なラインがないですね。だから幼鳥さんと同定。


こちらは幼鳥さん暗色型。


先程、谷と平行に飛んでいったタイプとよく似ています。


こちらははっきりと♂成鳥さんの特徴が分かる個体。黒い目に、太い尾羽のライン。


羽がちょっと傷んでますね。


こちらはグリーンバックを飛ぶ♂成鳥さん中間型。


遠いですがグリーンバックはやっぱりいいですね。


最後に♂成鳥さん中間型でフィニッシュ。最終的なカウントは130羽オーバーのようでしたが私が確認できたのは写真の通りです。写真を撮りながらですからサシバの群れの中にもっと紛れていたのでしょう。少ないながらも中々のバリエーションで目的はある程度達成されたかなと。さて、次回はタカの渡りも最終回。タカの渡りと言えばこれのタカ柱編です。

2017年9月24日の撮り鳥その3

9月24日の撮り鳥の第3回。乗鞍から下り、白樺峠へ向かいます。白樺峠へ着いたときは、12時半を過ぎていました。周辺道路は両脇に車が止められている状態。かなり離れたところで車を止めてタカ見のひろばに上がります。タカ見のひろばに着くとギャラリーが沸いています。


まずは単独画像なのですが、頭上に続々とサシバさんが集結してきました。


丁度、ひろば上空に上昇気流が発生していたのでしょうね。


8羽のサシバさんが頭上でタカ柱を作っています。


タカ柱は遠くで見るものと思っていたのでびっくりです。


縦撮りしていましたが横に切り出してみます。


サシバさんはぐんぐん渡っていきます。


これは近いですね。


ハチクマさんも飛びます。昨日より数、バリエーション共に私の滞在時間では少なかったです。


完全なサシバさんデーでしたね。


再びハチクマさん。


暗色型♂さんかな。


頭上近くを抜けていきます。


そして本日のハイライト。写真がヘボで伝わらないのが残念ですが。松本方面の上空に物凄い数のタカ柱が出来ていました。


80羽なんていう声もありましたが、そのくらいはいたかも知れません。この画像はボリュームゾーンを切り出していますが、それでも40羽近くはいると思います。


素直に感動しました。こんなの初めて見たという声もギャラリーから続々と聞こえてきます。14:00過ぎ上空を雲が覆い、ぱたりとタカが飛ばなくなりました。名残惜しいですが、ここで撤収を決めました。速報によるとこの日は1600羽以上のサシバの渡りが観測され、今季3度目のの4ケタ渡りフィーバーとなりました。ヘタレて乗鞍から帰路に着かなくて本当に良かったです。
こんなの見ちゃうとまた来年も行きたくなりますね。という訳で遠征レポート終了です。